私、美月(みつき/女)が子どもの頃の話。
よく妹とともに母に連れられて実家に行くと、祖父母とともに母の弟である叔父が出迎えてくれた。
叔父はニコニコと優しい感じがするが、小太りで頼りなさそうな感じのする人だった。
それでも、小さい子供の頃の私や妹は叔父によく懐いていた。
私が小学生くらいになってくると叔父がいつまでも結婚せずに祖父母と暮らしていることを不思議に思うようになっていた。
叔父は35才を過ぎてもフリーターらしく彼女がいるという話も聞かなかった。
金額の問題ではないが、いつも叔父だけくれるお年玉が少なかった。
小学校高学年になると、叔父が所謂「パラサイトシングル」だと思うようになった。
異性への目が厳しくなる思春期には、叔父のことを避けたりしていた。
いつも小汚い服装をしていたり、未だに親に食事を用意してもらい、服などを買って貰っているのではと思える叔父が気持ち悪く見えていた。
そんな叔父だが、私が小学6年生になった頃、叔父がとある公務員の試験に合格した。
その試験は合格するのは大変だが、一度合格してしまえば一生安泰と言われる試験だった。
叔父の合格発表の1週間後、私と妹は両親に連れられ実家にお祝いに行った。
いつも心配そうに叔父を見ていた祖父母がいつになくニコニコしていて、どことなく叔父に厳しい母も笑顔で叔父の成功を喜んでいた。
テーブルにはお正月のように豪華なご馳走が並んでいた。
当の叔父も、いつもより貫禄がついた感じがした。
その翌年から、叔父は念願の職に就き急に羽振りが良くなった。
叔父は一人暮らしをはじめて綺麗なマンションに住んだり、車を乗りこなすようになった。
うちにも高級食材のお中元・お歳暮が届いたりした。
翌年のお年玉は「千円札と間違えてませんか?」と思わず聞きそうな額が入っていた。
妹も小学生にはあり得ないような金額が袋に入っていたらしい。
そのようなこともあって、私は叔父を見直すようになった。
高校受験を考える時期になると、両親から「学費のかからない公立に行け」と言われた。
妹も2年後には進学するので、姉妹揃って進学したいならお金のかからないところに行けという裕福でもない家の事情はよく分かっていた。
だが私には行きたい学校があって、そこは私立の学校で偏差値も高かった。
なかなか言い出しづらかったが、親にそのことを話すと
「合格したら行ってもいいが、塾代はこれ以上は出せない。」
と言われた。
考えてみれば、お金もないのに高校に進学させてくれて、最低限の塾代も払ってくれて、仮にも「合格したら行ってもいい」と言ってくれた両親に感謝するしかなかった。
そのことをどこから聞いたのか、ある日叔父が家に来て「私立進学のための費用を工面する」と言ってくれた。
そのための塾代、学校の入学金、毎年の授業料の一部を叔父が負担すると言う。
叔父が経済的に余裕があるとは言え、その金額は決して安いものではないので両親は叔父の申し出を丁重に断ろうとしていたが、叔父は曲げなかった。
そして、最終的にいくらかかるのか見積もりを出した上で叔父と確認し、叔父は学費を支払うことを了承してくれた。
私は両親とともに泣きながら叔父に感謝した。
そして、叔父の援助を励みに私は受験勉強に取り組んだ。
夏休みは、お盆や日曜日以外の30日間の集中特訓講習に励んだ。
そして9月の初めの模試で、志望校が初めて合格圏に入った。
そして2月、私は念願の第一志望の高校に合格した。
合格発表を見に行ったとき、まず両親にスマホで電話するとともに、叔父にも報告した。
叔父はとても喜んでくれた。
そして私は、夢にみた都内有数の進学校で高校生活を送ることになった。
高校の授業は決して易しくなかったが、叔父や両親の助けがあって今があることに感謝して真剣に取り組んだ。
そして、夏休みに入った。
叔父はお金持ちになってから車でいろんなところに旅行に出かけるらしく、よく日本各地のお土産を送ってきてくれるが、今年は一緒に旅行に行かないかと誘われた。
私の家族全員となるといくら叔父でも学費の面もあって流石に厳しく、かといって家には家族旅行に行く余裕はない。
なら、高校入学祝いとして私だけでもどうかって話になった。
両親は叔父のことをかなり信頼していて、私も一回くらいなら悪くないかなって叔父について行くことにした。
その日、私は叔父の車の助手席に乗せてもらい出発した。
高速道路を進み、途中サービスエリアでランチをして、そして歴史ある感じでやや地味な温泉の街にやってきた。駐車場で降りて、古めかしい温泉旅館に入って行った。
実は、サプライズのためどこに行くかは知らされていなかった。
だから海沿いの綺麗なホテルとかを想像していた私だったが、こういうのも味があってワクワクできるものだった。
温泉旅館に入り、私たちは浴衣を着て叔父と旅館を回った。
温泉旅館には、鹿威しの音が響く庭があったり、卓球台があったり、いろいろ楽しめそうだった。
叔父と温泉旅館を回りながら、ふとなぜ叔父がこの温泉旅館を選んだのか気になった。
学費のことで節約したいならもっと安そうなホテルとかありそうだし、そもそも私を連れてきた理由もよく分からない。
旅行に連れて行かなかったところで誰も文句なんて言わないのに。
まさかと思うけど、叔父はエッチなことをたくらんでいるとか?
そんな叔父を見ると、叔父は私の視線に気づいていないのか落ち着いた顔だった。
当たり前だが、叔父が今までに私に変なことをしたことは全くない。
叔父の視線や態度が気になったこと、例えば私の胸元を見たりとかしたことも一度もなかった。
今回の旅館でも予約は一緒でも、部屋は別々だった。
叔父が私の部屋に勝手に入ることはできない部屋の作りになっていた。
叔父のことだから、変なことはしないと思うけど・・。
と思いながら、まさかここって混浴じゃないよね?
温泉の入り口まで来ると、そこは男女別だった。
私はほっとしながらも叔父を見ると、叔父は表情も変えずに私を見た。
「じゃあ、今から1時間くらいでいいかな?」
「・・あ、うん。いいよ。」
私がそう答えると、叔父は男湯の暖簾に入って行った。
私は女湯に向かい、脱衣場で服を脱いで大浴場に入った。
そこは、石造りの綺麗な温泉で、露天風呂もあった。
私はいろんな種類の温泉に浸かり、温泉の雰囲気を満喫していた。
外の露天風呂に浸かると、近くの山が見えたり、川の音が聞こえて来るのも良かった。
私はこの雰囲気に、どんなにスーパー銭湯やスパが発達しても、本物の温泉には勝てないと思った。
そして1時間はあっという間に過ぎて、私は浴衣を着て脱衣場から出た。
叔父はすでに出ていて、少し待たせたかなって思ったが、
「じゃあ、行こうか。」
落ち着いた声で言った。
そのあと、卓球場に行くと卓球台が空いていたので叔父と卓球をした。
叔父も私も上手過ぎず下手過ぎることもないので、互角でありなかなか楽しめた。
私も楽しくなりアハハと笑いながらプレイしていたが、叔父は落ち着きながらも暖かく私を見ていた。
ほんの数年前までは頼りなく見えた叔父が、なんか変わったよなって思った。
そのあとは食堂で食事。
食堂は畳に座布団という和風な感じ
白ごはんや蕎麦、おかずも野菜に魚、お肉などバランスよい感じで、味も格別だった。
そのあと、部屋に向かい、
「じゃあ、明日。」
「うん。またね。」
と言って叔父と別れた。
私は部屋で横になりスマホをいじっていた。
畳に布団という和風な感じだったが、それも味があってよかった。
となりからは叔父がテレビを見ているような音が微かに聞こえてきた。
まさかと思うけど、エッチなのでも見てるのかなって耳をすませてみると、タレントの笑い声などが聞こえ、バラエティ番組のようなものを見ていることが分かった。
ほっとすると同時に、なあんだって思ってしまう私。
それからしばらくすると、急に眠くなって私は眠りについた。
翌日、目が覚めると叔父とともに食堂に行き朝食をとった。
朝食は、よくホテルであるようにバイキング形式になっていたが焼き魚や玉子焼きなど和食だけのバイキングになっているのがなかなか良かった。
そのあとは浴衣から洋服に着替えて叔父とともに旅館を出た。
車ではなく徒歩で温泉街を回る私たち。
昔ながらの瓦屋根の建物が並ぶ良い雰囲気だった。
しばらく一緒に歩いたあと、叔父は
「しばらく自由行動にしようと思うけどどうする?」
私は折角叔父と一緒なのにわざわざ別行動にすることに疑問を感じた。
まさか、叔父が一人でどっかに行くとか?
一方で、私は一人で行きたいところに行くのも楽しそうだと思った。
何かあったらスマホで連絡しあい、見物が終わったら直接旅館に戻ることにした。
そして叔父と別れ、町を散策する私。
私は、川沿いの道やちょっとした公園など、あてもなくいろんなところを歩いていた。
街全体の雰囲気がよくどこに行っても楽しむことができた。
そのあと、私は竹林の中にある茶屋でソフトクリームを食べながら周辺の雰囲気を楽しんでいた。
しばらく休んでいると、不意に若い男性の声で
「こんにちは。○○さんですか?」
苗字で呼ばれて驚いて相手を見ると、高校生くらいの若い男の子がいた。
「そうですけど、どちら様?」
私はナンパか何かかなと思いながらも、苗字を知っていることに不思議さがあった。
男の子は優しく微笑みながら
「僕、東京の○○高校の1年D組の□□(苗字)です。」
「え、そうなの?」
こんなところで、東京の、しかも同じ高校の生徒に会うとは思いにもよらなかった。
彼とは面識がなかったが、優しそうでしかも少しイケメンだった。
私は座席のスペースを少し空けて、彼を座らせた。
彼は夏樹(なつき)。
夏樹も旅行でここに来たらしい。
私と同じように自由行動をしているところらしかった。
私はしばらく夏樹と世間話をした。
しばらく話していると夏樹が
「この辺りに綺麗な滝があるんだよ。」
「そうなの?」
「見に行かない?」
「うん。」
私は夏樹と一緒に滝を見に行った。
夏樹と話しながら15分くらい歩き、道路から外れた坂道を下ると滝の音が聞こえてきた。
そして、その滝の前まできた。
「すごーい!綺麗だね。」
「ね、雰囲気いいよね。」
目の前には透き通った水の綺麗な滝があった。
私は夏樹と一緒しばらく滝を眺めていた。
そのあとも、私は夏樹と行動を共にした。
温泉街を回り、お土産屋を見たりした。
しばらく夏樹と過ごしたあと、夏樹は
「連絡先、教えてもらってもいいかな?」
「うん、いいよ。」
私は夏樹とLINEの連絡先を交換した。
「じゃあ、またね。」
「うん。学校でまた会いたいね。」
そして旅館に戻る私。
叔父は既に戻っているのか、隣の部屋からテレビの音が聞こえた。
翌日、温泉旅館から家に戻った。
夏樹とはLINEで連絡を続けていた。
2学期が始まると、私は夏樹と学校で再会した。
そして一気に距離が縮まる私たち。
・・・
それから、3年後・・・
大学生になった私は、彼氏の車であの温泉街に戻ってきた。
彼氏というのは勿論、夏樹である。
そして、夏樹と一緒にあの温泉旅館に泊まった。
懐かしい温泉や食事を楽しみ、夏樹と卓球もして、お互いに笑い合う私たち。
そして、夜・・
旅行の畳に敷いた布団の上で、私たちは裸になって抱き合った。
「ああん・・」
ベッドの中で、私は夏樹に抱かれていた。
仰向けの私は、夏樹に乳房を揉まれお腹周りや股間も撫でられていた。
「夏樹、気持ちい・・」
私は夏樹を抱いて夏樹と身体を密着させた。
私の乳房が夏樹の上半身に当たり、夏樹も気持ちよさそうだった。
そのあと、夏樹と抱き合ったままディープキス。
私たちはよだれが溢れるほど、激しくお互いの舌を絡ませていた。
そのあと、私は夏樹の肉棒を挿れられた。
「ああー!あんっ!!」
私の大事なところに挟まる夏樹の逸物。
男性のモノを挿れられるのってなんでこんなに感じるんだろう。
そのあと、ピストンする夏樹。
私は突かれる度に、アンアン喘いで、汗が出るほど火照っていた。
夏樹は私をピストンしながらも、私の乳房や乳首を弄ったりしていた。
すっぴん - 初回1,000円分無料で遊べます
あそこがあまりに気持ち良くてたまらなかった。
そして、夏樹は
「もう、我慢できない!あ、出る!」
と叫び、私も
「あっ、あっ、あつい!!」
私の体の中のゴムが暖かくなっていた。
夏樹は私の中から抜きゴムを外すと、私は夏樹の逸物をひと舐めした。
夏樹は「あっ」と小さく声を出し、私はほのかな精子の香りを愉しんだ。
そのあと、私は布団の中で夏樹に肩を抱かれてピロートークをした。
「いつ言おうか迷っていたけど、折角ここに来たから・・」
と3年前の話をしてくれた。
実は、夏樹と私の叔父は顔見知りで、夏樹の父方の実家はこの温泉街にあった。
そして夏樹と私が偶然同じ高校に進むことを知った叔父は、ちょっとした出会いのきっかけになればと私を温泉旅行に誘ったらしい。
そして、その日私と別れて自由行動に入った叔父は夏樹と待ち合わせて、私に近づくチャンスをうかがっていたと。
そう考えると、私をサプライズの旅行に誘ったり、別行動をしたりした叔父の不思議な行動も説明がつく。
何はともあれ、素敵な彼氏ができたからいいかなと思い、私は夏樹の体を抱いた。
–END–
『美月(21歳・♀)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
コメントを残す