高校2年生になり俺は文化祭実行委員になった。
委員会活動はクラスで男女1人ずつ決まり、特に文化祭実行委員は相方の女子との関わりが多いことが1年生のときの経験から知っていたからだった。
その代わり仕事が多く面倒なせいか俺以外に希望者はいなく実行委員はすんなり決まった。
クラス替えの直後のため、名前や顔を知らない子が多かった。
文化祭実行委員の女子の欄には
「○○ 世奈(仮名)」
という知らない名前だった。
俺は世奈ちゃんってどの子だろうとワクワクしながら探していた。
4月の席順は出席番号順のため、世奈はどの位置になるか前後の知ってる子から探して見ると・・見つけた!
え、結構可愛いじゃん!!
世奈は二重瞼の丸い小顔にショートの髪、スタイルも良い素敵な女の子だった。
俺は文化祭実行委員の活動が始まるのを楽しみに待っていた。
まだ話してもいないのに、世奈に好意を持っていた。
1か月くらい経ってから初めての実行委員の活動があり、世奈と初めて会話をした。
世奈と話すときは、いつもドキドキしていた。
そのあとも、放課後に打ち合わせしたり世奈と話すことが増えていった。
世奈は何度見ても可愛らしい雰囲気で、制服の胸の膨らみや白い生足をついつい見てしまった。
世奈と一緒に文化祭の仕事ができること、それだけで幸せだった。
文化祭当日。
クラスでお好み焼き屋の店を開き、実行委員の俺たちは教室と調理室の間を行ったりきたりで休む時間もないくらいだったが、世奈は疲れも見せずせっせと働いていた。
そして文化祭も終わると、大きな公園で打ち上げをやろうということになった。
打ち上げには、私服に着替えて来たやんちゃ系の男女が集まった。
世奈は真面目な子だったが、実行委員ということで女子から誘われて来ることになった。
高校生が公園に集まるということは・・酒を飲むということだ。
当時は高校生がコンビニで酒やたばこを買っても黙認される時代だった。
一方、飲食店でアルコールを注文したりはできないのでこんなふうに公園に集まっていた。
公園の芝生の上で円になって酒やつまみを楽しむ俺たち。
世奈ははじめノンアルを飲んでいたが、会が盛り上がって来ると他の子の勧めで酒を飲みはじめた。
公園の暗闇の中で騒ぐ俺たち。
いわゆる、たむろする中高生だった。
そして会がだいぶ進むと、世奈はとろんと朦朧とした様子だった。
「大丈夫?」
まわりの人が声をかけるが、酔っているのか反応がおかしい。
世奈を先に返すということでバス停まで送っていったが、そのとき俺も同じバスに乗り込んだ。
後ろからは
「え?世奈についていくの?」
「何かたくらんでいるなぁww」
という声が聞こえてきたが、俺は単純に世奈を送るだけだった。
バスの中で少し意識がはっきりしてきた世奈と話し、安心してきた。

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世奈は黄色いTシャツを着ていて、胸の膨らみにドキドキした。
そして世奈の最寄りのバス停で降りた。
世奈の家は近くらしいが、すぐに帰ると酒を飲んだことが親にバレてしまうかもしれない。
俺たちは世奈の家から少し離れた公園で時間をつぶすことにした。
世奈のベンチで腰掛けながら向かい合う俺たち。
少しずつ距離が近くなっている感じがした。
目の前には可愛くて胸の膨らみも目立つ素敵な女の子。
俺は世奈に近づくと、世奈の目を見て
「世奈ちゃん、ずっと気になってた。」
「・・そうなの?」
「俺じゃダメかな?」
「・・ううん、考えさせてもらってもいいかな?」
そうは言っても俺は世奈を抱き、世奈も抵抗せずに目を閉じていた。
俺の上半身には世奈の柔らかい胸の感触があり、俺のズボンに触れるスカートや綺麗な生足の感触にも興奮を隠せない。
キスをしたり脱いだりはしなかったが、俺たちはしばらくお互いの体温を感じていた。
世奈の酔いが覚めるまで公園にいるつもりだったが、俺はずっとこの時間が続けばいいのにと思った。
-END-
『トリア(43歳・♂)』さんからの投稿です
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