私が小学校低学年くらいのときの話。
私の家は、両親と兄、姉、私の3人兄妹の5人で暮らしていた。
私たち子供は3人同じ部屋で寝て、父と母は戸襖を隔てて隣の部屋で寝ていた。
ある夜、真夜中に急に目が覚めてしまった。
兄と姉はぐっすり眠っているようだった。
私ももう一眠りしようかなって思っていた。
すると、隣の部屋から何か聞こえる。
父と母の声のようだが、いつもと様子が違う。
私は何かあったのかと思いながら戸襖のほんの数ミリの隙間から中を覗いて見た。
すると、信じられない光景が!
何と父が丸裸で縄で縛られていた。
父の正面には、ネグリジェ姿の母が父を見下ろすように見ていた。
私から見ると父は後ろ姿で、縛られている後ろ手が目立っていた。
テレビ以外で人が縛られているのを見るのは初めてで、すごく衝撃的だった。
母は父を睨むように見たり、怖い声で脅したりしていた。
私は、父が何か悪いことをして怒られているのかなって思っていた。
当時の私の家では家父長制の名残のある時代で、厳格な父が絶対的な権力を持っていて、母は女中のように父に従順だった。
実際、私たちは父に厳しく躾けられていたし、母が父に叱られているのも見たことがある。
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だから父には誰も逆らえないと兄妹誰もが思っていた。
それ故に、戸襖の奥の光景は嘘としか思えないくらい衝撃的だった。
そのあと裸で無抵抗の父は、母に平手打ちされたり、蹴られて倒れたりしていた。
不思議にも父は苦しそうではなく、なぜか嬉しそうにしていた。
縛られたままオチンチン丸出しで倒れている父。
そして父は
「もっと苛めてください!」
と言い、母も人が変わったように
「偉そうにするんじゃないよ!安月給の甲斐性無しが!」
そう言って、また父を殴る蹴る。
さらに爪で父の体を跡がつくくらいに引っ掻いたり。
「ああああ・・」
父の呻き声が聞こえた。
父のオチンチンはなぜか斜め上にそそり立っていた。
私はしばらく眺めていたが、覗いていることがバレたら私も同じ目に遭わされるかもしれないと思い、静かに布団の中に戻った。
隣の部屋の怪しい声はそのあとも聞こえていた。
-END-
『いちよ(58歳・♀)』さんからの投稿です
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