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大きめの胸はなんとも言えない張りがあり、ずっと触っていたいような衝動にかられた。
「胸好きなの?ずっと触って…もう…」
東条さんがさらに俺を挑発するように、卑猥に笑った。
「そろそろ直に触って…」
東条さんがブラウスのボタンに指をかけ、スルリと脱いでしまった。
そしてブラにも手をかけて、東条さんの胸があらわになった。
白い肌に、少し赤みをおびた乳首が俺の目の前であらわになった。
東条さんは俺を抱き起こし、俺の頭を抱くような恰好になった。
「お口で吸って…」
東条さんに命じられるがまま、俺は乳首を口に含んだ。
一際大きな声が東条さんの口から漏れた。
口の中で、東条さんの乳首がどんどん硬さを増していくのが分かった。
やがて東条さんは俺の股間に手をのばし、チャックを下ろし、俺のモノを取り出して優しく扱き始めた。
俺は不恰好に、腰をガクガクさせてしまった。
「ふふっ…逃げたらダメよ…」
そう言って東条さんは俺の腰に手を回して扱き続けた。
やがて、あの麻痺したような気持ちいい感覚が襲ってきた。
俺のモノは自分のではないような錯覚をおぼえる程、激しく勃起していた。
身体中の血液が、そこに集中していくような感覚になった。
「気持ちいい?」
「はい…もう…すごいです…」
「じゃあ…もっとすごくなってもらおうかな…」
そう言って東条さんは俺の股間に顔を近づけ、俺のモノを口に含んだ。
今まで経験した事のない感覚に俺は全身をよじらせた。
そんな俺の過敏な反応を気にもせず、東条さんは舌を激しく動かしながら、俺のモノを口で刺激した。
やがて急に絶頂の波が襲っきて、俺は制御不能となって東条さんの口の中で果ててしまった。
俺はしばらく快感に全身を震わせたが、すぐに自分のした行為に気付き、身体を伸ばしてティッシュの箱を取った。
しかし東条さんは首を横に振り、口の中に溜まっていた俺の出したモノを飲み込んでしまった。
「ずっとこうしたかったの…」
そう言って幸せそうに笑う東条さん表情に、俺はもう意識を奪われそうになっていた。
東条さんは再び俺に抱きついてきた。
そしてさっきとは違う優しいキスをしてきた…。
今度は俺もキスに答え、何度も東条さんの唇に自分の唇を押し付けた。
「まだできる…?」
「はい…。でも…、少し休みたいです…」
「ダメ。私もう我慢できないもの」
そう言って東条さんは唯一纏っていた衣服であったパンツを脱ぎ、俺に跨がった。
「ここでまた復活させてあげる…」
そう言って淫靡な顔をしたかと思うと、東条さんは一気に俺のモノを受け入れた。
イッたばかりで敏感になっている俺の神経を、強烈に刺激した。
俺は腰に電流が当てられたかのように震わせ、情けない声を出してしまった。
「はい…もう私だけのものになったわよ…。絶対離してあげないんだから」
東条さんは悶える俺になど全く構わず、リズミカルに腰を動かした。
俺は目の前がチカチカし、本当に星が散らつくような感覚を覚えた。
やがて馴染んできたのか、再び気持ち良さを感じ始めた。
しかし…それと同時に俺の体力は、排水溝に流れる水のようにどんどんと流れ落ちていった。
やがて二度目の絶頂を迎え、俺は喘ぎともいえる声を発して東条さんの中に全てを吐き出した。
初めて高校生の頃の彼女とした時とは、もはや同じ行為とは言い難かった…。
あんなものは完全におままごとのようなものでしかなかった…そう実感した。
完全に果てた俺は、そのまま床の上でぐったりした…。
やがて東条さんが俺の身体から離れ、俺を引き起こした。
「ほら…ベッドまで頑張って…。このまま一緒に寝ちゃいましょ」
俺は東条さんに引きずられるようにしてなんとか立ち上がり、ベッドになだれ込んだ。
そして東条さんも隣に寝転び、二人で下着一枚のまま布団に入った。
そして、俺の意識は眠りの中に落ちていった…。
次の日の朝…。
目が覚めると、東条さんの姿はなかった。
俺は部屋中を見回したが、やはりいない。
しかし、テーブルの上に書き置きの紙があるのが目に止まった。
『昨日の夜はありがとう。あんな満たされた気分になったのは生まれて初めてだったかもしれない。前以上に○○君のこと、好きになったわ。でも私が1番望んでるのは君の幸せ。もしも今の一時の状況だけで私を選んだら、きっと君は後悔する。智美への想い、大事にしなさい』
俺はその書き置きを読みながら、胸の奥から、得体の知れない熱いものが込み上げてきているのを感じた。
『私、この間旦那と別れたわ。だから、昨日の事は、○○君にとって別に不倫でもなんでもないから安心しなさい。若い君に不倫なんて汚い物を押し付けるわけにはいかないものね。私はしばらく実家に帰ります。こっちに戻ってくるかどうかはわからない。けど、昨夜の事は私、一生忘れない。ずっと○○君の事が好きよ。楽しい時間をありがとう。元気でね。』
書き置きはそこで終わっていた。
俺はその場に崩れ落ちた…。
声は出ないのに、涙だけが目からとめどなく流れた。
昨晩の俺は、別に気の迷いや一時の感情で東条さんを抱いたワケではなかった。
東条さんが俺を想ってくれる気持ちに触れ、俺は東条さんこそ愛するべき人なのだと確信した。
だから東条さんと身体を重ねた…。
それなのに…東条さんはすでに覚悟をしていたのだ。
真に俺の事を想い、智美さんへの気持ちを貫かせるために自分は身を引いた…。
俺は…何も分かっていなかった。
本当にはじめから…。
智美さんや東条さんのような綺麗な年上の女性と知り合い、そして可愛がられ、ただ有頂天になってた馬鹿な男…。
智美さんに想いが伝わらないからといって自分一人で悲劇のヒーローを演じてた…。
自分がもし他人なら、ボコボコに殴りつけてやりたい…。
頭の中に、俺の大好きな人たちの顔が浮かんできた…。
俺を小突きながらも、包み込むように優しく笑いかけてくれた宮岸さん…。
いつも俺を惑わすような事ばかり言いながら、俺を一途に想ってくれていた東条さん…。
そして…、あの時俺がツナサンドにがっつく姿を見てクスクス笑っていたことから全てが始まり、俺を弟とまで思ってくれ、どこまでも深い愛をくれた智美さん…。
三人とも、俺の事を本当に愛してくれていた。
だが、俺はそれをただ『気分がいい』という感情だけで受け取り、あげくには智美さん達の友情にまで亀裂を走らせた。
俺は一体…なんなんだ…?
これだけたくさんの想いを三人から与えられて、俺は何かお返しはできたのか…?
もう…なにもかもが壊れていくような気がした…
起きたら東条さんがいなくなっていたその日、俺は初めて智美さんの店での仕事を休んだ。
体調不良と智美さんには連絡した。
もちろん嘘っぱちだ…。
ただその日は、智美さんに平気な顔で会う事ができなかったのだ。
電話口で智美さんは大層心配していた。
「店を臨時休業にし、看病しに行く」
とまで言ってくれた。
しかし…俺はそんな智美さんの優しさが逆に痛かった。
「今日一日ゆっくり寝れば、よくなると思いますから…」
そう言って智美さんをなんとか安心させようとした。
釈然としないようではあったが、智美さんは
「絶対に起きたらダメよ!なんかあったら電話しなさい。すぐにそっち行くから」
そう言って電話を切った。
俺は大きく溜息をつき、ベッドに倒れ込んだ…。
頭の中でいろんな事が駆け巡った。
初めて智美さん達に出会った時の事や、あの楽しかった食事会の夜のドンチャン騒ぎ…。
たいして月日も経っていないが、とてつもなく遠い昔のように感じた。
「俺は結局…何がしたかったんだ…」
そう心の中で呟いてばかりいた。
やがて、意識が遠のいていき、俺は再び眠りに落ちてしまった…。
どれ程眠っていただろうか…。
気がつくと、外はもう薄暗くなっていた。
ふと時計に目をやると、夕方の4時半すぎだった。
俺は重い身体を必死で起こし、ケータイを手に取った。
着信が十数件入っていた。
全て智美さんの店からだった。
俺はすぐに電話をかけ直した。
俺だとわかった智美さんは安心したのか、明るい声だった。
「身体はどうなの?店閉めた後、そっちお邪魔してもいい?」
正直…その時の俺は誰とも会いたくなかった…。
智美さんでさえも…。
「大丈夫ですよ。今日一日寝たら、だいぶ楽になりました。明日からまたちゃんと働きますんで」
「そう…?ならよかったわ…。じゃあ…また明日の朝にね。まだ本調子じゃなかったら、遠慮なく連絡してくれていいから」
そんなやり取りの後、電話を切った。
本当は一日寝て過ごしたくらいじゃ気持ちはおさまっていない…。
しかし、このままの状況を続けるワケにもいかない…。
次の日の朝、俺は店に向かった。
「おはようございます」
全神経を集中させ、俺は平静を装った。
「あら!よかった、今日は来てくれたのね!もう平気?」
智美さんは本当に嬉しそうに言った。
東条さんが俺に別れを告げてから、もう三ヶ月が経とうとしていた。
実は東条さんと智美さん、宮岸さんの三人は、あれからもう一度ちゃんとした形で会い、和解したのだそうだ。
俺は東条さんの事がずっと気にはなっていたが、三人が和解したという事で少しだけ安心していた。
そして皮肉にも…東条さんがいなくなった事で、俺と智美さんの距離は少しずつ縮まり始めていた。
店が休みの日は必ず二人で過ごすようになり、日によっては智美さんの家に泊まる事もあった。
そして…ある日の夜、店を閉めて二人でゆったりとコーヒーを飲んでいると、いきなり智美さんが俺の手をスッと握った…。
「○○君…。私の事…どう思ってるのかな…?」
俺は何も答えられなくなり、下を向いて黙り込んでしまった…。
「前はね…ほんとに弟みたいって思ってたのよ…。でも…最近…そんな感じじゃない気がしてきて…」
正直、俺は気付きかけていた。
以前より、智美さんが俺の前で女らしく振る舞ったり…少し甘えるような態度をとったり…。
とにかく俺を意識してくれているのがわかっていた。
俺はふと、智美さんの顔を見た。
初めて会った頃とまったく変わらない、優しくて穏やかな瞳…。
整った顔立ちに、触るのを躊躇してしまう程綺麗な長い髪…。
俺の気持ちは、すでに固まっていた。
「智美さん…。今になってこんな事、言っても意味ないと思いますけど…言います。俺、智美さんに初めて出会った時から、ずっと好きでした。それと…尊敬もしてます。今の俺があるのは、智美さんのおかげです。あのまま一人でこっちで暮らしてたら、俺どうなってたか…」
すると智美さんは俺にそっと身体を預けた。
初めて、智美さんの身体の感触を感じた瞬間だった…。
「それだけ聞ければ十分よ…もう何も言わなくていいよ…。私も…好き…」
智美さんは少し背伸びをして俺の頭に手を延ばし、慈しむようにキスをしてくれた。
まるで、羽根が触れるような優しく軽いキスだった…。
やがてお互いの背中に手を回し、強く抱き合った。
どれくらいそうしていただろうか…智美さんはふと身体を離した。
「ね…ウチにおいで。私、キスだけで満足できるほど子供じゃないよ…」
そう言って智美さんは今まで見た事もないような色っぽい笑顔を浮かべた。
俺は智美さんに魔法をかけられたようにぼぉっとしながら帰る支度をし、智美さんの車に乗り込み、部屋に向かった。
部屋に着くなり、智美さんは我慢の糸が切れたように、俺に抱きついてきた。
そして、俺が経験したこともないキスをしてきた。
まるで、俺が犯されてるようなキスに感じた…。
年上ながら、どこかかわいらしさのある智美さんだったが、その時ばかりは、まざまざと大人の女性としての魅力を見せ付けられた気がした…。
絡み合うようなキスをした後、智美さんはベッドに座り、服を脱ぎ始めた。
やがて、上はブラだけで、下はスカートのままというなんとも言えない姿になった。
俺もすぐに我を取り戻し、ズボンとシャツを脱ぎ、Tシャツとトランクス姿になった。
すると智美さんは今度は逆に俺をベッドに座らせた。そして座る俺の前にひざまずいた。
そして手を延ばし、俺のモノを薄いトランクスの上から擦り始めた。
しかし、さほど馴れた手つきではなかった…。
その時になってやっと、俺は気付いた。
智美さんは俺をリードしないといけないという気持ちでいっぱいなんだ、と…。
智美さんは俺の股間を優しくさすり、そしてキスをしてくれた。
俺も精一杯の愛を込めて、そのキスに応えた。
やがて俺は智美さんをベッドに寝かせ、その上に四つん這いになった。
智美さんは真っ直ぐに俺を見ていた。
そしてなぜかクスッとはにかむように笑った。
「なんか…弟とするみたいで…禁断の関係みたい感じね…」
俺は思わず吹き出してしまった。
「智美さん、こんな雰囲気なのに冗談言うのやめてくださいよ」
俺は笑いながら言った。
すると智美さんは、ごめんごめんと言って俺の頭を撫でた。
やがて俺は意を決して、智美さんのブラに手をかけた。
雪のように白い智美さんのぷっくりした胸があらわになった。
その膨らみの頂には、まるで絵に書かれたような綺麗なピンク色の突起があった。
そしてゆっくり…それを口に含んだ。
軽く吸い、舌で転がすと、両足をモジモジさせ、吐息混じりの小さな声を出し、乳首がみるみる内に口の中で膨らみ、固さを増すのがわかった。
「もう…ここはいいから…。して…?」
やがて智美さんは焦れたように言った。
そして自らでスカートと下着を脱ぎ、俺の身体を抱き寄せた。
「智美さん…その、俺…持ってないんです…。なんていうか…予測してなかったから…」
「ないって…コンドーム…?」
俺は黙って頷いた。
「いいよ…。私、大丈夫な日だし…このままで…ね?」
俺は、智美さんと初めてするにも関わらず、生でする結果になってしまった…。
そして…智美さんと一つになった…。
女性経験があまり豊富でない俺にとって、智美さんとのセックスは言葉にならない程の良さだった。
中で強く握られるように締め付けられる一方、熱い愛液が滴るように俺のモノを包み込み、腰が砕けそうになる錯覚を覚えた。
初めて付き合った彼女とはお互いに初めてだったが、それと同等の初々しい感触だった…。
やがて、俺も限界がきてしまった。
俺は腰を引いて、すぐに抜こうとした。
が、あろうことか智美さんは俺の身体を力いっぱい引き寄せ、離そうとしない…。
そして…俺は智美さんの中に、全てを吐き出してしまった…。
失神しそうな快感の後、とんでもない自責の念が俺を襲った。
「すみません…俺…」
俺は智美さんに謝った。
「どうして?気付かなかった?私が離したくなかったの。だからいいのよ…」
一抹の不安を抱きつつも、俺は少し安心し、智美さんと長い長いキスをした…。
しばらくして、二人とも下着とTシャツだけの姿に着替え、一緒の布団に入って眠りにつくことにした。
俺はとてもじゃないが、眠れなかった…。
今まで恋い焦がれ続けていた智美さんを抱いてしまったのだ…。
そして今、自分の身体にぴったりとくっついて隣で寝息をたてている…。
まるで夢のようだった…。
なんとも幸せで、気持ちのいい夢…。
このまま眠って、起きたら夢だった…なんて事だったらどうしよう…。
そんな不安さえ生まれた。
しかし、俺はたしかに智美さんと晴れて恋人同士になった…。
自分がこの世で一番幸せな人間だという気持ちにさえなった。
俺は真っ暗な天井を見つめ、智美さんの寝息の音をBGMに、今までの出来事を思い出していた…。
全ての始まりは、俺の気まぐれだった…。
ある日、ガラにもなくアパートの近くを散歩していて、偶然見つけた喫茶店。
その店はまるで女神様のような人、智美さんが一人で切り盛りしていて、俺に一生忘れられない味のコーヒーとツナサンドを出してくれた…。
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やがてなりゆきで俺が店を手伝うようになった。
そして東条さん達と出会い、俺に優しくて綺麗なお姉ちゃんが3人もできた。
やがて俺は智美さんに恋をし、東条さんは俺を必要としてくれた。
人を愛する事、愛される事の喜び、そして辛さを知った…。
本当に…いろんな事があった。
たくさん笑った、泣いた、照れた…。
それらは、全て今この時に繋がっていたのだと確信できた。
「そんな顔してると、スキ見てキスしちゃうわよ?」
俺の心の中に浮かんだ東条さんが、変わらぬ色っぽい笑顔でおなじみの口癖を言った。
「大丈夫。私にまかせときなさいよ!なるようになるって!」
宮岸さんはいつもこう言って、東条さんと智美さんを温かく見守っていた。
そして俺のことも…。
俺は智美さんの方を見た。目を閉じて、静かに眠っていた…。
俺は…そっと智美さんの手を握った。
すると、妙な興奮は瞬く間におさまり、俺も静かに眠りに落ちた…。
あの後、かなりいろいろあったけど、俺は智美さんと結婚して、今はかわいい娘もできた。
東条さんとも再会して、今はかなりいい友人って感じになった。
東条さんの実家が営んでる温泉旅館に、毎年遊びに行くのが我が家の楽しみ。
今まで、待たせたのに、支援してくれた人、ありがとうございました。
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