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自分の出自は建設職人の父、準看護師をしている母、5歳年上の姉と自分の4人家族でした。
とは言っても姉は母が昔付き合っていた男との間に産まれたので自分から見たら異父姉、種違いの姉弟にります。
当時は父母ともに収入が不安定で風呂付きの賃貸ファミリーマンションに住もうとすると生活費や教育費が圧迫されるという理由で風呂なし六畳一間の格安アパートに住んでいました。
そのため毎日銭湯通いで姉は父と一緒に男湯で入浴し、自分は小学校に上がる頃までは母と女湯に入っていました。
母と入浴するときの日課で、母は当時まだ小さく皮被りだった自分のオチンチンの皮を剥き泡石鹸を使って丁寧に白いカスを指先で取り除き綺麗に洗ってくれました。
大人になってからわかったのですが、普段から皮を剥いて洗うことによって尿道炎の予防になり、仮性包茎になりにくいそうです。
準看護師をしている母ならではの生活の知恵でした。
保育園の卒園が近づいたある日、いつものように銭湯に行きましたが、いつも父と男湯に入っている姉が母・自分と一緒に女湯に入ってきました。
自分は不思議に思っていましたが、その理由はすぐにわかりました。
母が姉に自分のオチンチンの剥き方と洗い方を教えるためでした。
姉は母と違って医学知識がない上に手先が不器用なので最初のうちは痛くて泣きそうでした。
しかし、真剣な目つきで剥き方と洗い方を覚えようとしてくれる姉を見ていると子供ながらに心が震えました。
なぜ、姉が母の代わりをしなくてはいけなくなったかと言うと、母が外来病棟から入院病棟に人事移動することになり忙しくなるので、姉が役目を引き継いだわけです。
というわけで、小学校に上がってからは卒業するまでは姉にシモのお世話というか、ムスコがお世話になりっぱなしでした。
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『船上の狼 (39歳・♂)』さんからの投稿です
ありがとうございます。
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