高速道路を飛ばす黒いワゴン車。
静岡から東名高速で来た、何の血縁関係もなく複雑な事情を持ち繋がる3人だった。
37代後半の男が運転する車に、男子高校生と女子高生。
男子高校生は匠(たくみ)という古川財閥の御曹司であり、運転する男は大村という古川財閥の重役、そして女子高生の桜子(さくらこ)は匠と同じ高2の同級生だ。
・・・
「ねぇ、一体どこに行くの?」
桜子が不安そうに聞いた。
匠とは複雑な事情のある桜子だが、今では匠と下の名前で呼ぶくらい距離が縮まっていた。
「東京の都心に行くんですよ。」
「東京?何で?」
桜子は、東京と聞いてわくわくする気持ちもあるが、一方で何の予告もなくなぜという疑問を持った。
「東京にある僕の父の会社の本部に行くためです。これからあなたにも関わることなので紹介しようと思いましてね。」
「そうなの?」
車は首都高速から都心部に入り、そして大きなマンションへ。
地下駐車場に車が入り降りると、3人はエレベーターに乗りマンションの上層階へ。
「うわー、綺麗だね!!」
桜子は綺麗な部屋の様子に喜んでいた。
「今日から僕たちはここで暮らすのです。」
「うん。そっか・・」
桜子は微笑しながらもどことなく不安を感じていた。
マンションの部屋は広いダイニングやリビングがあり、1人1部屋ずつ使える小部屋もあった。
「桜子さんはこの部屋を使ってください。」
「ありがとう!いい感じだね!」
そこは清潔感のある壁やフローリング、綺麗なベッドやクローゼットなども用意されていた。
山のペンションといい東京都心のマンションといいこれだけのものをできるとは、やはり古川の家系の力が感じられる。
続けて匠は
「それと、せっかく東京に来たのであとで洋服などを買いに行きませんか?」
「本当に?いいの?」
「だから言ったでしょう?僕はあなたのためなら何でもできるって。」
「ありがとね。何から何まで・・」
桜子は、匠ににこりと微笑んだ。
そのあと桜子はスーツケースから服や荷物を取り出した。
そして、ひとつひとつクローゼットのハンガーにかけていった。
中には桜子の高校の制服もあり、それを見て微妙な顔になる桜子。
夏休みはまだまだ長いが、桜子がこの制服を着ることがもうあるのだろうかという気持ち。
・・・
そのあと3人は車でまた出かけて行った。
デパートの地下駐車場に着くと、匠と桜子は店内に向かい、大村はなぜか別行動になった。
桜子は「大村さんはどこに行くの?」
「彼は僕たちとは別に行きたいところや、やることがあるんですよ。それに、気を利かせて僕たちを2人きりにしてくれたりしたのかも。」
匠が言うと、桜子は照れ臭そうに笑った。
「わー、可愛い服がいっぱい!」
桜子は割と高そうな服が並ぶお洒落な店で嬉しそうにしていた。
「でも本当にいいの?」
「任せておいてください。」
匠はクレジットカードを取り出した。
桜子の服を何着も買ったため金額はかなりのものになるはずだが、匠は顔色ひとつ変えない。
そのあと、匠は桜子とデパートの中を散策した。
匠は176cmの身長にすらっとした体、整った美顔で、まさに紳士って感じだなぁっと桜子は感じていた。
また桜子は長いおろした黒髪に高級感のある髪留めをしていて、可愛らしい感じのブラウスにスカート、白く長い脚。
傍目には羨ましがられるような美男美女のカップルの2人。
桜子は知らない街でも、傍に匠がいることに大きな安心感があった。
そのあと大村と合流し、その日はデパートのレストランでディナーをした。
3人はビーフステーキのコースを堪能した。
会計のときは大村がクレジットカードで支払ったが、相当な額なことは想像に難くない。
そして、マンションに戻ってきた。
しばらく部屋で1人の時間を過ごす桜子。
充実した1日だったが、もう取り返しのつかないことになっている不安は拭えなかった。
そしてスマートフォンを手に取る桜子。
桜子が今持っているスマホは匠たちに与えられたもので、元々使っていたスマホは静岡のペンションにある金庫の中だ。
だから、桜子が今東京に来ていることは誰も知る由がない。
桜子の両親や友達、そして本来の彼氏である博正が今頃どんなに心配しているかと思うと胸が痛んだ。
だが、桜子は匠や大村を裏切る気持ちはない。
その理由は、桜子にもよく分からなかった。
・・・
その夜。
桜子は匠と部屋のベッドで戯れていた。
裸で抱き合う2人。
桜子は匠に乳房や乳首を撫でられたり匠の舌や唇で舐められたり、また匠の陰茎や陰嚢を撫でたり、摩擦したり。
2人は息を荒くして悶えていた。
そのあと匠は、正常位で桜子に挿入した。
「ああん、あんー!」
桜子は目を細めて淫らな声を出していた。
匠は正面から桜子を抱き、桜子の乳房は匠の上半身で圧迫されていた。
匠も桜子の豊かな胸をはじめ、大好きな女の子の体に興奮が収まらなかった。
匠は桜子の胸を何度も揉み、身体をペロペロと舐め、そして何度も舌と唇を重ねる。
桜子はおかしくなりそうなほど、快楽に悶えていた。
・・・
次の日。
桜子は匠とともにマンション出て、小綺麗な都会の道を歩いていた。
大村は仕事があるのか何処かに行き、桜子と匠は歩いて行くことになった。
桜子は昨日買って貰ったばかりのベージュの可愛らしいワンピースを着て、匠と手を繋いで歩いた。
知らない土地でも、桜子は匠の暖かい手に安心感を感じた。
そして最寄りの地下鉄の駅に入って行く。
2人は浅草に向かった。
「わー、いい雰囲気だね。」
桜子は浅草の雷門を見て喜び、匠もそんな桜子を微笑ましく見ていた。
そして仲見世商店街を歩いて行く。
商店街には老若男女問わず、沢山の人が来ていた。
2人は浅草寺でお詣りをした。
そして、商店街で食事を楽しみ、次に向かったのは銭湯だった。
別に特別なものでもなく、昔ながらのごく普通の銭湯だった。
「じゃあ桜子さん、30分後くらいでいいですか?」
「うん、いいよ。」
そして風呂場に向かうと、そこにいるのは中高年の女性ばかりで、桜子のような若い女の子を珍しそうに見ていた。
そこは富士山と三保の松原の銭湯絵のある昔ながらの銭湯だった。
桜子が生まれ育った静岡の風景が、東京は勿論のこと全国の多くの銭湯で使われているのはいろいろ感じさせるものがある。
そのあと、銭湯の入り口で待ち合わせ。
「桜子さん?すごく綺麗ですよ!」
「そうかな?ありがとね。」
湯上がりの桜子は髪や肌に艶があり、またノーメイクでも自然な美しさがあった。
そのあとは御徒町まで歩いていき、アメヤ横丁の昔ながらの雰囲気を楽しんだ。
そして、そのあと近くの地下鉄で戻って行く。
東京なら、ほぼどこからでも地下鉄に乗れることを不思議に思う桜子だった。
・・・
その夜。
桜子はまた匠の部屋へ。
「桜子さん、ちょっと四つん這いになってください。」
「こう?」
ベッドの上で桜子は犬のように手をベッドについていた。
「そうそう!良い感じですよ。」
「なんか恥ずかしい・・」
桜子の大きな乳房が垂れ下がり、年頃の少女にとっては屈辱的な格好だった。
そのあと、匠は桜子の乳房を揉んだ。
柔らかくて揉み応えのある大きな乳房に興奮が止まない匠。
匠は桜子の上から覆いかぶさるように乗り、上から桜子の乳房を揉んだ。
さらに匠は桜子の乳首を両手で摘んで力を入れる。
「あぁー!あぁー!」
痛さと快楽の混じった感覚に桜子は悶えていた。
そのあと、後ろからは古川の硬い逸物を挿入されて、
「あんー、あっあん!!」
桜子はひたすらに喘いでいた。
古川と桜子は獣の交尾のような格好で激しく戯れていた。
・・・
翌日、桜子は古川の会社に案内されることになった。
古川や大村も正装し、桜子も就活生のように綺麗なスーツに身を固め、長い髪は頭の上で髪留めでまとめていた。
大村の運転する車に乗り、都内のビル群を走る。
そして車はビルの駐車場へ。
そこは古川トランスポートの本社ビルだった。
高級なエレベーターに乗り、上層階へ。
そして12階に着くと
「お待ちしておりました。古川匠様。」
秘書をはじめ社員一同が、匠の前では立ち止まり深々と頭を下げる。
桜子はそれを見て、匠の力に改めて驚いた。
そして会議室に案内される3人。
匠は勿論、大村や桜子も上座に座る。
大村は一見ぶっきらぼうに見えても、古川の相棒を務めているように会社では割と偉い人のようだ。
そして役員が集まり会合が始まった。
匠の簡単な挨拶のあと、
「ところで、そちらの女性はどちら様ですか?」
役員たちの視線ははじめから桜子に集まっていた。
桜子は何を言われるかドキドキしていたが、
「彼女は僕の友人です。」
意外な顔をする役員たち。
「どうしてこちらに?」
「彼女に僕の会社を紹介しに来ただけです。いけませんか?」
「勿論、滅相もございませんが。」
本来なら、匠の婚約者でも恋人でもない桜子はこの場に来ることは考えられないことだった。
それでも匠には逆らえず、ただの友人の女性であってもここに連れてくるからには何か意味があるのだろうと考える役員たちだった。
会合のあと、匠と桜子は秘書に案内されて社内を回る。
エレベーターで桜子は匠に小声で
「あれで良かったの?」
「勿論です。」
古川は端的に言った。
そして社内の至る所を案内された。
古川トランスポートの社屋は複数のビルから成り、系列の会社も含めかなりの規模だった。
そのトップの御曹司が傍らにいることが今でも信じられない桜子だった。
そして夕方になると、マンションに戻って来る3人。
「やっぱりすごいね!楽しかった!」
桜子がニコニコと喜び匠も嬉しそうにしていた。
・・・
夕食を済ませると、桜子はまた匠の部屋へ。
「待ってましたよ。桜子さん。」
「匠ぃー!」
桜子は部屋着のワンピース姿で匠を抱いた。
そして、濃厚なキスをする2人。
桜子は匠に心を奪われていた。
桜子はワンピースを脱ぎ、匠にブラやショーツも脱がされ、さらに匠も裸になり、ベッドに入る2人。
ベッドの中で2人はお互いの体を貪りあっていた。
匠は桜子の乳房を鷲掴みにして、荒々しく揉んだり、乳房そのものを口に含んだり。
そのあとは匠が仰向けになり、桜子の体を下から攻めた。
「匠って、おっぱい好きだよね。」
「そりゃそうですよ。だって桜子さんのって大きくて、可愛らしいし。」
「匠って変態!」
そう言って匠の顔の顔に乳房を押し付ける桜子。
「あぁ、気持ちいい・・」
「匠、口開けて!」
匠が口を開けると、桜子は右の乳房を匠の口の中に丸ごと入れた。
「うぅーん!」
匠は嬉しそうに悶えていた。
「匠、可愛い!」
すると匠は桜子の右乳房を口一杯に含みながら、歯で押さえた。
乳房を匠の口で押さえられている桜子も嬉しそうに笑った。
そのあと匠が口を離すと、桜子の右乳房は少し赤くなり匠の唾液でベトベトになっていた。
桜子はそんな乳房を触り、ニヤニヤとしていた。
そのあとも、匠が下、桜子が上に乗ってプレイを続けていた。
そして、垂直になる匠の逸物を挿入する桜子。
「あぁ、あぁ!!」
桜子は下から来る刺激に痛みを感じながらも悶絶していた。
匠の陰部からは桜子の暖かい感触が伝わり、さらに興奮する匠。
2人は汗をかきながら悶えていた。
そして騎乗位の格好になり、匠の上で悶絶する桜子。
桜子は目を細めて、ずっと腰を振っていた。
桜子の大きな乳房がプルプルと揺れて、匠も興奮していた。
匠は手を伸ばして桜子の乳首を摘んだり。
部屋には桜子の喘ぎ声がずっと響いていた。
そして、しばらくすると
「桜子さん!いきますよ!」
「いいよぉ!いっぱい出して!!」
次の瞬間、暖かくなる陰部に興奮が止まない桜子。
「あぁ、あ、あ、匠!いい!いい!」
終わったあと、桜子が抜くと、匠のゴムには白い子種がたんまり溜まっていた。
桜子はそれを見てニヤニヤと笑った。
そのあともベッドでゆっくりする2人。
匠は右腕で桜子の肩を抱き、桜子は匠の方を向き、目を閉じて寄り添っていた。
すっぴん - 初回1,000円分無料で遊べます
「匠、すごく良かった!」
「僕も桜子さんといられて最高の気分です。」
「明日もずっと一緒だよね?」
「勿論です。」
「嬉しい・・」
桜子はさらに匠に近づき、桜子の乳房が匠に触れて顔が匠のすぐそばにあった。
「明日も色んなことしたいな。」
「どっちのですか?」
「どっちって??」
「昼の楽しみと夜の楽しみと」
「勿論、昼も楽しいけど、夜はもっと楽しみ!!」
「桜子さんって、夜は結構激しいんですね。」
「どういう意味?匠だってそうじゃん!」
「そうですかぁ?」
2人は笑いながら、お互いの身体を弄りあっていた。
つづく
-END-
『あしはらけいじ(25歳・♂)』さんからの投稿です
ありがとうございます。
当コンテンツは、個人による創作実話(フィクション)作品とご理解の上鑑賞ください。当コンテンツには、犯罪的・倫理モラルに反する表現・タブー表現等が含まれる場合がありますが、飽くまでも表現上の誇張としてご理解ください。
※筆者より
「匠」と「古川」、表記が混在していますが、
「古川 匠 (ふるかわ たくみ)」という同じ人物で、前回までに出てきた「古川」と同一人物です。
因みに、匠の相棒「大村」の本名は「大村 武(おおむら たけし)」といいますが、「武」と呼ばれる場面はないので「大村」という表記のままにしています。