前回の体験談はコチラ
俺のメインの生活基盤は大学で、部活もやっていたので非常に忙しかった。
三年になると、司法試験を受けることができる。
俺の友達は、司法試験目指して目の色を変えている人間が多かった。
俺も、受験を考えていた。
受からなくても、勉強すれば成績は上がるし、成績が上がれば、良い職場に就職すると事ができる。
俺は部活を止め、町道場で剣術を学び始めた。
古流を教える道場で、古流は型を学び反復して身に付ける。
時間があれば、自主稽古できるので、受験生の俺には都合が良かった。
剣術の道場では、俺は真面目な修行者だった。
友達は作ったが、雑談を交わすぐらいでほとんど稽古終了後は帰宅し、机にかじりついた。
稽古も、勉強につかれたときに素振りをしたり、型の練習をしたりで、時には汗だくだくになるまで反覆をしたりした。
道場には司法試験の受験生が数名いた。
彼らは卒業後、研究室に所属し、試験には毎年落ち続けていた。
俺はああはなりたくなかった。
が、T大をはじめとする一流大卒が落ち続けているのを見ると、俺は自分に自信がなくなった。
道場に、可愛い子が入門してきた。
俺は、初心者クラスの指導も行っていたので(当時は)、彼女とはしばしば話をした。
彼女は親しげに俺に指導を求めてくる。
俺は、できるかぎり彼女に教える。
それこそ手取り足取りだ。
足構えを直すには、太ももに手を触れ、構えを直すには手を取る必要がある。
俺はいつしか、稽古の帰りに彼女と並んで駅まで歩くことが多くなった。
会話は楽しかった。
Mでは俺は浮いていた。
余りバイトに入らなかったから。
俺がトレーナーでしごいた人間が、いつの間にかMが全ての人間になり、MGRの卵になっていった。
ということは、俺より上になっていったのだ。
自然、面白くなくなる。
道場では、Mちゃん(彼女の名)は俺を尊敬の目で見てくれていた。
といっても、一年早く入門しただけの先輩だったのだが。
Mちゃんは、幼児教育学科に所属し、幼稚園の先生になるのが夢といっていた。
いつしか俺はMちゃんとも仲良くなっていった。
俺は、Mちゃんの単なる先輩であった。
Sさんが俺の女性関係のメインだった。
が、俺には段々煩わしく、時には恐ろしい人間関係になりつつあった。
俺は、ある日Mちゃんを誘って、飲みに行った。
といっても、金のない俺は居酒屋に誘うくらいしかできなかった。
「T」という、行きつけの居酒屋があった。
そこで、彼女をしたたかに飲ませた。
余り呑めないと言っていた彼女が
「わたしを酔わせたいの?」
と聞いてグラスを口に運んだ。
「ああ、酔ったら家まで連れて行ってあげるよ」
その時は俺には下心はなかった。
本気でそう思っていた。
遅くまで飲んで、彼女を電車で送った。
車中、彼女は俺の腕にしっかりとしがみついていた。
胸の弾力が俺の肘に押し当てられる。
俺もしたたかに酔っていた。
彼女の自宅がある駅についた。
さびれた駅で、かなり暗い。
夜十一時を過ぎていた。
俺は終電車の時間を確認した。
後三十分ほどだ。
俺は、計算をしていた。
彼女を自宅まで歩いて送ってゆくことにした。
暗い道だ。
ゆっくり歩いた。
彼女は俺に寄り添ってくる。
俺は意識して、暗がりを歩いた。
周りに人はいない。
住宅街だ。
突然、俺は彼女の肩に手を回し、首をこちらにひねって、口づけをした。
彼女は嫌がらなかった。
一瞬のことだった。
そこからどうしたのだろうか、俺達は林の中の道を歩いていた。
周りには誰もいない。
「今の僕を、何と言うのでしょう?」
「ふふ、送り狼」
「嫌かい?」
「ううん、ちっとも」
俺は彼女を抱きしめ、胸といい、お尻といい、彼女をなで回した。
彼女は逃げなかった。
俺に体をもたれかけた。
パサ、と音がした。
彼女のバックが、草の上に落ちた。
時間を確認すると、終電車の時刻は過ぎていた。
「終電車が、行っちゃった」
俺が言う。
彼女は
「エ、そう、ごめんなさい、どうしよう」
俺は、
「どこか泊るとこない?」
と聞いた。
彼女は
「分かんないよ、私そんな事に詳しくないもの」
「じゃあ、ラブホテルとかあるかな、そこで泊ってもいいかな」
「なら、一軒知ってる」
彼女に案内してもらい、けばけばしいラブホテルの門をくぐる。
俺は彼女に
「一人で入るのは変だから、一緒に入ってくれない?すぐに帰っていいからさ」
「うん・・・・・」
彼女は躊躇したが一緒に入ってくれた。
けばけばしいラブホテルは、室内もけばけばしかった。
俺はソファに彼女を座らせた。
「すこしなら、ゆっくりできるかな?」
水を彼女に飲ませた。
俺も、同じコップで水を飲む。
「フー、酔ってしまったね」
彼女は無言だった。
俺は彼女の隣に座り、髪をなぜ始めた。
柔らかく、耳の後ろをなぞったり、うなじをなぞったり、愛撫した。
道場でいつも真剣に俺を見つめ、指導を受けていた彼女の目が、真っ直ぐ前を見て、身体は固まっている。
つぶらな瞳だった。
ショートヘアで、丸顔。
どちらかというと肉付きが良くて、俺の好みだった。
身長は156センチ。
余り素質はなかったが、俺は丁寧に教えていた。
Mちゃんは、道場のほかの数名からも好かれていた。
笑顔が可愛い子だった。
俺も彼女を可愛がっていたのだが、妹のような感じだった。
実は俺もその時大分酔っており、こんな状況になるのは予想していなかった。
躊躇する気持ちもあったが、彼女の胸のボタンを外し始めても抵抗されなかったことで、理性のたがが外れてしまった。
彼女は鳩胸だった。
外見ほど乳房にボリュームはなかった。
ブラの中に手を入れた。
固い乳房だった。
彼女は、
「キャ・・・」
と言いつつも首をすくめ、逆に胸を張り出すように背を反らせた。
上着を着せたまま、ブラを外した。
スカートをはかせたまま、太ももをなで回し、パンティの中に手を入れた。
Sさんほどではないが、濡れていた。
パンティにしみができていた。
俺は彼女を抱きしめ、あちこちを触りまくった。
彼女はもだえながら
「何もしないって、言ったじゃない・・・」
と俺に訴えた。
俺は確かに、そう言った。
俺の動きが止まった。
「ごめん、そんなつもりじゃなかったんだ」
俺は謝った。
今から思うと、何というばか正直。
彼女は、俺の手から逃れて、
「ふー」
とため息をついた。
乱れた服を直すでもない。
最初、俺を彼女は見ようとしなかった。
が、少しして視線が合った。
俺は軽くほほ笑んだ。
彼女はにっこりして、視線をそらせた。
合意の合図と俺は取った。
彼女を抱き上げ、ベッドに運んだ。
彼女は抵抗しなかった。
ここから先は、実は思い出したくない、辛い思い出がメインになってしまいます。
その辛さは、いやな思いをしたことの他、自分の未熟さゆえに人を傷つけてしまい、人生を狂わせたかもしれないという辛さです。
今俺は四十七歳ですが、今ならあんな事はしなかった。
そう思うと、後悔の念にとらわれます。
何も分かっていなかったとつくづく思います。
Mちゃんは、抵抗しなかった。
ベッドに横たわり、服を脱がされるままになっていた。
遂に彼女を全裸にした後、俺も裸になった。
彼女は横を向いて、身体は上を向いていた。
俺の二人目の女性。
Sさんとの違いに目を見張った。
Mちゃんは十九歳。
身体は、Sさんに比べ固かった。
Sさんは実に柔らかく、ただ今にして思えば、身体の衰えから来る柔らかさだったと思う。
それに比して彼女の皮膚は、触れると弾き返されるような弾力があり、驚かされた。
体臭は少々きつかった。
ほとんど匂いのないSさんに比し、わきの下などツンと来る匂いがあった。
俺も大分酔っていたのだろう。
そのあたりの経過はよく覚えていない。
俺が触っても、なでても、彼女は歯を食いしばってじっとしていた。
言葉をかけても反応しない。
ただ息遣いがあらかった。
彼女の秘所に指を伸ばしてびっくりした。
濡れてはいるのだが、入り口に何やらある。
こりこりしているというか、変な感じだった。
Sさんには無い感じ。
それが何だか分からなかった。
愛撫を続けたが、女性の身体は人によって随分違うものだと思わされた。
乳首にせよ、Sさんと彼女では大分違う。
彼女の乳首は触れると一瞬にして固くなり、ツンと立った。
俺は乳首を吸い、ディープキスをする。
彼女はされるがままだった。
遂に俺は彼女の両足を抱え込み、秘所に亀頭をあてがった。
両足を抱え込んだのは、彼女が両足を開こうとしなかったからだ。
ツンと、亀頭を彼女にいれた。
彼女は
「痛い!」
と言って、身体を反らせた。
俺は、
「落ち着いて、落ち着いて」
と伝えながら、彼女をなで回し、彼女の尻が布団に着いたら再び少し挿入した。
するとすぐに
「痛い!」
と再び小声で叫び、腰を浮かせた。
もしかすると処女だったのだろうか。
俺達はそんな話をしたことが無かった。
当然、処女だの童貞だの話題に上らなかった。
彼女をなだめ落ち着かせ、もう一度彼女が腰を下ろしたとき、俺は一気に息子を彼女の中に差し込んだ。
腰が浮かないように、正常位で腰で腰を押さえるようにした。
彼女は
「ハー」
と大きく息を吐き、動き始めた俺をとろんとした目で見つめ、再び視線をそらせた。
処女喪失の彼女は少々痛々しかった。
抵抗はしない。
ただし、一緒に楽しむこともしない。
ただ、じっとしていた。
俺は終わることができなかった。
彼女に聞いた。
「初めてだったの?」
彼女は頷いて、大粒の涙をぽろぽろこぼした。
シャワーを浴びに行った彼女は、
「血が出ていたよ・・・・」
と再び泣いた。
彼女は俺の胸にすがって泣いた。
愛おしかった。
が、次の瞬間、俺は彼女を俺のからだから引き離し、再びインサートした。
今度はバックからだった。
バック、彼女は完全に脱力して布団に横になっているだけだった。
俺は少々腰を持ち上げ、そのまま挿入して彼女を背中から抱きしめた。
彼女には肘を立ててもらいたかった。
そうすれば、胸を触りながらピストン運動ができる。
俺の好きな形だったが、彼女はそんな事わからない。
ただ、
「イヤ、止めて、痛い、止めて、お願い」
などと言葉を口にしていた。
それが言葉だけであると、俺には経験から分かった。
彼女は俺が動き続けている間中、
「イヤ、止めて、お願い・・・」
と言い続けていた。
本当にイヤではないことは、濡れてきているので分かった。
俺が動くたびに、ネチョネチョ音がするようになってきた。
妄想の中で自分がレイプされているようにイメージし、濡れてきているようにも思えた。
そんな彼女の言葉に、俺のイメージもレイプに近づく。
酔っていたため、なかなか発射まで行かなかったが、それでも引き金が引かれるときが近づいた。
愛おしい彼女だが、犯しているという妄想も悪くはなかった。
彼女に無理やり上体を起こさせ、彼女の肘を立たせた。
俺は後ろから彼女を抱きしめ、羽交い締めにし、後ろから胸を両手でもみしだきつつ俺は動いた。
彼女は俺に押さえつけられ、身動きができないまま目をつぶり、
「イヤ・・・止めて・・・痛い」
とつぶやき続けた。
遂にトリガーが引かれた。
俺は瞬時に息子を引き抜き、彼女の背に体液をぶちまけた。
いつまでも拍動が続き、自分でも驚くくらい大量の体液だった。
彼女の背にまかれた体液を、ティッシュでぬぐった。
俺の息子もぬぐったが、ティッシュは血でうっすら赤く染まった。
彼女は、虚脱状態で、ただ息荒く俺の横にいた。
「○○さん」
彼女は俺を呼んだ。
涙に潤んだ目で俺を見つめ、近づいてきて俺にキスした。
可愛かった。
本当に。
もう午前零時近かった。
俺は彼女を帰してあげるつもりだった。
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タクシーを呼ぼうかと思っていたが、その前に自宅に電話させた。
「もしもし、私。遅くなってごめんなさい。うん、・・・ちゃんの家にいるの。遅くなったから、泊ってゆくね」
向こうで母親が何かを言おうとしているのが分かったが、彼女は電話を切った。
そして、俺にしがみついてきた。
俺は彼女の髪をなで続けた。
翌朝、もう一度俺は彼女を抱き、ホテルを後にした。
彼女は昨日までの、子供子供した雰囲気が取れており、俺はびっくりした。
一緒にレストランでモーニングを食べたが、落ち着いた雰囲気が出ており、しぐさにどことなく夫をいたわる妻のそれを漂わせていた。
Sさんがそんな雰囲気を出すと俺はゾッとしたが、Mちゃんのそんな雰囲気を俺は嬉しく思った。
俺は彼女を嫁にもらっても良いかな、とふと思った。
が、次の瞬間Sさんを思い出して、Sさんをどうしたら良いだろうと考え、途方に暮れた。
レストランの窓から朝日が入ってきて、柔らかく彼女の横顔を照らしていた。
幸福そうな、彼女。
つぶらな瞳で俺を見つめ、視線が合うとすっと視線をそらせた。
俺はわざと彼女から外に視線をそらす。
そして彼女が俺をしげしげと見つめるのを頬に感じていた。
一見幸せなひとときだったろう。
が、俺は幸福ではなかった。
続く
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