前回、古川という不思議な転校生と出会った桜子と博正だが。
・・・
次の日、桜子が登校すると6組の教室がざわついていた。
6組の教室を覗くと、6組の男子が
「事故で救急車で運ばれた」
「あれは事故じゃない。殺人未遂だ!」
のような話をしていた。
そのときなぜか古川と目があった。
古川が6組を覗く桜子に気付いても不思議ではないが、桜子はなぜか大きな違和感を感じた。
まるで桜子が6組教室を覗くのをはじめから知っていたかのように。
そして桜子が自分の5組教室に入ると、琴音、陽菜、舞歌の3人が桜子を見た。
不思議に感じながらも桜子は
「おはよう!」
と声をかけると、陽菜は
「ねぇ、桜子!ちょっと聞きたいんだけど!」
「どうしたの?」
「昨日、古川くんが6組の伊原くんたちと喧嘩してたのをもしかして見てた?」
桜子は伊原という名前は知らなかったが、あの件だなって思った。
「駐輪場の反対側ででしょ?私見てたよ!」
すると、琴音が
「それで、どうしたの?」
桜子は「博正と私で止めたの。古川は3人からボコボコにされてたから、2人で「やめろ!」
って。」
すると舞歌は
「桜子も細野も「やめろ!」って言っただけ?手とか出してない? 」
桜子は「私も博正も口で止めただけ。案外、相手もあっさり引き下がったし。」
陽菜は「そのあとは何もなかったの?」
桜子は「なかったよ!」
琴音は「そっか・・」
と言いながら少し安心した顔だった。
桜子は「どうしたの?」
すると陽菜が
「昨日ね。古川くんと喧嘩した伊原くんって子がね、マンションの階段から落ちて大怪我をしたの。」
桜子は「え??」
続けて陽菜は
「古川くんが絡まれてたのは偶然かも知れないけど、もしかしたら誰かに突き落とされたのかもしれないって。」
桜子は「でも誰かが見てたの?いくら何でもそんなこと・・」
陽菜は「そうだよね。ごめんね。変なこと聞いて。」
・・・
その日の午後、博正と待ち合わせた桜子はケヤキの木の下で、
「伊原のことは俺も聞いた!まさか古川が??」
「確信はないけど、何か関係あるんだと思う!」
桜子は落ち着いた口調だった。
「ってか俺たちも疑われてんのか??」
「5組の友達がそんな感じだった。」
桜子は自分も疑われたことに言いようのない不安を感じていた。
「だって、俺たち何も悪くないぜ!むしろ、助けてやったほうじゃん?」
「そうなんだけど、場合が場合だし周りはそう思ってないんじゃないかな・・」
そのあと、桜子は博正と自転車をこいでいった。
2人は待ち合わせて博正の家へ。
「ああっ、いいよ!桜子・・」
博正の部屋では、桜子が椅子に座った博正の逸物をフェラチオしていた。
膝下で博正の逸物を咥える桜子を見て、博正は綺麗な女にフェラさせる征服感を感じていた。
2人とも全裸で桜子は乳房を揺らしながらいやらしく博正の逸物にしゃぶりついていた。
しばらく楽しんだあと交代した。
今度は桜子が椅子に座り、博正がクンニをした。
桜子は椅子の肘掛けに腕を乗せて、目を閉じて気持ちよさそうにしていた。
「ああっ、博正・・」
2人は最高の気分だった。
・・・
さらに次の日。
桜子が登校すると、今度は4組がざわついていた。
5組、6組の何人かも野次馬のように4組教室を見ていた。
その中に、琴音・陽菜・舞歌の3人がいた。
「おはよう。どうしたの?」
「桜子、何て言ったらいいのかな・・」
元気なさそうな3人。
桜子は「ねぇ、ちょっと来てくれる?」
4人は6組の隣にある空き教室に集まった。
話を聞くと、4組の平川という男子生徒が原付で下校中に車から当て逃げにあったらしい。
平川という子も2日前に古川と喧嘩をした1人だ。
「まさか・・」
桜子は声も出なかった。
陽菜は「あのね。私たちは桜子が何も関係ないことは信じてる。」
舞歌も「そう、こんなことするような人と手を組む子じゃないし。」
そして琴音は
「でも、ちょっと気になってたんだけど・・」
桜子は何を言われるのかと思っていると、舞歌が
「細野と古川って本当に関係なかったの?」
桜子は少し顔を引きつらせて
「初対面のはずだよ?」
舞歌は「古川の喧嘩に、なぜ細野が介入したのか・・」
桜子は「だって、普通そうしない?誰かが危なかったら、知らない人でも・・」
すると陽菜は
「現実にはしないと思う。誰かを呼ぶとか他に手があるわけだし・・」
さらに琴音は
「まして女の子と一緒にいる状況だったらね。」
桜子は「何が言いたいの?」
舞歌は「細野と古川は何らかのつながりがあって、古川の報復に細野が関わっている可能性があるってこと。」
桜子は怒り気味に
「舞歌!何でそんなこというの!!」
舞歌も声を荒げて
「桜子のために言ってるんだよ!こういうことが続けて起きてるってことは次に危害が加わるのは桜子かもしれないの!」
桜子は「でも・・」
陽菜は「分かるよ!桜子が細野くんを信じてる気持ち。でも、私たちは桜子のことが心配だし何かあってからじゃ遅いから・・」
桜子は「じゃあ私、どうすればいいの?」
琴音は「細野くんと一緒にいてもいいけど・・」
舞歌は「注意して見てくれるかな?おかしなことがないかとか」
・・・
その日の放課後・・
「なぁ、ヤバくね?まさか古川が?」
青ざめる博正、桜子は
「車でってことは、古川のバックに誰かいるんだよ。」
「古川って何者なんだ?」
「 お金持ちだしね、古川のガードなんていくらでもいるし。」
「これじゃ古川のやりたい放題になるぞ。どうする。」
「でも証拠がないんだよ。」
その日の夕方、部活が終わった桜子は、いつものように音楽室で自主練習をしたあと一人で昇降口に向かった。
すると、昇降口の前で古川が待っていたかのように立っていた。
「古川!」
「桜子さん、お待ちしていましたよ。」
「何?」
「桜子さん、陰で悪口を言うのは良くないですね!友達を失いますよ。」
「え?いつ聞いてたの?」
桜子は驚きながら
「いつも一緒の3人の友達や、細野博正くんっていう仲良い男子とそのような話をしていませんでしたか?」
「知らないよ!てか、話してたら何なの?大体あんたが・・」
「僕がどうしたというのですか?」
「あんたがストーカーみたいなことするからでしょ?」
すると古川は
「ストーカーかどうかなんてあなたの見方ですよね。僕はそんなつもりありませんし。」
桜子は激昂し
「ふざけないで!私のテストの点数を知ってたり、盗み聞きをしたり、さらにこんなふうに待ち伏せしたり、ストーカーじゃなくて何なの!?」
桜子の剣幕の前に一瞬黙る古川だったが
「桜子さん、あなたは美しい!怒った顔も迫力があって綺麗だ。僕は、あなたみたいな綺麗で力強い女性を求めていたんですよ。」
桜子は冷たく
「それって告白のつもり?」
古川は「そうとも言いますね!」
桜子は「古川なんて絶対無理だから!!二度と私の前に現れないで!!」
古川はそれでも
「桜子さん、それはあなたに細野くんがいるからですか?」
桜子は「何でそんなこと?どっちにしろ、古川と付き合うとかないから!」
古川は「そうですか・・悪くない話だと思ってたんですがね。」
そして、去っていく古川。
・・・
それから数日後、桜子が登校すると、陽菜たち3人が
「ねぇ、桜子。古川くんと付き合いはじめたって本当なの?」
「え、そんなことないよ!!何で??」
「だって、6組の子たちの間で噂になってるよ・・」
「え?どうして・・」
桜子は急いで6組教室に行くと、
「あ、桜子だ!」
「あの子?古川くんの彼女って・・」
古川はわざとらしく桜子をチラチラと見る。
桜子は、1年のときの同じクラスの希美を呼び出した。
「希美、6組で私のこと噂になってるの、どうして?」
「なんか、女子の何人かが桜子と古川くんがデートしてるの見たっていうの。古川くんも、桜子と付き合ってるのを認めてるし。だから私、てっきり本当のことだと。」
「古川とデートなんてする訳ない!一体どうして??「分からないけど、嘘の噂を古川くんが広めてるのかも。」
桜子は6組の教室の外から古川を呼び出した。
同時に6組からは、はやし立てる声が聞こえてきた。
そして空き教室まで行き、近くに誰もいないのを確認すると、桜子は険しい表情で
「古川・・」
「桜子さん、やっと分かってくれましたか?」
「ふざけないで!なんで嘘を広めるの?」
「本当になればいいんでしょう?あなたはいずれ僕と付き合うことになります。」
「そんな訳ないでしょ?あとデートしてたってのを噂になってるのはどういうこと?」
「あぁ!あれね。種明かししましょうか。6組の女子の何人かと一部4組や5組の子にも、手紙の入った封筒を渡してるんです。「いつ、どこで、僕と桜子さんが一緒にいるのを見た」という話を広めろとね。封筒のことは言うなと。彼女たちに渡している封筒は少しずつ内容が違いますが、矛盾のないリアリティな話になんです。さらに、噂が広まれば彼女たちにプレゼントなどの報酬を渡してます。」
「嘘でしょ?」
「お金があるとはいえ、これだけのことができるのは全てあなたのためです。僕と付き合えば、どこにでも行けるし、欲しいものは何でも買ってあげます。悪い気はしないでしょう!」
「ふざけないで!!」
桜子は怒って去って言った。
・・・
その後、桜子が学校に来るたびにいろいろな子たちがヒソヒソと噂話をするようになった。
「ほら、あの子が桜子って子。古川と付き合うために、彼氏を振ったらしいよ?」
「へぇ、可愛い顔してやり手じゃん?」
なかには、
「桜子、良かったね!新しい彼氏ができて!」
などと面と向かって皮肉を言う人も出て来た。
そして、桜子が琴音・陽菜・舞歌の3人に話しかけても
「おはよう!」
「あ、おはよう、桜子。」
どこかしらよそよそしい感じの琴音。
舞歌や陽菜は聞こえないくらいの声の大きさで目も合わさず挨拶をする。
「どうしたの?」
「え、何?」
舞歌が睨むように見ると、桜子は逃げるように自分の席に戻った。
4組、6組だけでなく5組の子たちからも相手にされなくなった桜子。
「だから、桜子じゃないんだからさ・・」
「あいつと一緒にすんなって!」
「ギャハハ!!!」
リナたちのグループのギャル5人は以前にも増して、桜子に冷たく悪口を言うようになってきた。
・・・
そしてある日の夜、桜子は舞歌に電話をかけた。
陽菜や琴音ですら桜子によそよそしくなっていた。
桜子にとって舞歌は新しいクラスで一番はじめに友達になった相手であり、厳しいことは言うが理不尽なことは決して言わない。
本音を話すことができて、グループの関係を修復できる可能性がある相手は舞歌しかいなかったのだ。
「舞歌?ねえ、お願い!話だけでも聞いて・・」
「・・分かった、いいよ。」
舞歌を始めとして、琴音や陽菜など何人かに電話をかけたが、大半は居留守かすぐに切られるかだった。
ラインも既読・未読問わずスルーばかりで、桜子は藁にもすがる思いだった。
「舞歌、どうして、私こんなことに・・」
桜子は悲痛な声で言った。
舞歌は「あのね。言ってもいいのかな?桜子のこと。みんながどう思っているかも含めて。」
「話して。」
「桜子って、みんなから距離を置かれてるの。」
「それは分かるけど、なんで?」
「本当に身に覚えがない?こんなことになってもシラを切るのは違うと思うし、逆に自覚してないならそれもそれで問題だよ?」
「どういうことなの?」
舞歌は「それなら言うね!細野と二股して古川と付き合うし、私たちも騙して利用しようとしてたでしょう?」
「え?何言ってるの?」
「古川とか6組の子から聞いた。古川を嫌っている振りをしながら、実は陰で古川と手を組んで、いろいろな子を騙そうとしたってね。しかも私たち3人の悪口を陰で相当言ってるそうじゃない!」
「舞歌、一体何を言ってるの?」
「桜子って出会ったときからそうだった。都合悪いときはすぐに言い訳したり、誤魔化したり。桜子が古川含めていろいろな子に流した私の悪口、私のことどう思ってたのかはっきり分かったよ!桜子と同じクラスだった琴音のことも「琴音は友達いないから仲良くしてあげてる」とか言ってたのを聞いてショック受けてたよ・・」
「舞歌、なんで古川のいうことなんて信じるの?」
「古川だけじゃなくて他の子も言ってたよ!桜子って悪口ばかり言ってるって。」
桜子が陰で誰かのうわさ話や悪口を言っていたのはあながち嘘ではなかった。
だが、大部分の女子が普通にやっているようなことだった。
全ては古川が来てから、おかしくなり始めたのだった。
古川がいろんな子たちと繋がりがあって、あることないこと吹き込んでいるに違いない。
「だから、それは・・」
と言っている途中で桜子は気づいてしまった。
もう誰に何を言っても無駄なんだ・・。
桜子は、「舞歌だけは信じてたのに・・、もういいよ。」
桜子はそのまま電話を切りベッドの上に倒れた。
桜子はぼろぼろと泣き崩れ、ベッドのシーツがみるみる濡れていった。
それから、桜子はクラスの誰も相手にしてくれなくなり孤立していた。
・・・
そして、次の日。
放課後、博正と待ち合わせると博正は深刻な顔をしていた。
「桜子、本当のことを言ってほしい。古川と付き合ってるの?」
桜子は驚き
「博正まで、そんなこと言うの?嘘だよ!!」
「できれば信じてやりたいけど、「古川とふたりでいた」って噂、それも何人も知ってること。これは、どうなんだ?」
「博正。それは!!」
「桜子。もう、いいよ!どうせ、俺よりあいつの方がいい奴だよ!!だから・・」
「待って、博正!実は・・」
桜子は全てを話した。
女子から孤立していること、古川が広いネットワークで情報操作をしていることなど・・。
博正ははじめは半信半疑だったが、桜子の真剣な表情から真意を汲み取った。
「大丈夫・・桜子には俺がついているんだから。」
「博正・・」
桜子はずっと泣きながら博正を抱いていた。
博正は桜子を守るように優しく抱いた。
そのあと、桜子は博正と自転車を走らせていた。
さっきまで曇り空だったが、からっと夏の明るい空になっていた。
桜子はずっと博正と一緒にいたいと思っていた。
そのあと、博正の家に着いた。
ベッドの中で素っ裸の2人。
桜子は博正に抱かれていた。
博正は桜子の体の上に乗り、桜子の豊満な乳房を揉んでいた。
そして桜子の長い黒髪に指を絡ませたり、体全体を弄っていた。
博正の固くなった根も桜子に摘まれていた。
そのままずっと弄り合う2人。
そのあと、博正は桜子の下半身の方に体を動かし、両手で桜子の太ももを押さえた。
「博正!何するの?」
「桜子、咥えてくれないか?」
「え?あっ、そんな・・」
博正は桜子にクンニし、桜子は俺をフェラした。
69でお互いに感じるすごい快感!
もう最高だった。
あまりにも気持ち良くて今にもイキそうな状態。
博正フルボッキしていて、桜子もかなり熱くなっていたが、博正はまた体位を変えた。
ベッドの上で桜子をうつ伏せに寝せると、博正が後ろから挿入。
「ああっ!あん!いいー!」
博正はうつ伏せの桜子と両手を繋ぎ、桜子も嬉しそうに博正の手を握っていた。
博正の逸物は桜子の中にさらに食い込んでいた。
その博正は桜子の腹部に肘を曲げて抱き、さらに右手で桜子の乳房を掴んだ。
博正は桜子の上に重なりながら桜子の乳房を両手で揉んだ。
桜子の可愛らしい乳首を指と指の間で挟んだりして、桜子はいやらしく声を出した。
博正は桜子の柔らかいおっぱいと固くなった乳首を何度も弄り、最高に興奮していた。
そのあとは、また向かいあい桜子と正常位で挿入。
博正は桜子と手を繋ぎながら、桜子を掘っていた。
「あぁ、博正!いい・・」
博正は延々と桜子を掘っていた。
桜子は乳房を揺らしながら嬉しいそうに喘いでいた。
・・・
数日後。
その日は1学期の終業式だった。
朝、自転車で学校についた桜子は見知らぬ人からスマホにラインが入っていたことに気づいた。
「僕は古川です。きちんと読んでください。あなたの親友3人がもう一度話がしたいって言ってるんです。でも、このままじゃ気まずいでしょう?だから僕が仲裁に入ります。体育倉庫の裏で待っているので今から来てください。」
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桜子の心は葛藤していた。
琴音・陽菜・舞歌の親友3人は古川に騙されて一度桜子を裏切った3人だ。
行ったところで、古川と3人が待ち構えていてボコボコにされるかもしれない。
古川が仲裁に入るというにも腑に落ちず桜子は迷ったが、
「どうせ今のままなら仲直りなんてできない!!それよりもあの子たちのためなら!!」
桜子は行くことに決めた。
体育館裏にある倉庫は3つある体育倉庫なかで一番古い倉庫であり、体育祭のとき以外はほぼ使わない。
桜子は体育館裏倉庫の前に来たが誰もいなかった。
すると桜子のスマホにラインが入った。
「あなたの親友は倉庫の中にいます。倉庫に鍵はかかっていません。」
桜子はドアを開けた。
だが、倉庫の中には人影ひとつない。
「ねぇ、どこなの?」
桜子があたりを見渡していると、後ろから足音が聞こえた。
振り返り、驚く表情の桜子・・
つづく
-END-
『あしはらけいじ(25歳・♂)』さんからの投稿です
ありがとうございます。
当コンテンツは、個人による創作実話(フィクション)作品とご理解の上鑑賞ください。当コンテンツには、犯罪的・倫理モラルに反する表現・タブー表現等が含まれる場合がありますが、飽くまでも表現上の誇張としてご理解ください。
※筆者より訂正
誤: 博正は桜子にクンニし、桜子は俺をフェラした。
↓
正: 博正は桜子にクンニし、桜子は博正をフェラした。
誤のままでは3pになってしまいますww