私には行きつけの場所があった。
路地裏の古びた映画館なのだが、そこでは、
『当館では女性客のみならず、男性客に対しても、いかがわしいイタズラをする者がおりますので、ご注意下さい。』
というアナウンスが常時流れていた。
暑い夏の日だった。
その時の私は21歳、いつの頃からか、誰かにハダカを見られるのが快感になっていた。
相手は女でも男でも、どちらでもよかったが、女だったら風俗嬢くらいしか相手はいないだろう。
その点、男だったら、この映画館のような、いかがわしい場所があるので、手っ取り早い。
私はその映画館の後方に座り、映画を見ながらチャンスを待った。
ほどなく、一人のおじさまがジワジワと近づいて来た。
そして、そっと私の手を触ってきた。
私はゆっくりと振り向き、おじさまの顔を見ると、40代と思われる筋肉質のおじさまだが、残念ながら・・・ハゲ。
『ハゲは好みじゃないなあ。』
そう思った私は、そのおじさまを『おつむの君』と命名し、そっと手を振り払って、その場を離れた。
つまり拒否したのだが、おつむの君は、なぜか私の後についてきた。
歩くスピードを早めたが、それでもおつむの君はついてくる。
駆け足で逃げると、おつむの君も走ってきた。
仕方がないので、私は、おつむの君の方に向いて、首を左右に振った。
そして再び、早足でその場を離れた。
もう、おつむの君は追いかけてこない。
私はホッとしながらも、本当にこれでよかったんだろうかって気持ちにもなっていた。
そっと後ろの方に戻り、おつむの君がどうしているか、のぞいてみた。
すると、おつむの君、トイレの入口の前で向こう向きに、天を仰ぐようなポーズで立ちつくしているではないか。
ふられた理由を考えているのか、それともハゲた自分を呪っているのか。
私は何となく、おつむの君が哀れに思えてきた。
ゆっくりとおつむの君の背後に回り、軽く咳払いをして見せた。
するとおつむの君、びっくりしたような表情でこちらを振り向いた。
そしてヒタヒタとこちらに近づいてきた。
私は両手を股間に当て、スリスリとなで上げる仕草をしながら、挑発して見せた。
『今日はもう、おつむの君でいいや。』
そういう心境に変わっていたのだ。
私はトイレの中に入った。
もちろん、おつむの君も息をはずませながらついて来た。
おつむの君は、私をトイレの個室に入れようとした。
私はそれを、やんわりと拒否した。
個室の中は狭すぎるからだ。
私は、トイレ内の広場でズボンを脱いだ。
次ぎにシャツを脱いだ。
おつむの君は、そんな私の行動を、益々息を荒くしながら、目を見開いて眺めていた。
そして靴下も脱いだ。
パンツ1枚きりになった。
身に付けている物は、それ以外、何もない。
『もしも誰かがトイレに入ってきたら。』
そんなことも考えたが、それよりも何よりも、
『早く人前で素っ裸になりたい。』
その気持ちの方がはるかに勝っていた。
私は、おつむの君の前で仁王立ちになってみせた。
おつむの君は、まるで理性を失った野獣のように、私の股間に飛び付いてきて、一気に私のパンツを引きずり下ろした。
私はパンツを脱ぎ捨てた。
ついに全裸。
一糸まとわぬ、スッポンポンだ。
『気持ちいい~~~。』
人前で全裸になっているという快感。
そして、誰かが入って来て、全裸を見られてしまうかもしれないというゾクゾク感。
私の興奮は、絶頂に達していた。
チンチンも既にフル勃起している。
おつむの君は、私のチンチンにむしゃぶりついてきた。
まるで飢えた野獣が、やっと手に入れた餌に食いつくようなシャブりつき様だ。
続いて、おつむの君は自らのパンツを下げて、チンチンを取り出した。
私は、トイレの壁に両手をついて、足を大きく広げ、腰を直角に曲げて、おしりをおつむの君の方に突き出した。
「よっしゃ~~~っ!!」
奇声を発して、おつむの君は、早速、私のアナルを掘り始めた。
おつむの君の堀り方は激しかった。
腰を振りながら勢いよく掘ると、腹が私のおしりにブチ当たり、そのたびに、
『ピシャ~~~ン。ピシャ~~~ン。』
という快音が、トイレの室内に豪快に鳴り響いた。
その時、その音が聞こえたのか、誰かがトイレに入ってきた。
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さらにもう一人、誰かがトイレに入ってきた。
二人とも、あっけにとられた表情でこちらを凝視している。
私はもう、誰に見られてもいいと思った。
おつむの君の勢いも、一向に衰えない。
私は、二人のデバガメの目の前で、素っ裸のまんま、おつむの君に掘られ続けた。
『ピッシャ~~~ン。ピッシャ~~~ン。』
高らかに鳴り響く、ケツの穴を掘られる音。
やがて、おつむの君は、果てた。
私は、観客二人の方に向いて立ち、チンチンをシッカリとさらけ出して見せてあげた。
さらに、それを擦って見せてあげた。
『き、気持ちいい。最高に気持ちいい。』
スッポンポンでチンチンをフル勃起させている姿を、複数の赤の他人にマジマジと見られている快感が全身を駆けめぐり、下半身に強烈な衝撃を感じた途端、ザーメンが猛烈な勢いで飛び出していった。
トイレの中に、
「おお~~~っ。」
というどよめきが湧き起こった。
私は全裸のまま、その余韻の中でいつまでも陶酔していた。
–END–
『ただし (年齢不明・♂)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
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