大学1年のときの話。
大学の授業で「企業研究」という企業について調べ、企業に訪問してインタビューを行い、夏休み前にグループ発表するという活動があった。
俺たちのグループは、街の中心部にある商業施設の5階最上階にあるスポーツ用品店について調べていた。
1グループあたり約6人で、メンバーは受講生の中からランダムに決まっていた。
大部分は同じ学年だが、専攻や学部の違う知らない人ばかりだった。
グループができてから、どの企業を調べるか決めたり、インタビューの日程を企業にアポを取って決め、聞き取ったことからパワーポイントにまとめたり、ひとつひとつ手間がかかるが、充実していて意欲的に取り組むことができた。
メンバーの中に沙織(さおり/仮名)という女子学生がいた。
沙織は、丸い顔に長いおろした髪の可愛らしい子だった。
彼女も同学年かと思っていたが、沙織は2年生で俺より一つ年上だった。
学部によっては時間割の関係で1年次に企業研究を履修できない場合もあり、沙織以外にも年上の学生は割と多くいた。
俺も沙織もお互いに敬語で話していたが、話が合いそれぞれの学部の話や将来の話などをしたりしていた。
そして7月の一番最後の土曜日。
週明けの月曜日には企業研究のグループ発表があるため、その日の朝11時に俺たちは最終確認のためにスポーツ用品店に向かった。
店のマネージャーにパワーポイントを見てもらったり、発表でのアドバイスをもらったりしていた。
俺たちのまとめた発表計画はマネージャーから好評だった。
話し合い自体はそれほど時間がかからず、12時前には終わった。
そのあと、エスカレーターで下りていく俺たち。
6人なので、エスカレーターの一つの階段に2人ずつ話しながら下りていった。
俺の隣には沙織がいた。
沙織が隣なのはただの偶然で、俺は沙織に対して特別な感情はないし、沙織もそういう素振りを見せたこともなかった。
俺は沙織に話しかけ、最近のこととか夏休みのことを話していた。
エスカレーターが進んでいくのと同じように俺たちの会話も弾んだ。
いつの間にか、俺たちはお互いにタメ口で話していた。
沙織と話していると何か楽しい!そんな気分だった。
そして1階に着くと、
「お疲れ様でした。明後日頑張りましょう!」
と解散になり、沙織ともこの場で分かれていった。
そのあと俺は1人で、エスカレーターを地下に向かった。
地下にはハンバーガーの店があった。
店の前にメニューがかかっているので、それを見ていると
「お昼、ハンバーガーにするの?」
聞き覚えのある声と見覚えのある服の女の子。
なんと俺の隣には沙織がいた。
「うん。ここの店好きだから!」
「分かる!私も!!」
沙織はニコニコと微笑みとても可愛らしかった。
店でそれぞれ持ち帰りの注文をした。
注文した商品を待っている間、俺は沙織と話していた。
夏休みの話題から、カラオケについての話になり
「最近、カラオケ行ってないなぁ。」
「俺も。」
「行きたいよね!行かない?」
何と沙織から誘われた!
「うん。いいけど?いつ?」
沙織は、今日は午後から用事があるらしいが、
「4時くらいからなら空いてるけど、どうする?」
「うん。じゃあ駅の中でどうかな?」
「うん。いいよ!」
そして持ち帰りの商品を受け取ると、沙織と分かれる俺。
俺はルンルンと家路に向かった。
そのあと4時まで時間があるので俺は一旦家に帰り、少し休んだり着替えたりして、そして少し早めに駅のコンコースで待っていた。
そして、沙織が俺のもとに来た。
俺たちは2人で街を歩いていった。
そしてカラオケボックスに入る俺たち。
女の子と2人っきりでカラオケに行くのは初めてだった。
そして沙織と交互に曲を入れていく俺たち。
カラオケだと自分の歌のときだけ張り切ったりしがちだが、このときは俺も沙織も相手の歌を集中して聴いていた。
歌と歌の間で
「この曲○○で流れてたよね。」
「この曲、私も好き!」
のように話せるのもよかった。
そして2時間はあっという間に過ぎていった。
カラオケボックスから出ると、沙織は
「ご飯食べに行かない?」
と誘い、食事にも行くことに!
沙織に案内されデパートのレストラン街を歩き蕎麦屋に入った。
美味しい蕎麦を堪能しながら、沙織と会話を続けていた。
蕎麦の味も良いが、可愛い女の子と共にする食事は格別だった。
食事が終わったあとも、沙織と向き合って会話を続けていた。
沙織は何度見ても可愛らしい顔だし、胸の膨らみも目立っていて魅力的な女の子だった。
俺より年上だが、これだけ可愛い子なら全く気にならない。
俺は沙織とずっと話していると、
「プリクラ撮りに行かない?」
と沙織に誘われた。
沙織とプリクラが撮れるなんて、俺は天にも昇る気持ちだった。
またも沙織に案内されてゲーセンのプリクラのコーナーへ。
そこで沙織と何枚も撮り、そして沙織とともにデコレーションをしていく。
6枚あるので、沙織と半分ずつデコレーションしていった。
デコレーションでは文字を書くこともできる。
企業研究の発表前であることもあり、俺はその1枚に
「本番直前!!」
と書いた。
当時、本番という言葉に別の意味があることはまだ知らなかったww
そしてプリクラができ上がるとハサミで真ん中を切り、俺と沙織で同じものを手にすることになった。
そしてゲーセンから出ると、夜の街を歩く俺たち。
沙織とはかなりいいムードだった。
沙織はここからバスで帰るそうだが、
「まだ帰りたくない・・」
と言っていた。
「俺も。」
「でしょ?」
「でも、どうするの?」
「決まってるじゃん!!」
沙織は俺の家に来たいと言った。
こんな時間に男の部屋ってまさか・・
自転車の後ろに沙織を乗せて家に向かう俺たち。
沙織は俺の体を抱き、ドキドキが収まらない俺。
そして一人暮らしのアパートである俺の家についた。
そして部屋に入ると、沙織は俺を抱いてキス!
「沙織ちゃん??」
「そんな不思議そうな顔しないで。もう分かるでしょ?」
そして、沙織は服を脱いでいき、俺も脱いでいく。
沙織はトップスやスカートを脱ぎ、さらにブラやショーツなども脱ぐ。
沙織の細い体や豊満な乳房が露わに。
もう最高だった!
俺たちは丸裸でベッドの中へ。
沙織の上半身を抱くと柔らかい体に、目の前のは豊満なバストが!
俺は堪らなくなり沙織の体を弄っていた。
「あっ、あっ、あっ!気持ちいい・・」
沙織の綺麗な乳房を握り、乳首を指でクリクリして、臍にも指を入れる。
沙織も俺の乳首を指摘んだりしてくれた。
そのあと沙織は俺のチンコを指で弄っていた。
沙織の綺麗な指の感触はとても気持ちよかった。
沙織は俺の玉袋を指でサワサワしたり、棒を握ったりしていた。
さらに気持ち良くなってフルボッキする俺の逸物。
すると、沙織はなぜか持っていたコンドームを手に取ると、俺の竿にかけた。
沙織はニヤニヤと俺を見た。
「ねぇ、いれて!」
俺は沙織の中に挿入した。
沙織の肉圧と暖かい液で包まれる俺のチンコ。
最高に気持ちよかった。
そのあと俺は、沙織の中で逸物をピストンした。
「あっ!あんー!あっあっ!」
激しく喘ぐ沙織は最高に気持ち良さそうだった。
俺は沙織のおっぱいを何度も揉んでいた。
そのあと沙織の胸から細いお腹、尻に至るまで沙織の全身に触れさらに興奮する俺。
沙織も汗ばみながら、全身で悶えていた。
沙織の乳首は硬くなり、激しく燃える沙織。
長い髪が乱れて裸の肩の上に乗っていたりするのがまたエロかった。
そして、沙織と強く手を繋ぎながら盛大に果てる俺!!
「ああっ!あっ!あっ!アツい!!!」
沙織は嬉しそうに果てた。
そして、しばらく休んだあと俺たちは服を着て、自転車の後ろに沙織を乗せた。
夜遅くなったものの、実家暮らしの沙織は流石に朝帰りはできないらしい。
沙織を家まで送っていくと、
「じゃあね!また会おうね!」
沙織とキスして分かれる俺。
沙織と会える日が待ち遠しくて仕方なかった。
・・・
だが、沙織とその後2人で会うことはなかった。
企業研究の発表の日、沙織はなぜか俺によそよそしく、沙織とほとんど話さないままだった。
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その日、沙織は携帯を弄っていることが多く、誰かと連絡をとっている感じだった。
実はこのとき、沙織には他に仲良い男がいて結局その男とくっついてしまった。
俺とデートした翌日に何らかのきっかけで仲良くなったその男と沙織がデートをし、俺より何倍ものスピードで進展していったそうだから驚きだ。
沙織と次に会う企業研究の発表の日ではすでに遅かった。
いや、俺の方が先に仲良くなったにも関わらず俺が選ばれなかったということは、結局俺はあの子のふさわしい相手ではなかったということか。
俺の部屋の引き出しの奥には、あの日のプリクラが未だに眠っている。
俺が深い意味も分からずに書いた
「本番直前!!」
という文字が沙織にはどう映ったのだろうか。
沙織が家に帰ってから、あのプリクラを見てあの文字を見てどんな印象を抱いたか。
また、あの日の出来事のほとんどは偶然か沙織からの働きかけだった。
カラオケ、食事、プリクラ、夜の楽しみ・・みな沙織から誘ったことだ。
そこに、俺の努力はほとんどなかった。
沙織と付き合う関係になれなかったことは、結局は自業自得だ。
「1日に始まって、1日で終わった。」
それが俺と沙織の関係だった。
-END-
『アージュ(41歳・♂)』さんからの投稿です
ありがとうございます。
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