私は希(のぞみ/仮名)、高校の修学旅行での話。
私たちの高校は男女共学の公立学校だった。
修学旅行では、行き帰りの飛行機以外はほとんどが観光バスで移動のためバスに乗っている時間が多く、昼間はたっぷり寝る時間があった。
そのため夜は恒例の女子会!
部屋には女の子6人がいて仲良い子ばかりだった。
修学旅行は3泊もあるので、3日目になると女子会のネタもだいぶ尽きていたが、最後にはとっておきのイベントがあった。
それは「誰にも言えない自分自身の秘密」を暴露するというものだった。
内容は秘密厳守だが、みんなが驚くような衝撃的なものでなくてはならないと決まっていた。
順番はジャンケンで決めて、私が最後になった。
そして1人ずつ話していく。
他の5人の内容もなかなかのもので、過去の異性関係での失敗談、大きな過失を犯したが未だに発覚してないことなど、友達がそれぞれ違う複雑な過去を持っていることに驚くばかりだった。
そして私の番になった。
「実はね、私SM趣味があるの。」
そういうと、驚きながらも興味津々に聞いていた。
「私、昔からドラマとかで縛られている女性とか見るとなんか興奮してくるの。一人でエッチなことするときとか、縛られて捕まっているシーンとか想像して妄想したりして・・」
一通り話すと、聞いていた女の子の一人が
「誰かに縛られたこととかあるの?」
「ううんないよ。縛られているようなポーズをして妄想とかはするけど。私彼氏いたことないし、いたとしてもそういうプレイとか言い出しにくいし。」
「実際Mなの?」
「うん・・」
5人は興味深々だった。
そしてある一人が
「ねぇ、希を縛ってみない?」
「いいね!ロープとか紐とかない?」
私は
「え?そんな!」
とは言いながらも、縛られるかもしれない状況にドキドキしていた。
そして、ひとりの女の子が
「あるよ!」
と、カバンから白い綿ロープを取り出した。
「どうしたの?それ!」
「これね。私、毎年キャンプに行っててこれ持っていくんだけど、カバンに入れっぱだった。」
そう言いながらその子は束になっているロープをスルスルと解いた。
そしてロープを持って私に近づいた。思わずビクッとなる私。
「どう?やってみる?」
その子は聞いた。私は少し躊躇しながらも
「うん。」
と答えた。
そして私はパジャマのまま手を後ろの回した。
するとその女の子は私の後ろ手首を縛り始めた。
縛り方がなぜかうまかった。よくキャンプでロープを使いこなしているからだろうか。
そして私は後ろ手首を縛られたあと、胸の膨らみの下あたりで胸縄をされた。
よくドラマであるような縛り方だった。
「完成!」
その子が言うと、
「すごーい!」「上手だね!」
など歓声があがった。
そして女の子5人は私のことをしばらく眺めた。
「どう?希?」
「興奮するの?」
私は手を動かせない感覚にドキドキしていた。
「うん、興奮する!」
私が言うと、
「ドMじゃん!」
「変態~」
そう言うと、私は5人に囲まれた。
そして、縛られて動けないまま私は5人に体を触られた。
女の子たちは容赦なく、私の胸や髪、脚、縛られている手首などを触ってきた。
「あ!ちょっと、だめ!」
「嬉しいくせに・・」
私は女の子たちに悪戯されてドキドキしていた。
そしてしばらく弄ばれたあと、
「え?ほどいてくれないの?」
私が言うと
「今日はそのまま寝て!」
「そのままの方が気持ちいいでしょ?」
「いい夢見られるかもよ」
「そんなぁ・・」
私は縛られたまま布団に入って、シーツは友達がかけてくれた。
そして、縛られている状況に悶々とする私。
しばらくすると友達の寝息が聞こえてきて、私も気がついたら寝てしまった。
・・・
どれくらい眠っただろうか。
気がつくと部屋が少し賑やかになっていた。
どうも、部屋の友達の彼氏が夜這いに来たらしい。
話声が聞こえるから「うるさいなぁ」って思っていた。
我慢しながら、もう一度寝ようとすると、
「さっきから気になってたんだけど、希ちゃんってなんで縛られてるの??」
「希はね、Mらしいよ。だから、ちょっと悪戯してみたの。」
私は、その場でハアッと起きた。
「あぁ、起きちゃった?」
その場には2人の男子がいた。
1人は友達の彼氏だが、もう一人は私が密かに片思いしていた男の子だった。
「え?どうしてここに?」
私が言うと、
「希ちゃんも同じ部屋だって言うからさ。来たんだよ。」
「え?でも・・」
男の子は私に近づき、
「なんか、希ちゃんがこんなことされてるってドキドキするよ!」
私は
「どういうこと??」
すると男の子は私を抱き
「縛られるの好きなんだってね。僕も縛られている女の子大好きだよ!!」
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「本当に!?」
彼は私を抱いた。
唐突な行為だが私は抵抗しなかった。
そして男の子は私を強く抱き、私の胸などの感触が彼の体にあたり男の子は興奮しているようだった。
そして男の子は私の胸やあそこを服の上から触った。
そのあとも布団の上で、私は男の子と向かい合って会話を続けた。
好きな人とこんな格好で話をしているのがシュールな感じがした。
男の子は私の胸や脚などを何度も眺めていた。
窓際では彼氏とイチャイチャしている友達が私の方を向いて笑っていた。
・・・
翌朝、目覚めると友達がほどいてくれたものの一晩中縛られていたため手首や肩が痛かった。
友達と秘密の話をして縛られたのは事実だが、そのあとの男の子2人が来たあたりは何かぼやけた記憶で現実とは思えなかった。
そもそも修学旅行中の夜這いは飲酒や喫煙同様にご法度である。見つかったら退学になりかねない行為であり、そこまでのリスクを冒してまで会いにくる理由もない。
夢だったとしても、いい思いができたからいいかな・・
そして、私を縛ってくれた友達が
「いい夢、見れた??」
–END–
『Nozomi(32歳・♀)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
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