盲腸で剃毛

俺が中２のときだから随分昔の話だ。

ある夏休み中の朝、腹が痛くて病院へ。

急性盲腸炎で手術することになった。

そのまま入院することになるので、まず病室に入った。

病室が無くて、４人部屋でおばあさんが一人いる部屋に入れられた。

田舎の古い病院だし、昔の話なのでこんなこともあったんだな。

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窓　婆さん　　　　　│
│　　　　　　　　　│
窓　　　　　　　　 入口
│　空　　空　　オ　│
窓　き　　き　　レ　│
└─────────┘

俺を車に乗せてきた母は、入院グッズを揃えに家に戻った。

ベッドに寝てる俺に、看護師さん（当時は看護婦さんだな）が一通り説明してくれたあと、

看「じゃあもう少ししたらお腹の毛を剃りますからね～」

と言って病室を出て行った。

因みに・・・。

この時の俺は中２だが、とにかく性に対して何も知らなかった。

セクースの仕方くらいは知っていたけど、全く現実感がなかった。

オナニーもまだしたことなかった。

てか、知識としてさえ知らなかった。

本当だ。

童貞の厨房からしてみれば、看護婦さんに陰毛を剃ってもらうのなんて萌えのシチュなんだけど、そこはオナニーの概念さえない俺。

「お腹の毛」ってホントに腹の産毛のことだと思ってた。

すぐ看護婦さんが毛を剃りに来た。

その看護婦さんは、その病院で一番美人な２５歳くらい？のお姉さんだった。

もっとも一番美人だと分かるのは、入院してしばらくしてからのことだが。

その町では一番大きな病院とは言え、町自体が小さい田舎。

しかも古い病院。

そんな所に似つかない、キレイでスレンダーな看護婦さんだった。

まさに掃き溜めに鶴。

しかしそのときの俺は、「年上のお姉さん」「美人の看護婦さん」に対してさほど興味がなかった。

萌えの対象は同級生のカワイイ子だけだった。

因みに、普通？の病院は毛を剃る専門の人がいるみたいだね。

でもこの時は、田舎だからなのか昔だからか急だったからかそれがこの病院のデフォなの分からないが、フツーに看護婦さんが来た。

いざ剃毛。

この時点で浴衣（・・じゃなくて何ての？）の下はマッパだったと思う。

正直ここからのことは正確に覚えてるわけではないのだが・・・。

床屋さんでヒゲ剃るときのハケ？みたいなヤツで泡を腹のあたりに塗られた。

このときすでにチンポを見られてたハズだが、特別恥ずかしいとかの感情は無かった・・・と思う。

チンポのところも剃られるのかな・・・・と不安に思ってたら、案の定陰毛にも泡を塗りたくられた。

チンポ周辺のどのあたりから剃られたのかはもう覚えてない。

このときすでに勃起してたのか、以下の作業の過程で勃起したのかも正直覚えてない。

鮮明に覚えてるのは、看護婦さんが左手の親指と人差し指で、ギンギンに勃起したチンポのカリの下の両サイドあたりを摘まんで持ち上げたこと。

その下の毛を剃るのにジャマだったんだな。

性に目覚めてなかったとは言え、さすがに女の人にチンポを触られて興奮したのだろう。

俺のチンポはもうガッチンガチン。

鋼のように勃起した（していた）。

で、持ち上げたとき、看護婦さんがこう言った。

看「すご～～～い。○○クン中学生だよね？」

俺、特にチン長ある方でもないので、一体何が「すごい」のかは未だ分からないが、脚色でもなくネタでもなく確かにこう言われたのは覚えてる。

さらに、ワザとなのかチンポがキモくて早く手から放したいのか分からないが（後者ではないとは思うが）、持ち上げたチンポをそっと置かないで、いきなりパッと放した。

するとチンポは腹にビターンと打ちつけられた。

その後、剃り残しを見るためか何なのか分からないが、立ててビターンを２回か３回繰り返した。

で、赤ちゃんみたいにツルッツルになって終了。

看護婦さんは病室を出て行って、その数十分後？にはストレッチャーに乗せられて手術室に運ばれた・・・・・・。

今になって思い出してみれば、何て勿体ないことをしたのだろうと思う。

せめてオナニーの知識さえあれば・・・。

病室には片足突っ込んだような婆さんしかいなかったし、しかもカーテンしてるし、頼めば手コキくらいしてくれたのでは・・・なんて今でも思ってる。