高2のクラスメートのO島さんは今でも思い出す。
制服の上からでもふくよかなふくらみが確認できたし、セーラー服のすそがいつも心持ち(ここチラリズム!) 持ち上がっていた。
胸を隠そうとして猫背、なんてこともなく姿勢もよくて、 前を向いて盛り上がった胸はサイズのあったブラジャーをつけていることを想像させた。
同じ学年にも巨乳と呼ばれている女子はいたけど、よく言ってぽっちゃりとデブの境界の人間が多かった中で、制服からのぞくほっそりとした腕と紺のニーソックスに映える白い足・・・。
彼女と話すときは視線をぐっと前に固定して話すのに苦労した。
肩までの黒髪のストレートで、なんだかおとなしそうな子みたいに思えるだろうけど、よく笑う(笑うと少し歯並びが悪くて八重歯がのぞく)感じのいい子だった。
成績は良くなかったみたいで、やっぱり巨乳は頭悪いなんて言われてたけど。
修学旅行のときの赤いニットのセーターは忘れられないよ。
O島さんはけっこうかわいかったけど、クラスが同じであること以外特に接点もなく、ふくらみへの執着が恋心になることもなく。
毎日横目でぼーっとおっぱいを眺めて暮らすのみ。
お互い当たり障りのないクラスメイトだったが、文化祭やら修学旅行やらのイベントを通して 友達というほどではないけど、まあそれなりに仲良くはなった。
俺は自転車通学で、毎日片道30分は自転車をこいでいた。
O島さんも同じ方向で、たまに帰り道でいっしょになり、クラス内ゴシップをしゃべりながら自転車をこぐこともあった。
下校の時に肌寒くはあるけどまだコートを着るまでもない頃、また偶然帰り道で彼女と会った。
終わったばかりの文化祭の話をしながら自転車をこいでいるとガキッ!と嫌な音がして踏むペダルの感触がスカスカ。
チェーンが外れたのだ。
俺の乗っていた安物のマウンテンバイクは忘れた頃にこういうガタが来る。
「ごめんね、先に帰っててよ」
と気を使うも、
「いいよ、この先に自転車屋さんあったし、そこまでつきあうよ」
ありがたいけどちょっと気まずいな、話持たないんじゃないか、と思いながらも自転車屋にポンコツを預けた。
「つき合わせてごめんね、今度なんかで埋め合わせするからさ」(紋切り型なセリフに女子になれてない焦りが見受けられるw)
「やったー、じゃあ今ジュースおごってよ。」
O島さんは缶のミルクティーを飲みながら
「帰りどうするの?」
と聞いてくる。
「まあ少し遠いけど駅まで歩こうかな・・・。」
「それなら私の自転車に二人乗りしなよ。うちの近くの大通りまで来ればTくんもバス拾えるし」
「いや、悪いよ。(気まずいし恥ずかしいし違反だし)」
「いいよいいよ。その代わりこぐのはT君ねw」
彼女の自転車はいたって普通のママチャリ。
後ろの車輪にちゃっかり六角が付いている。
まず俺が自転車にまたがり、O島さんが俺の肩に手をかけて真後ろに立つ格好。
少しよろけながらもゆっくりとこぎだす。
あれね、よっぽど密着しない限り二人乗りって体くっつかないのね。
手だけ。
しかし唯一の密着点である肩に当たる手のひらに神経を集中し、後ろでは車輪の幅の分少し脚を開いたセーラー服の女子高生がいると想像する。
何より甘酸っぱさいっぱいの制服二人乗りなのだ。
ちょっとがっかりしながらも後ろから声が聞えてくる。
少し声が遠いので
「え?」
と聞き直すとおっぱい!
背中におっぱい!
おっぱい警報発令!
体を寄せて頭の上のほうから何かしゃべってるが何も聞えない季節が夏でないのが悔やまれる学ランだ冬服は生地が厚いでもやわらかいでも表面がかたいのはブラジャー地面からの振動で上下にぷるぷるしてる体が動いてぜんごにぷよぷよABCDEFGあなたのお名前なんてーの?
「ねえ、T君って彼女とかいないの?」
数秒間のタイムラグをおいて脳に声が届く。
いつもだったら「とか」ってなんだよ彼女のほかに彼氏とかいるとでもいうのかよというところだが今は背中に全神経を集中気を集中。
「うーんいないよ平和平和」
とかテキトーな返事。
背中にはいまだに心地よい圧迫感。
「O島さんはどうなの?」
と話題を振る。
彼女はちょっといいよどんで
「あのね・・・」
と話し始める。
首筋にさらさらの髪。
その後はお決まりのパターン。
彼氏ができたんだけど ~略~ で、ひどくてね ~略~ 結局こないだ別れたの。
グチの部分はばっさりカット。
彼氏がいたことは少しショックだったが今はおっぱいおっぱい。
素直に聞き役に徹する。
いつもなら突っ込むところも素直に聞き流す。
たまに段差があると首筋に胸がずれてあたってやわらかさとあたたかさが。
ああ、ああ・・・。
楽しい時間はすぐ終わる、ゆっくりこいでいた自転車ももう約束の場所まで。
彼女のグチも一段落。
自転車から降りて、俺は自分のカバンをかごから取り出した。
「いや、本当に助かったよありがとう。」
「うん。」
「それじゃあまた明日学校で。」
「・・・あの・・・よかったらもうちょっと話聞いてくれる?私の家まですぐだし、お茶くらい出すから。あ、今度は自転車も私ががこぐから。」
「うーん。まあいいよ。別に予定もないから。夕飯までに帰ればいいし。」
少しめんどくさそうに、でも内心では喜んで返事。
正直他人のイロコイ話聞くのそんなに好きじゃなかったけど、女の子がグチを言ったり家に呼んでくれるくらい打ち解けてくれることが嬉しかった。
ウブな俺。
結局自転車は自分がこいで、2分もしないうちにO島さんの家へ。
彼女の家は住宅街にある一軒屋だった。
「あがってあがって」
「おじゃましまーす」
彼女について階段を上がり、部屋の中へ。
部屋の片方にはベッド、片方には勉強机と本棚、床にはホットカーペット、ちりばめられたぬいぐるみ。
こじんまりとしたかわいらしい一人部屋だ。
「お茶入れてくるから少し待っててね。」
クッションをすすめて彼女は階段を下りていった。
うーん・・・お湯を沸かす、お茶菓子を出す、ティーポットに湯を入れる、お盆を持って上がってくるで3分だな・・・。
まずはお約束、大きく息を吸ってみる。
ああ、乙女の香り。
部屋の隅にあるタンスを凝視。
下着は一番上の段か?ああ、ブラのタグを調べたい・・・・。
E65くらいか?それともF70?バストトップが88、ウェスト62、ヒップも結構張ってて87!
ああ、数字の妄想もまた甘美。
階段を上がってくる足音で我に返り、あわてて座りこむ。
「おまたせ、紅茶でよかったかな」
「ありがと。俺、コーヒーより紅茶が好き」
小さい机の上に紅茶とクッキーを置いて、斜向かいに座る。
雑談をしながらも、またさっきの話を続けるように促す。
こういう時はとにかく黙って聞いてあげたほうがいい。
今度はさっきみたいなグチモードじゃなくて、ぽつぽつと優しかった話やら、思い出やら・・・。
しばらくすると彼女はうつむいていて肩を震わせている。
迷ったが、緊張しながらも思い切って片手を彼女の手に重ね、片手で背中をさすってやる。
こんなことできるのは恋心を抱いてない強み。
そしてほんのりと下心。
彼女は体を預けてしゃくりあげ始める。
鎖骨の辺りに彼女の頭。
学ランが涙で湿る。
目の前にあるサラサラの髪と胸元にあたるのあたたかさにもう辛抱たまらんのと、しかしいいの?
こんな簡単に甘えちゃって、隙だらけで付け入れられますよ、とハアハアと冷静さが同居。まあ俺も急な展開にテンパっていたのだ。
打算と衝動に突き動かされ、右手で肩を抱き寄せる。
手を握っていた左手を腰の方へ。
だんだんと上へずらしていき、ふくらみにそっと手を添える。
紺色の制服を通してレースの凹凸の感触、体温が伝わってくる。
ゆっくりとなでると彼女がビクっと身を縮ませる。
「や・・・・・・」
と体を離す。
「あ、ごめん・・・」
さっと彼女から手を離し、姿勢を正す。
涙で濡れている彼女の顔が真っ赤だ。
俺も負けず劣らず赤いに違いない。
自己嫌悪に陥りながら、彼女に渡そうと思ってティッシュを探そうとすると
「わ・・・」
O島さんは俺の頭を引き寄せ、胸元に抱き寄せる。
「ごめんね・・・・・・」
何をあやまってるのかよくわからんが、もうそんなことはどうでもいい。
ふくらみに顔を押し付けられている。右のほっぺたにこの世でもっとも幸せな感触が・・・。
ゆっくり顔を動かして、谷間に正面を向くようにしてすりつける。
すこしざらついた制服の下のふよふよしたやわらかさ。
頭の後ろに回された彼女の手のあたたかさを感じながらほおずり、顔全体でやわらかさを堪能する。
谷間の間にある鼻から大きく香りを吸い込むと甘い匂いにクラクラする。
「ん・・・・・」
彼女のため息。
顔は押し付けたまま、ゆっくり後ろに手を回し制服の裾から手を入れる。
すべすべした肌をさぐりながらブラジャーのホックをはずす。
「・・あ・・・・いや・・・」
開放された胸に触れながら、後ろに回る。
後ろに回って両手で胸を包む・・・手に余る大きさだ。
ゆっくりと円を描くようにもむ。
もむ。
うなじに唇を当てて体温の高さを感じながらひたすらにもむ。
「いやあ・・・・」
もう一度前に回りゆっくりと制服をまくりあげる。
ああ、夢にまで見ておっぱいが目の前に。
真っ白な肌に薄茶色の乳首、
「・・や・・・・はずかしい・・・・・・」
きれいだね、なんて気の抜けたアホらしいセリフ絶対に言うものか。
何も言わず顔をつんとしたふくらみの間にうずめ、もみながらやわらかさを楽しむ。
ホットカーペットに押し倒す。
横になっても形のきれいなおっぱいを眺め、乳首を口にふくむ。
「あ・・・ん・・・・」
初めてきく彼女のかん高い声。
右手をスカートの裾に入れてたくし上げる。
いつもの制服からふとももが出ている姿ってなんていやらしいんだ。
体勢を変えようと体を動かすとゴツン、と腰に机が当たった。
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まだたっぷり残っていた紅茶が倒れ、カーペットにもこぼれてている。
とっさに近くのティッシュでふいていると、O島さんがタオルをもってきてくれた。
二人でしゃがみこんでふいていると、急にさっきまでのことがとてつもなく恥ずかしく思えてきた。
ふき終わっても俺も彼女も顔を真っ赤にして黙ったままだ。
すると、
「ただいまー、Y子帰ってるー?」
と彼女の母親の声だろう。
彼女は部屋のドアを開けると
「おかえりなさーい」
と一言言うと、ドアを閉め、後ろを向いてブラジャーを直し始めた。
制服の隙間から腰から少し上の白い肌が見えている。
結局その日はそれだけで帰った。
そのあとO島さんとはとくに進展もなく、高校卒業後俺は地元を出て大学に通い始め、連絡も取らなくなった。
最後に会ったのは大学2年の夏休み。
駅でばったり会った。
彼女は短大だったので就職活動中で、リクルートスーツだった。
5分と話さなかったが、そのときはずっとリクルートスーツを脱がす妄想してたよ。
つやつやの黒髪と白シャツの下の胸は相変わらずだったことを記しておきます。
おわり。
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