高校2年の終わりの頃だったと思うんだけど、部活の大会があった。
それは色々な県からの参加がある大会で、2日間に亘って開催される大会だった。
その周辺の高校の体育館や公営体育館などで試合が行われ、参加者はその周辺に貸し切られたホテルに宿泊というものだった。
その年の大会はある海辺の町での開催だった。
1日目の試合が終わり、風呂と夕飯も済ませ、部屋に戻りくつろいでいると別の部屋の後輩がうちらの部屋に入ってきた。
(風呂についても、女風呂覗きなどの話もあるんだけどサイドストーリーなので省略)
「先輩、A高校の女子の部屋行きませんか?」
それが部屋に入ってきた後輩が開口一番言ったセリフだった。
うちの高校だけで全部屋が埋まるわけもなく、当然他の高校も同じホテルだった。
なのでどうやら、部屋の内線電話で遊ぶ約束を取り付けたらしい。
部屋の中は歓喜に包まれた!
大興奮!!
しかし俺はいまいち盛り上がれなかった。
なぜなら彼女と別れたショックからまだ立ち直っていなかったから。
しかも、その彼女(香里)も同じ部活やってて、今回の大会にも参加している。
別れた理由も些細な事が原因のケンカ。
なのにお互い意地を張って売り言葉に買い言葉。
そして収まりつかなくなって・・・。
そんな理由だから俺はまだ未練たらたらで、できればこの大会をきっかけによりを戻したいと考えていた。
なので、この後は香里を呼び出して話をしようと思っていたんだけど、結局友達と後輩に押し切られ、A高校女子の部屋行くことになった。
男6人で部屋に行くと、向こうも6人。
後輩は人数調整もばっちりやっていたらしい。
ちなみにその子たちは一つ下の1年。
最初は香里とのことが気になっていたんだけど、そこは男の悲しい性。
適当にしゃべったり遊んだりしてる間に、気づけば先頭きって盛り上がっていた。
「海に行かない?」
友達の一人が言い出して、みんなで海岸まで散歩することになった。
その頃には12人の一団もいくつかのグループに分かれてきていて、海辺に歩いていくうちに、俺の周りは親友の雅樹、美由紀とその友達の子(名前は不明)の4人になっていた。
美由紀はショートカット、動物で言うといたずら好きな猫タイプという感じ。
意地っ張りで男勝りの香里よりも色気があった。
うちの高校は結構強かったんで、それなりに有名な高校だった。
そのせいもあるんだろうけど、美由紀は俺のことをかなり気に入ってくれたらしく、腕を組んできたりした。
俺もまんざらではなく、傍から見ればかなりいちゃついてるように見えたと思う。
雅樹ももう一人の子といい感じで俺らの数歩前を歩いている。
そうやって砂浜と続く松林の間の道を歩いていくと砂浜の方からこちらへ歩いてくる人影が見えた。
「どの学校も同じようなことやってんな」
と雅樹。
だんだん近づいてくると、3組の男と女ということがわかった。
暗いながらも向こうの顔が認識できる距離まで近づいてきたとき、その中に香里がいることに気づいた。
香里も俺に気づいたらしい。
すれ違いながらも目が合う。
でも立ち止まらずそれぞれ歩き続けた。
雅樹も気づいたようだったが、俺に気を使ってか、美由紀たちに気を使ってか何も言わなかった。
俺も他の高校の女の子つれて歩いてるわけだし元カノだし、文句を言う筋合いはないんだけど、すごく複雑な心境だった。
多分そんな雰囲気が伝わったんだと思う。
美由紀が
「さっきの人達、知り合い?」
って聞いてきた。
俺は無言。
雅樹も誤魔化そうとしてたけど、女の子二人の追求には勝てず、あの中に俺の元カノがいたことを白状させられていた。
そんなんですっかり盛り下がってしまったんだけど、俺個人の理由で雅樹の自由な恋愛を邪魔するわけにもいかない。
「二人で消えろ」と雅樹に合図をし、俺は美由紀と二人になった。
美由紀は自分の別れ話や同級生から告られた話などをして、重苦しい雰囲気を打破しようとしてくれていたが、香里のことが気になってしょうがなかった。
それを察して美由紀が
「ホテル戻る?」
と言ってきた。
俺は美由紀に悪いと思いながらも戻ることにした。
二人でホテルのロビーでエレベータを待っていると、横の階段から香里が降りてきた。
一人だった。
美由紀は香里が元カノだとわかったようで居心地が悪そうだった。
ホテルに戻ったら香里と話そう、意地を張らずに話そうと思ってはいたが、思わぬところで会ってしまってまだ心の準備ができていなかった。
そして口から出た言葉が
「お前、なにやってんだよ!」
今考えれば、馬鹿だなあと思うんだけど、当時は若かったんだと思う。
第三者(美由紀)もいる状況で、素直に謝ったりとか、すごくかっこ悪いって思っていた。
その後は、「もう関係ないじゃん」、「自分だって女の子と海行ってたくせに」とか前と同じ意地の張り合い。
その間にエレベータが着いて、美由紀は
「じゃあね」
って一人で乗っていったがもう遅い。
二人になっても今更謝ることもできないで結局ケンカ別れ。
俺は自分の部屋に戻った。
しばらく部屋にいると携帯が鳴った。
出るとさっき番号を交換していた美由紀からだった。
心配してかけてきてくれたらしい。
話しているうちにもう一度砂浜に行こうってことになって、さっきと同じ道で砂浜に向かった。
美由紀はさっきと同じように腕を組んできて、香里のことは一切聞いてこなかった。
さっきは香里のことが気になっていて気づかなかったのかもしれないが、砂浜には結構な数のカップルがいた。
当然、中にはキスしてる奴らも。
俺と美由紀はそんな奴らを横目で見ながら歩いていた。
「結構、人いるね」なんて話ながら、周りの奴らから離れた場所を探して歩いた。
すると、あるカップルのちょっと先に適度に空いたスペースを発見した。
「あそこに座ろう」
と言いながら何気なくそのカップルを見ると、なんと香里だった。
しかもキスをしていた。
美由紀は香里には気づいていない様子。
そして、俺と美由紀は砂浜に座った。
隣に座った美由紀を見る。
その視界の隅には香里がいる。
美由紀もこの後の展開はわかってここに来ているので、視線を美由紀に戻すとどちらからとなくキスをした。
香里が他の男とキスしてるのを見て開き直ったのか、あきらめたのか、不思議と香里に対する執着みたいなものはなくなっていて、むしろそれを見た自分は興奮しているようだった。
軽いキスから始まり、徐々に唇を開かせ舌を入れる。
美由紀の体を引き寄せ、舌を絡ませたキス。
一度唇を離して美由紀の顔を見た。
美由紀はちょっと周りを気にした様子で周囲を見る。
そのとき香里は単なるキスだけでなく、既に砂浜に押し倒されている様だった。
それを見て
「あの二人、結構すごいね」
と美由紀が言った。
「うん」
そう言いながら、香里たちに負けないよう美由紀を押し倒す。
キスをしながら胸を触る。
パーカーの厚い生地の上からでも十分に胸の大きさがわかった。
パーカーの下に手を滑り込ませ、ブラを上にずらす。
手のひらと指で胸の感触を楽しんだ。
我慢できなくなってパーカーとその下のTシャツを捲り上げ乳首を舐める。
「ちょっと寒い」さすがに春になってきたとはいえ、夜は結構冷える。
なので、Tシャツだけ捲り上げたまま、パーカーを元に戻し、前のファスナーを開いて胸の愛撫を続ける。
同時に手は下半身へ。
ズボンの上から太ももやお尻を撫でる。
そして内腿へ。
すでに美由紀のあそこは熱くなっていた。
ズボンの上からでも十分にわかった。
俺はズボンを脱がそうとすると、美由紀が
「ここでやったら砂入っちゃわない?」
と言った。
俺は美由紀の体を起こした。
するとちょうど香里たちが松林に入っていくのが見えた。
美由紀の手を取り俺も松林へ。
木を背もたれに立たせ、再度キス。
胸への愛撫。
そしてズボンを脱がせた。
俺は美由紀の前にしゃがみ込み、片足を肩に担いだ形で美由紀のあそこを舐めた。
美由紀は声を出さないように努力はしているが、我慢しきれずやらしい声が漏れる。
美由紀は香里よりも濡れやすかった。
俺の頬まで美由紀のいやらしい体液で濡れていた。
十分に愛撫し舐めるのを止めた。
すると、その合図がわかったように美由紀がいたずらっぽく笑いながら
「交代」
と言った。
ズボンとパンツを脱ぎ、今度は俺が木を背もたれに立つ。
美由紀が足元に跪いて俺のものを咥え始める。
視線を先にやると木を支えにして香里が立っていた。
その後ろから男が香里を犯している。
美由紀のフェラ自体はそんなに上手くはなかったが、元カノのHを見ながらフェラをされるという特異な状況が俺を興奮させた。
そして俺は美由紀を木を支えに立たせ、後ろから挿入した。
腰を動かしながら、コンドームをつけていないことに気づいたが、そもそも持って来ていない。
「今日、大丈夫?」
と美由紀に聞くと、
「うん。でも一応外に」
と。
美由紀の中はとても熱く気持ちよかった。
後ろから胸を揉み、うなじや耳を舐める。
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美由紀ももう声を押さえようとはしていない。
何度かいきそうになったが堪えた。
絶対に先にはいかないと決めていた。
香里の相手よりも先には。
しかし、そんな俺の決心は美由紀の前にあっさり打ち砕かれた。
あまりにも気持ちよすぎて、もう香里や香里の相手のことなどどうでもよくなった。
ひたすら腰を動かし続け、ついに我慢の限界が来た。
「いくよ」
そういって俺は自分のものを美由紀から引き抜き射精した。
その後砂浜でちょっと話をした後ホテルへと帰った。
話をしている間に、恐らく香里たちもホテルに戻ったんだと思う。
うちらがホテルに戻ろうとしたときには砂浜にはいなかった。
美由紀とはその後メールしたりしていたが、住んでいるところも遠かったため、二度と会うこともなく連絡しなくなった。
香里とはそれから1年間、同じ学校で顔を合わせてはいたが、特によりを戻そうとかいった事もなく、同級生の一人&元カノという感じになっていった。
終わりです。
実際Hのところはあんまりよく覚えてないんですよね。
たとえば、香里と美由紀のどっちが濡れやすいかとか。
そもそも当時はそんなに経験ないからそんなに冷静でいられるわけないし。
その辺りは適当に脚色したんで・・・
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