高校の時の話。
俺と女二人で、男の友達の家に集まった。
名目は次の文化祭の演目に関するミーティング。
K子が演劇部の部長、俺が副部長、Y美とT木を合わせたこの4人が部の中心メンバーだった。
Y美には彼氏がいたけど、たまに、あいつとこないだやったぜ、なんて報告されるようなゆるい子だった。
茶色の髪は軽くパーマがかかって、大きい眼はたれ気味、クチビルと胸がでかかった。
K子は対照的に、黒い髪にひろい額にちょっときつい眼で、細い身体ととても綺麗な指をしてた。
毎回このメンバーのときは顔がほてるほど熱い芸術論がぶつかりあう。
まあ、空のビール缶が何本も床に転がるし、いつの間にか恋愛論になってるのもお約束。
だけど、この日はいつも以上に過激な方向へ進んだ。
こっちの話で主導権を握るのは、もちろんY美だった。
いつものつき合った男の数やデートの内容なんて話題が初体験だとかセックスのテクニックの話に。
いつもは理想の結婚なんてことを言葉少なく語るK子が、ますます寡黙になった。
けど頬もおでこも桃色ってより、りんご色。
そして経験の無い俺は赤ピーマンのような顔で、前のめりになってY美に質問を浴びせた。
ふいに、K子が立ち上がり部屋を出ていった。
しまったと思ったが、すぐ戻ってきた。
開けたばかりの甘ったるそうなりんごのお酒の缶を両手に持って、ぺたりと俺のすぐ隣に座った。
肩はいまにもくっつきそうだし、ひざはもうくっついてる。
でも、なぜかK子の顔は見ることはできなかった。
顔だけ遠いところにある気がする。
「なんか~舌だけじゃなくて、手とかも大事らしいよ、男にいわせると」
「ふぅーん」
ほんの少し前から話題はフェラチオについてだった。
「ずーっと口だと疲れるしねえ、でも力かげんがむずかしいし」
「手ッ」
なんだそれは、と思ったら、興奮したT木が伸ばした手が、飲みかけの缶に当たってビールがテーブル一面に広がった。
慌ててティッシュを引っ張るT木に、微動だにせずに酒を飲むK子。
相当酔ってたのかな。
「あ~、手にかかったあ」
ぽたぽたと液がたれる手をふりふり、Y美がクチビルをとがらせる。
「んー、もう」
とがったクチビルから舌がでてきて、てろてろと人差し指の先から根本まで丁寧に舐めとりはじめた。
指の股なんかそりゃもうじっくりと。
中指は全部吸い込まれて、おっきなクチビルがミダらにむにむにと動いた。
「えへへ、あー、あんたらたってるでしょ」
やっと解放された中指は、糸を引きそうなくらいぬらぬらとひかっていた。
もちろん俺の股間は、ジーパンに痛いほど締め付けられたいた。
「当たり前だって、もう痛いって」
T木、お前もか。
「やだー」
そんなことをいいつつ、Y美は隣のソファーに座るT木の股間に手をのばす。
「おー、たってるねえ、パンパンじゃん」
滅茶苦茶うれしそうに、T木の耳もとではしゃぐY美。
四本の指でT木の股間をくすぐりながら。
「ていうか、どっちがおっきいの?口でされたことってあんの?」
どっちの質問にも答えそこねて、K子の指先をみつめる。
どんな顔してるんだろう、まだ、このほっそりとした指と反対に赤い顔なんだろうか。
Y美の指は動いたままだった。
「よし、見せてやるか、U」
T木は、期待と焦りのに混じったにやついた顔で俺のほうをみた。
なのに口調は仕方なさげ。
見せるって、大腿筋を?
それとも、小学校のときに鉛筆で刺されたときの痕を?
あ、それも太ももだっけ。
のどが渇く。
もう脱いでるし、って、もうくわえちゃうんだ。
T木のにくっつけた自分のソファーに座ったまま、大きく身を乗り出して、奴のだいぶ立派なモノを、ほんとにバナナでも食べるように口に含んだ。
柔らかそうなほっぺがペコリとへこんで、またもとに戻るときにはT木のにやけた顔が、舞台前のときのような真面目顔になっていた。
ちゃっかり胸もんでるし。
「ん、んっ、んふふふー、固いー、ん、んーふふ」
何度か頭を上下させて、笑いながら髪をかきあげ、口を離した。
「あはぁ、ひ持ちいい?」
いっぱいに舌の先をのばして、カリのところをチロチロと舐めてる。
唾液が多い体質なのか、Y美の舌がカリを離れるたびに糸をひいてた。
なぜか目線こっち。
いや、K子か。
「すげえ気持ちいいよ、なんかマジで感動」
Y美は答えに満足したのか、ソファーから離れてT木の目の前に立て膝をついた。
両腕をT木の身体とソファーの間にめりこませてから、またY美の頭が上下しだした。
「マジすげえ気持ちいい、感動しそう」
いつの間にかY美の頭に手をのせて、低いうめきをあげながら同じようなことをつぶやくT木。
「ん、ふっ、ん、、じゅっ、、、、、ん、、」
甘えるような、ため息みたいな音と、ときたま聞こえる唾液をすする音。
根本まで飲み込んで少し止まって、またゆっくりと顔をあげて、このまま、やめちゃうのかな、と思ってたら、亀頭が口から半分ぐらいでたところで、また止まった。
T木、絶対手に力入ってた。
手をT木の背中から引き抜いて、添える。
口の端はまっすぐだったけど、眼は笑ってた。
だって、Y美腰ふりふり振ってるし、T木泣きそうだし。
こんなパワーバランスみたことない。
十分楽しんだっていう満足感か、お情けか、押さえつけるように両腕をT木のももにまわすと、正座になおして顔を奴の股間にうずめた。
「ずっ、ん、ふん、、、、じゅる、、んんっ」
もしかして、つば多めなのは意識的にやってるのかな。
T木の上半身はうなりっぱなしだった。
Y美は本気モードに入ったのか。
見てるこっちが焦れるほどゆっくりとしてるかと思えば、身体全体を揺らすほど激しくしたり。
たまに奥まで吸い込んだまま止まるんだけど、むしろT木のうめきは大きくなった。
Y美の正座が崩れたあたりで、そのうめきが本当に苦しげになった。
「なあ、無理っぽいんだけど、いい?だめ?そろそろ、なあ、やばいって」
「ふ、、ん、んん~ー~?ずっ、ん~~ー?」
Y美はホントは余裕なのかもしれなかった。
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「うお、いや、やばい、ん、だけど」
二人の腰が同時に浮いて、T木はほんと苦悶の表情だった。
Y美は、やっぱりよゆーだ。
にやっ、と笑うと、ぱっと口を離して、左手でしごきはじめた。
「おら、おら~ー、気持ちいいのかヨー」
「うおっ、アッ」
ほぼ垂直にもの凄い勢いでT木のスペルマが飛び出して、そのまま発射された所に降りかかった。
「きゃ~ー、あんた出過ぎ、白過ぎ」
「いやー、だって超気持ちよかったし」
「や、汚い~」
といいながら、髪をかきあげ、T木のモノにゆるゆるとよだれをたらした。
べとべとになったそれの裏スジを、人差し指でくりくりとさすってまた笑うと、大きなクチビルをさらに広げて、一口で頬張ると、もごもごと口が動いた。
「じゅるっ、ずっ、んん、んー、じゅっ、ちゅう、ん、ふぅん」
音がすごかった。
T木は、完全に惚けていた。
Y美が小さく口を開けたまま顔を上げると、T木の股間はキレイになっていた。
ティッシュの箱に手を伸ばして5、6枚をばばっと抜き、口と手を拭き拭き、箱と丸めたティッシュをT木に投げつけて
「ごちそうさまっ」
といって、にかっと笑った。
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