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成績については夏休みに遊ぶのはいいけど、学校から出ている課題を前半に1回、後半に1回、あわせて2回やることと英語、数学はできるだけ2学期の範囲を予習するように言われました。
僕は時々彼女とセックスをするようになりましたが、お姉さんの体に比べると物足りませんでした。
オッパイの大きさ、張り、乳首の硬くなった時のエロチックな雰囲気、あそこの感触、感じ方、声、全てがお姉さんの勝ちだと思いました。
夏休みに入り、彼女とは時々セックスをしていたのでコンドームは底をつきました。
8月の1週目、ついにお姉さんが帰ってきました。
その姿にはびっくりしました。
上半身は白のタンクトップですが、体にピチピチ。
そのため乳首の形がくっきり浮き出ている上、色もわかります。
下は「半ケツ」といわれるような状態で、前から見てもかなり際どく、誰もがお姉さんをジロジロ見ていました。
お姉さんが京大生であることは誰もが知っているので、そのギャップにも驚いていたのでしょう。
僕はこれからの日々を想像するだけで興奮してきました。
同時に彼女の存在がひどく邪魔なものに感じられるようになりました。
たしか3日後にお姉さんとその夏最初のセックスをしました。
僕はずっと胸にしまっていた疑問をお姉さんにぶつけました。
「京都では誰ともセックスしなかったのか?」
ということです。
お姉さんはあっさり否定しました。
「そりゃあったよ。一応、モテるんだからね」
と笑っています。
相手は合コンで知り合った別の学部の学生(3回生)と3回、6月から交際している院生と時々、というものでした。
僕はショックでしたが、考えてみれば僕も彼女とセックスしているわけだし、僕とお姉さんはもともとセックスフレンドなんだから、と思い直しました。
お姉さんは僕と彼女のことを聞きたがりました。
僕の話にケラケラと笑いながら、
「私もそんなことあったよねー」
とか
「彼女はホントにXクンに惚れてるみたいね」
と言っていました。
それからの日々はお姉さんとのセックスをメインにしながら、お姉さんから彼女ともしっかりやるんだよ、と言われるので、彼女とも週に1,2回はセックスするようにしていました。
たまにお姉さんとする日が彼女とのデートと重なって、お姉さんは
「キャーダブルヘッダーだね。ジゴロ君!」
と楽しそうでした。
私も高2のときにダブルヘッダーしたことあるよ、と聞かされたときはまたショックでしたが、その相手の1人は僕でした。
こうして夏休みは過ぎていきました。
お姉さんは大学の後期が始まると京都に戻ってしまうので、僕はお姉さんが郷里にいる間はできるだけ会ってセックスしたいのですが、お姉さんにも色々予定があって、会えたのは20回くらいでした。
秋になり、僕はお姉さんに電話をかけてみると、誰も出ません。
携帯電話の番号は教えてもらっていないので、連絡がつかないまま1週間が過ぎたんです。
たしか1週間後でした。
お姉さんと電話連絡がつきました。
お姉さんは旅行に行っていたというのです。
もしかすると新しい彼氏ではないかと思うと、僕はたまらなく寂しくなりました。
いつの間にかお姉さんに対して僕は恋をしていたのです。
最初は肉体的な興味でした。
そしてセックスフレンドになり、僕はクールに肉体関係だけを続けているワルのような気分だったのに、いつの間にかお姉さんの体よりも顔を思い出し、声を聞きたくなっていたのです。
お姉さんと電話で話していると付き合っている大学院生とは別れるつもりにしているというのです。
それは
「何か違うんだよねー」
ということで、
「本気になったわけじゃないし、私って何をカレに求めていたのかな?本当の自分の気持ちがわかってなかったんだろうね」
ということだそうです。
僕は少し嬉しくなりました。
もしかするとこれで僕の専属になってくれるかもと期待したのです。
でもお姉さんはモテるとも言ってたし、合コンで知り合った人と関係をもったこともあるみたいだし。僕とは物理的な距離だけでなく、生きている環境が違いますから、結局は僕なんて帰省した時の遊び相手でしかないのかもしれないとも思いました。
そう思うと涙が出そうでした。
「遊びで男を相手にするのも疲れたし、ちょっとマジに恋を考えてみるね」
という言葉は何を意味しているのか、わかりませんでした。
「Xクン、京大に入りなよ。キミが1回生のときに私は4回生。一緒の学校に行くのは小学校以来だからね。それとも東大目指す?」
「僕は京大に行くよ」
「じゃ、今の成績を保たないとね。遊ぶ過ぎないように、そこそこにね」
「えっ?高校生の頃に遊びまわっていたのは誰だっけ?」
「勉強はちゃんとしていたから、今があるんだよ。Xクンもなかなか言うようになったね。自信ついたんだね、いろいろな意味でね」
「そうかな」
「彼女は元気?やってる?」
「まあね」
「ふーん。楽しくやってるんだね」
お姉さんは少し寂しそうでした。
カレ氏との別れで落ち込んでいるんだろう、僕はそう思い、
「早く新しい男を見つけたら」
と励ましたんです。
翌日、お姉さんから電話がありました。
ちょうど夏休み明けの学力テストの結果が出ていて、僕は学年で4位だったこと、担任からは
「東大目指せ」
と言われたので
「京大に行く」
と答えたことを話しました。
でも考えてみればお姉さんからの電話なんて初めてです。
「ところでどうしたの?」
と尋ねると
「冬休みに帰る日を決めたから、また迎えに来てもらおうと思ってさ」
と言うのです。
9月なのに、もう12月の話とは気が早いな、と思いました。
お姉さんの帰ってくる日は25日ということでした。
イヴは誰と過ごすんだろうと思いましたが、特にそういう冷やかしはしませんでした。
前日の電話ではちょっと元気がなかったように感じたからです。
それから2学期の勉強への取り組みを「指示」されて、電話を切るときに
「明日、携帯電話をまた買うよ。Xクンも携帯持ったら?そうしたらいつでも話せるし」
と言われ、僕はなんとしても携帯電話を手に入れようと誓いました。
お姉さんは以前は携帯電話を持っていたのです。
高校時代はそれで彼氏と連絡をとりあったりしていたみたいですが、いつどこにいても電話で捕まえられるのが大嫌いで、携帯を解約していたそうですが、心境の変化があったみたいです。
僕は友達とのつきあいがあるからという理由で親に携帯電話を買わせることに成功しました。
成績も良かったし、普段は品行方正でしたから(彼女とのつきあいは親は知りません)問題はありませんでしした。
たぶん1週間くらい後にお姉さんと携帯電話の番号を教えあい、かけてみました。
「これでXクンとのホットラインができたね」
と言われ、僕はまたまた嬉しくなってしまいました。
それからは1日おきに10分間必ずお姉さんと話しました。
10分間というのはお姉さんが決めたルールです。
なぜ10分間かというと制限をしなければ、ダラダラ話してしまうし、それは勉強に影響する上、電話代がかさむということでした。
その10分間は僕の至福の時でした。
その頃から彼女の存在が段々疎ましく感じられるようになってきたのです。
僕は相変わらず彼女と週に1、2回会ってセックスしていましたが、彼女と一緒にいても心が躍ることはなく、淡々と時間が過ぎていくことに耐えられなくなりつつありました。
10月の中間テスト、学内実力試験でも僕は5位以内をキープし、実力試験で数学はトップでした。
11月に初めて某予備校の模試を受けた日、僕は彼女に別れを切り出しました。
彼女はあまり抵抗なくそれを受け容れてくれました。
僕は拍子抜けして理由を尋ねました。
「だってXクン、あの時に他の人のこと考えているでしょう?わかるよ、そんなの」
と泣き始めたのです。
参ったな、女の子って鋭いな、と僕は驚きました。
晴れて彼女と別れたことをお姉さんに報告した日は10分間の制限を過ぎても、話が続きました。
「じゃあ、私と何かしてることはバレずじまいか」
とか
「Xクンは今は私の専属になったんだね」
という言葉に
「そう、オレは●子だけのものさ」
とジョークを飛ばしたのですが、それを笑うでもなく、お姉さんは
「これからは「お姉さん」とか「●子姉さん」じゃなくて名前で呼んで欲しいね。なんといってもXクンは「●子だけのもの」なんだからさ」
と答えてくれたのです。
僕は物凄く嬉しかった。
お姉さんとの距離がググッと縮まったような気がしました。
もしかしてお姉さんも僕のことを意識してるのかな?
だって9月の段階で12月の帰省の予定を知らせたり、彼氏と別れたり、これは夢がかなったのかもしれないと感じ始めました。
期末試験も無事終わり、僕は3位でした。
僕はお姉さんと同じように京大法学部に進む決意を固めました。
「数学バリバリなんだから、理系にしたらどうだ?東大にしてさ」
という担任に対して
「京大に進む。それだけは決めた」
と言い切りました。
25日、お姉さんは帰ってきました。
今度はとても大人っぽい服装です。
ガキっぽい僕と並ぶと大人と子供でした。
二人で家路を歩いていると、近所のおばさんが話しかけてきました。
「まあ、●子さん、帰ってきたの」
「はい、ご無沙汰しています」
「Xクンと●子さんは姉弟みたいに仲がいいのね」
「ええ、私の召使ですから」
僕は内心
「ええっ」
と思いましたがジョークだと気づきました。
おばさんはケラケラと笑って
「●子さん、法学部なんでしょ。だったら将来は弁護士ね?」
と言いました。
「法学部だから弁護士になるわけじゃないですよ。でも法律家にはなろうと思っていますけど」
このとき初めてお姉さんの目指すものを知りました。
このおばさんが高校時代のお姉さんのことを
「裸みたいな格好でうろうろしている」
とか
「高校に入ってからは頭じゃなくて体で勉強するようになった」
とか好き放題に貶めていたことを思い出し、僕はいいました。
「でも法学部といっても◆大学の法学部とかだったら司法試験なんて通らないでしょう。あそこだったら就職した方がマシだもんなぁ」
◆大学法学部はそのおばさんの息子が通っています。
おばさんはムッとした表情になり、僕に向かって何か言おうとしました。
その時にお姉さんが
「どこの大学とか関係ないのよ。勉強さえすれば、方法さえ間違わなければ合格するのが司法試験だよ」
と僕に言いました。
その目は笑っていました。
僕は恥ずかしくなりました。
お姉さんは外見だけでなく大人でした。
お姉さんの家に着くと、いつものように留守です。
僕はすぐにお姉さんに抱きつきました。
そしてそのままセックスに突入しました。
このときのセックスはそれまで余裕を感じさせていたお姉さんとは異質で、お姉さんも激しく僕に抱きついて、何度も何度も
「好きよ」
と言ってくれたのです。
こんなことは初めてでした。
それからの10日間、できるだけ僕達は会うようにしました。
もうお互いにわかっていました。
僕はお姉さんを名前で呼ぶようになっていたし、お姉さんの僕への接し方も明らかに以前とは異なっていました。
僕は勉強もまじめにこなし、お姉さんとも真剣に向き合いました。
お姉さんもそれに応えてくれました。
お姉さんが高校時代から今までに何人かの男の人とつきあって関係を持ったことは気になりませんでした。
「ねぇ、私、これから待ってるんだから、私がいない時にオナニーばかりして勉強サボっちゃダメだよ」
「うん」
「Xクン、待ってていいの?」
「待ってて。●子さん、僕は前からずっと・・・」
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こうして僕達は恋人になったのです。
今、僕は決意しています。
絶対に京大に現役合格し、お姉さんと1年間ではあっても一緒に京都で過ごすことを。
お姉さんはロースクールに進むので
「1年間じゃないよ」
と言っています。
僕をいろいろな意味で成長させてくれた●子さんを必ず喜ばせたいし、幸せにしたいと思っています。
両親も僕が京大法学部を受けることは賛成してくれています。
「●子ちゃんのお陰で勉強できるようになって、感謝してもしきれないね」
と母は言います。
父は
「京大か。これからいろんな出会いがあるかもしれないけど、Xには最高の出会いがもうあったんだな」
と言いました。
父は薄々僕達のことに気づいていたのです。
「彼女はいい娘だ。年下でもお前が守るんだぞ」
僕は本気で勉強し、必ず京大に合格し、将来は●子さんと2人で法律家として生きていこうと思っています。
最後に父の忠告
「コンドームに金は惜しむな」
(おわり)
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