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私とあきおくんは、時間が許しさえすれば会うようにしていた。
高校が離れたことが影響していた。
それまでは学校に行けば必ず顔が見れていたし、部活が終われば一緒に帰ることもできた。
けれど、高校は同じ最寄駅を利用していたけれど、やはり中学の頃のようにうまく時間を合わせることは難しかった。
その分を埋めるかのように、私たちはこまめにメールでやりとりをし、少しでも時間のすきまを探しては待ち合わせていた。
一番好きな時期は、定期テスト前だった。
私たちの高校が同じ頃にテストを実施し、しかも部活はテスト前3日~1週間は休みになる。
だから一緒に帰ることができる上に、その後の時間を家で過ごすことができたからだった。
そしてその時期は、一番セックスをできる時期でもあった。
あきおくんの家よりも、両親が共働きであった私の家で過ごすほうが多かった。
テスト前の時期は、待ち合わせて下校し、そのまま私の家へ一緒に帰った。
前にも書いたが、私たちは理系と文系とに分かれていたので、お互いの不得意科目を教えあうという目的、つまりは勉強会という大義名分があった。
だからもちろん勉強していた。
けれどあきおくんは、私の部屋に入るなり私の身体を求めてきた。
「も~~」
と言いながら私は、絶対に拒まない。
なぜなら私もあきおくんが欲しかったからだ。
部屋に入るなり、あきおくんは私を抱きしめた。
そしてキスもする。
その間、あきおくんの手は私のセーラー服をまさぐる。
私もあきおくんのネクタイを緩める。
あきおくんは、器用にブラのホックをはずし、セーラーを脱がせ、スカートのチャックを下ろしてパンティと一緒に引き下ろす。
私は、あっという間に紺のソックスだけの姿にされる。
あきおくんはというと、もたつく私を手伝って自分でシャツのボタンをはずし、自ら裸になって私をベッドに引き倒した。
私たちの裸の胸が重なる。
あきおくんはフェラが好きだ。
私はそれを知っているので、言われなくてもいつも舐めてあげる。
そしてあきおくんは私がクンニを好きということを知っているので、いつも舐めてくれる。
フェラとクンニをセックスのたびにするようになったのは、高校に入ってからだった。
それまでは、なんとなく恥ずかしさの方が大きかったからだったが、ちゃんと「彼氏彼女」の関係になってからは自然とお互いへの気持ちが高まり、その結果としてフェラやクンニという快感を与える行為へと繋がっていったからだと思う。
とにかく私たちは、このころはお互いの性器を咥え、舐め、吸う、という行為に没頭していた。
けれどあきおくんは絶対に口ではいかなかった。
「だって、最後は入れたいし、そこでいきたいから」
と言っていたが、私は自分の口の中であきおくんがいく、ということにとても興味があり、その日は前戯としてのフェラではなくそのためだけのフェラとしてあきおくんのそれにくちづけていた。
「ね、入れよう?」
あきおくんは私の頭を押しやり、唇を離そうとする。
けれど私はあきおくんのおちんちんをくわえ込んであきおくんの申し出を無視する。
それだけでなく、あきおくんの根元を右手で軽く握り、ときどきキュッと締めて親指で裏側を擦る。
私の口の中はおちんちんでいっぱいだ。
唇を締めておちんちんの皮をとらえ、舌が頭にぶつかるように角度を定め、頭を上下させた。
その速度をだんだんと速めていく。
「あ…だめ、だめ、…こら…っ」
あきおくんの腰が浮き上がる。
「だめ」
と言いながら、私の頭を退けようとするあきおくんの手。
私はそれに抵抗して、おちんちんへの刺激を与えつづけた。
「あ、だめ、いっちゃうから…ほんと出る…!」
「いいよ、出して」
私は少しだけ口を離してそう言い、それまで以上にきつく唇を締めて素早い上下運動に戻った。
あきおくんの腰が、浮いたままで固まった。
のどの奥に、温かいものが勢いをつけてぶつかった。
私は動きをぴたりと止めた。
震えるおちんちんがあきおくんがいってしまったことを表していた。
おちんちんの裏側が、大きく跳ねているのを舌先に感じた。
そして、口の中いっぱいになるあきおくんの精液。
にがい、とのどの奥で感じた。
はぁ、はぁ、とあきおくんの荒い呼吸が聞こえる。
私も、自分も絶頂に達してしまったかのような不思議な気持ちだった。
おちんちんの痙攣が収まったことを確認し、私は精液が口からこぼれないようにゆっくりと唇をおちんちんに這わせながら離した。
その動きに、あきおくんは小さく
「ん…」
と声を漏らし、身体を緊張させた。
これだけ刺激にさえ、あきおくんは敏感になっていた。
唇を離し、私は口の中にある精液を飲み込んでみた。
にがい、と思った。
けれど、まずい、とは感じなかった。
不思議な塩味が鼻を抜けていった。
あきおくんと目を合わせると、あきおくんは恥ずかしいと言わんばかりの顔をしていた。
「飲んじゃった?」
「うん」
「…まずくないの?」
「うーん、おいしくはないかな」
そんなことを話して、私はあきおくんの隣に横たわった。
あきおくんの胸に手を回すと、あきおくんも私を抱き寄せてくれた。
そして、首筋に、肩に、胸に、腹に、最後に私のあそこに、唇を這わせていった。
「いや…っ」
私は思わず声を漏らす。
いつもなら、もっと念入りに乳首を攻め、指でそこを馴らし、その後でクンニ、というのが愛撫の流れだからだ。
いきなり舌でクリトリスをつつかれ、穴を吸い、舌を入れられたから、私は抵抗を感じたのだ。
けれどあきおくんはやめない。
代わりにこんなことを言う。
「いやじゃない。俺だっていかされたんだから。つーか、欲しいんでしょ?全然触ってないのにすげえ濡れてる。フェラするだけでこんなに濡れて…」
私のあそこが、わざとくちゅくちゅと音を立てられてしゃぶられた。
「あ…あ…んん…っ…あきおくん…」
いつもより乱暴な愛撫に、私はなぜか恥ずかしさを感じていた。
足を大きく広げられていたからかもしれない。
まだ日の高い時間の私の部屋は、電気を点けなくても明るく、私の身体全てを見られているという意識を拭うには、高校1年生という年齢はまだ若かった。
あきおくんは一旦身体を起こし、カバンから財布を取り出してコンドームをつけた。
その隙に私は毛布を引き寄せてそれにくるまった。
が、あきおくんは私から毛布を引き剥がす。
「隠すな」
私は足首を持たれ、さっきまで以上に足を大きく開かれた。
あきおくんのおちんちんは、さっきまでの収縮をものともせず、大きく起立していた。
そのおおきくなったものをあそこに押し入れられる。
「あぁん…!」
思わず大きな声が漏れてしまう。
しかし正常位でのゆさぶりはすぐに中断された。
「四つん這いになって」
私は言われた通りに身体を回転させようとする。
その途中であきおくんが突然入ってきた。
つまり、私は横を向いて寝た状態で、右足を持ち上げられた姿勢で入れられたのだ。
いつもとは違う膣でのぶつかりを感じる。
こんな体位は初めてだった。
私はすぐに絶頂を得る。
「あぁ!いくっ…!」
間もなく、私は果ててしまう。
しかしあきおくんは2回目であるせいか、さっきよりも長く快感を感じていられる。
執拗に、私の身体を貫き続ける。
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「俺はルーズより紺ソ派だな」
唐突にそんなことを言った。
ルーズとはルーズソックス、紺ソとは紺のソックス、のことだ。
このときの私は紺ソックスだけの格好だった。
あきおくんはソックスの足を持ち上げ、私を突いていた。
だからそんなことを思ったのか。
間もなく、あきおくんも絶頂を迎えた。
あきおくんはイクときに必ず一番奥で動きを止めるのですぐにわかる。
あきおくんが抱えていた私の右足を下ろし、私の胸にもたれかかってきた。
このときに聞いたあきおくんの発言以来、私はルーズソックスは履かなくなった。
あきおくんとケンカしたとき以外は。
それまでも私はルーズソックスは一週間に1~2日ほどしか履かなかったのだが。
「セーラー服に紺ソっていうのが清純~な感じがしていい」
とあきおくんは言っていた。
私は、同じ学校の学ランでも、またあきおくんのブレザーでもどちらでもかまわなかった。
あきおくんは、
「男特有の習性だろ」
と言っていた。
現役男子校生なのに、と私は笑った。
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