かなり長くなるが、よかったら聞いてくれ。
おれは今年で40歳になるおっさんだ。
ちっぽけな事務所を開設していて、そこで社員を4人雇ってる。
雇ってる社員は全員男で、50代のじいさんから20代のイケメンまでいる。
全員営業で、基本的にみんな日中は外回り。夜帰ってきたら、事務作業をさせてる。
社員のみんなは結構大変だと思うけど、その分、割といい給料を払ってるし、
福利厚生もかなり充実させてるんで、みんなそれなりに満足はしてくれてると思う。
みんなががんばってくれてるんで、おれの仕事は基本的には事務所待機のみ。
暇なんで、本を読んだり、ゲームやったり、昼寝したりしてる。
みんな頑張って営業してくれてるのに、ひでぇ社長w
で、あんまりにも暇だし、社員のみんなのおかげで業績は好調なんで、
事務員を1人雇って、みんなの負担を軽くしようと思ったわけだ。
で、求人広告を出したら、すぐに4人から応募が来た。
翌日を面接の日にして、1人ずつ面接することにした。
1番最初に面接したのは、40代のおばちゃん。
事務経験も豊富だし、わりと面白い人だったんで、この人でいいやって思った。
メンドくせえから、超てきとー。
2人目・3人目は、印象も残ってない。
特に面白くもない人たちだったし、最初のおばちゃんで決めるつもりだったんで。
で、最後の4人目。25歳の女。けっこうかわいい。
いろんな話を聞いてたら、おもしろくなってきた。
採用されようとして必死なんだよね。すごくがんばって自己アピールをしてくる。
もちろんエロい意味でじゃない。なんか健気?なんだよね。
採用してくださいっていう必死のお願い。その願いが叶うかどうかは、おれの気分しだい。
すげーいい気分。
もっとたくさんの女と面接して、このいい気分をたくさん味わいたくなってきた。
というわけで、その後も募集を続行。
希望者は全員に履歴書を送ってもらい、20代の女限定で面接の日時を決めた。
しばらくは連日の面接が続く。
「正社員急募!」って広告出してるけど、全然急募してない。ただのおれの暇つぶし。
すげぇ楽しい。
面接を重ねたおれが思うに、無職の子はそれなりに理由があると思う。
コミュニケーションが取れない・面白くない・バカ・ぶちゃいく…。
転職希望者もトロくさいのが多い。
「今の職場が合わなくて…」「人間関係が…」とかね。
「学生じゃないんだから、自分が気に入った人とだけ付き合っていればいいわけじゃない。」
「給料もらうんだから自分が合わせる努力をしなきゃ」
「そうじゃないと、この職場でもやっていけないよ?」
というようなことをやんわりと話すと、反応もいろいろだね。
反論しだす子。泣き出す子…。
おれとしては泣かれるとうれしい。自分がドSだということに初めて気が付いた。
そうは言っても、圧迫面接みたいなことはしない。
基本的に穏やかな雰囲気の面接で、相手を誉めまくる。
そうすると、みんな調子に乗るんだよね。「バカだなー」って思いながら聞いてる。
いくら面接が楽しくても、1ヶ月近くやってると飽きてくる。
おれの希望条件に合う子がいたら採用。いなきゃ募集をやめようと思ってた。
おれの希望条件は、
・20代の女 → 当然!
・ルックスがいい → これも当然。わざわざ不細工を雇う必要がない。
・会話が続き面白い → 日中は毎日おれと2人で過ごすことになるからね。
・適度な学歴 → 高すぎるとなんかムカつく女が多い。
まあ、こっちは大企業じゃないからね。見下したくなるんだろう。
低すぎてもムカつく女が多い。バカっぽい子は結構好きだが、いちおう仕事なんで。
で、ついにその条件にかなり一致する女が現れた!
彼女の名は、まあ、「桜子」ってことで。23歳。
今年の春に大学を卒業した後も、
学生時代からやってる高校生や中学生の家庭教師を続けている。
桜子は履歴書の写真でも十分美人だったが、実際に会って顔を見た瞬間に、
「よし、採用!」って決めたほどの美人。そう、かわいいというより美人なタイプ。
性格はおだやか。本人いわく、
「怒ったことがないから、そのことを友達に怒られたことがある」とのこと。
あと、頼まれたら嫌とは言えない性格みたい。さらに、よく笑うし愛想がいい。
身長はおよそ160㎝。高校時代は陸上をやっていたらしい。
見た感じすらっとしてるが、服の上から見ても巨乳であることは誰にでもわかる。
健康面の話しを聞いたときに、「気持ちが悪くなるぐらい肩こりがするときがある」
と言っていたが、巨乳だからだろう。
彼女で唯一条件に合っていなかったのは、高学歴ということ。
桜子は有名な国公立大学出身で頭が良く、会話をしていてもそれは感じられる。
それでも彼女を採用しようと思ったのは、「真っ直ぐでいい子です」オーラが漂ってたから。
おれみたいなおっさんに好かれるタイプだね。
こんな子が就職先が決まってないなんて、なんてラッキーなんだ。
その場で採用を即決。
涙を流して喜び、「一生懸命がんばります!」と。
いや、君の主な仕事はおれの暇つぶしの相手なんだけどね…。すまんのう。
初出勤の日。
この子が初の女性社員なんで、ウチの事務所に制服なんかはもちろんない。
当面は接客させるつもりもなかったんで、私服でいいと伝えてあった。
で、真夏だったこともあり、桜子はそれなりに夏っぽい格好をしてきた。
事務の仕事のやり方なんかを最初から説明。全部自主的にノートにメモってる。
で、機械の点検のやり方を教えようとして、彼女に座らせ、おれは左斜め後方に立って指示。
そのとき、前かがみになっている桜子のおっぱいの谷間が!すげぇ大迫力。
巨乳ゆえ乳首までは見えないが、白い清楚なブラと、
はちきれんばかりのおっぱいのふくらみが丸見え。
おれは桜子から、30センチも離れていない距離からガン見してるのに、
機械に注意が行っている桜子は見られてることに全く気づかない。
それをいいことに、おれはそんな桜子の姿を、事務所においてあったデジカメでビデオ撮影。
ばっちり記録した。
むかし盗撮にハマっていたが、このとき、久々にあのドキドキ感を思い出した。
出勤初日からおれに盗撮された桜子。
そんなことを夢にも思わない彼女は、翌日も元気に出社。
今度は彼女にコピー機の使い方を教え、何枚もの両面コピーをするように命じる。
そのコピーそのものには何の必要性もないんだが、そんなことを彼女は知る由もない。
おれがそんな無駄コピーをさせたのは、スカートの中を盗撮するため。
間違えずにコピーをしようと、そっちに集中している桜子のスカートの中にデジカメを突っ込み、
バッチリ撮影。
あとで見てみたら、水色のパンツが写ってた。
そんな盗撮を繰り返していたところ、どうしても彼女のおっぱいが見たくなった。
事務所にはいちおう更衣室はあったが、誰も使っていないので、物置になっていた。
桜子にそこで着替えさせ、それを盗撮するために、
会社に女性用制服を導入することを決めた。
まあ、着るのは桜子だけだが。
制服を導入することを彼女に伝え、好きな制服を選ばせた。
そのときの喜びようといったら、すごかった。
「わたし1人のために、本当にいいんですか?ありがとうございます!」と。
こっちこそありがとうと心の中で笑っていた。
先のレス群すげえ分かる。俺と一緒。
でも俺は、可愛いだけの子をとってしまって、乳はないしガードは堅いしで面白くない。
首にして新しい子をとも思うが、そんなに余裕ないしな…
採用を決めるまでの周到さが凄い…
これが彼の事業が上手く行っている理由でもあるんだろうな
支援・レスありがとう。
がんばってまとめるんで、気長に待ってくれ。
じゃ、続き。
で、制服が届いた。
更衣室は物置として使っていただけあって、いろんなものが雑然としていて、
カメラを隠して設置する場所には困らない。
彼女はかなり時間に正確なほうなんで、彼女が来る5分前にカメラをセット。
彼女が事務所にやってきたんで、袋に入った制服を渡すと、すごく喜んでた。
更衣室へ案内し、彼女のロッカーを指定し鍵を渡した。
鍵は2個渡し、「マスターキーも渡すんで、絶対になくさないでね?
これなくしたらロッカーごと弁償してもらうよ」と言ったら笑ってた。
これは彼女を安心させるためのウソで、おれも予備のキーは持っている。
もちろんロッカーの中を漁るためだ。
おれは更衣室を出て、彼女が出てくるのを待った。
その間のドキドキ感!
彼女は10分しても更衣室を出てこない。
「もしかしてカメラが見つかったか?」というヤバイ感じ。
だが、オレの心配は杞憂に終り、彼女は満面の笑みで更衣室から出てきた。
おれは服に興味はないが、似合ってることをほめると、照れながらすごく喜んでる。
制服がそんなに嬉しいものなのか?
まあ、おれにはわからん感覚だな。
で、彼女に外に自販機にジュースを買いに行ってもらい、その隙にカメラを回収。
この時ほど、仕事時間が長く感じたことはない。
ようやく1日の仕事が終り、おれ1人が事務所に残ったので、ドキドキしながら再生してみた。
カメラは、彼女の着替えを捉えていた。
桜子は、すげえニコニコで袋から制服を取り出す。
取り出した制服をしばらく眺める。制服を抱きしめる。何故だ?
そして、着ている服を1枚ずつ脱ぎ、ブラとパンツだけの姿に。
この日はどちらもさわやかな水色っぽいやつ。
清楚な感じが桜子っぽくて良い。
その自分の姿を、鏡に映しポーズをとってる。
けっこうナルシストなのか?
そのうちクネクネ踊りだし、手を鉄砲の形にして、鏡に向かってバキューンのポーズ。
…おい。アホか。見てるこっちが恥ずかしいわ。
女って1人の時は、みんなこんなんなのか?
もし彼女がこんなところを見られてると知ったら、恥ずかしさで会社を辞めるだろう。
おれが逆の立場だったら、余裕で自殺する。
しかし、かわいすぎる。おれは萌え死んだ。
それから制服を着て自分の姿を入念にチェックし、
やっと更衣室から出て行った。。
このビデオはよかった。
そんなにアップで映ってるわけじゃない。
ブラはしてるんでおっぱいも見えなかった。
まあ、制服に着替えるだけなんで当たり前なんだが。
でも、いい。
下着姿でバキューンのポーズで十分満足した。
ちなみにロッカーの中を見てみたが、きれいさっぱり何にも入っていなかった。
整理整頓をする彼女らしいと感心すると同時に、すごくガッカリした。
ある日、盗撮事件が紙面に載っていて、この話題をふってみた。
桜「そんなことをするなんて最低!考えるだけで気持ち悪いです」
きみ、おれに盗撮されまくってるけどね。
桜「でも、盗撮される女性にも少し責任があるかもしれないですよね」
そうか、君にも責任があるんだな。
俺「へえ。どうして?」
桜「そんな危なそうな男に近寄るから」
俺「そういう男ってわかるの?」
桜「絶対わかりますよ!自分の身は自分で守らなきゃ」
おっしゃるとおりです。
この話しをしていたとき、さくらはおれと対面で座っていたのだが、
その最中も机の下できれいな生足を盗撮してたんだけどね。
まあ、盗撮される桜子が悪い。
そんな毎日を過ごしていたのだが、あるとき、桜子が急におれにプレゼントをくれた。
開けてみたら、手作りクッキーだった。
趣味でお菓子作りをしてるらしく、よかったら食べてくださいとのことだった。
このとき桜子に言われたのは、
・仕事に来るのが楽しくてしかたがない。
・友達にも職場環境をものすごくうらやましがられている。
・親から、おれに感謝しろといつも言われている。
・いつも世話を焼いてくれて本当に嬉しい。
・ここに入社できて本当に幸せだ。
ということだ。
おれは何も言えなかった。
おれは人として最悪の部類に入るが、ここまで言われると、
自分のしていることにものすごい罪悪感を覚えた。
桜子は、きっと本当にいい子なのだ。
もしおれが10歳若かったら、きっと本気で好きになっていただろう。
自分が恥ずかしくなった。申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
もう盗撮は止めよう。
もっとまじめに仕事をして、もっといい会社にしよう。
そう心に誓った。
それからも桜子は本当に仕事をがんばってくれた。
取引先からも気に入られ、食事に同席させたこともある。
そういう場での立ち居振る舞いも、本当に大したものだ。
でしゃばらず、取引相手をうまくおだて、周りへの気配りを忘れない。
また、あのルックスと性格に加え、仕事も正確・丁寧なんで、
社内での人気もあり、信頼も急上昇。
メンドくさい仕事を頼んでも、1回も嫌なそぶりをされたことすらない。
それどころか、「社長に命令されるのが嬉しいんです!」と言い出す始末。
おれの話し相手、という重要な任務も見事にこなした。
おれは彼女の「社長、すごいです!」の一言が聞きたくて、本気で仕事をした。
きっと他の社員たちも大なり小なり、同じ気持ちがあっただろう。
そのおかげもあり、会社の業績は以前以上に良くなり、全員に特別ボーナスを支給した。
最初はおれの暇つぶしのために採用した。
でも、いつの間にか桜子は、会社にとってなくてはならない存在になっていた。
ところで、うちの社員に1人、20代のイケメンがいる。
さわやか・やさしそう・人畜無害が服を着て歩いているような男だ。
実際とてもいいやつで、ときどき飲みに連れてってる。
だが、そこで聞かされる話しは、彼の見た目とは全く違う。
やつは下半身に人格がないのだ。
とにかく見た目がいいし話しも面白いので、モテまくる。
合コンに行っては、そこで知り合った女をホテルに連れ込んで、ハメ撮りをしてる。
何回もそれを見せてもらった。
こんないい女が、初めて会った男とその日のうちにセックスするんだ、
それもハメ撮りまでさせるなんて、と本当に驚いたもんだ。
先日、そいつ(徹平)と2人で飲みに行ったときのこと。
徹「社長、桜子ちゃんカワイイっすよね。」
俺「そうだな。」
徹「おっぱいもデカいですよね。おれ、やっちゃっていいですか?」
俺「同じ職場の女の子と遊びでそんなことをするのは、やめろよ」
徹「無理やりじゃないですよ。桜子ちゃんが望めば問題ないでしょ?」
俺「そりゃそうだが。お前、あの子のこと好きなのか?」
徹「あはは。やってから考えますよ。社長は好きなんですか?そうなら我慢しますけど?」
俺「恋愛感情なんてない。いい子だとは思うけどな」
徹「じゃあ、好きにしていいんですね?」
俺「おれが決めることじゃないだろ。ただし、無理やりはやめろよ。会社にとって大切な子だし、
人間として気に入ってるから。それに、いくらお前でも、あの子は無理だろ?」
徹「女なんてみんな同じですよ。社長は女に夢を見すぎなんですって。まあ、見ててください」
ちなみに、彼女との会話の中で、彼女には男がいることは判明している。
そのことを徹平に伝えたが、「そりゃそうでしょ。それがなにか?」って感じだった。
おれは、桜子みたいな堅くて良い子で彼氏持ちの子が、そんな誘いに乗るわけないと思った。
やれるもんならやってみろ。そんな気持ちだった。
今日はもう落ちる。
桜子は誰に似てる?芸人でいうと
>>868
何で芸人限定?
>>868
おれは、テレビを全く見ないんで、最近の芸人とか芸能人のことって、全然わからん。
なんで、彼女のイメージを。
まず、顔面のパーツパーツはわりとハッキリしてる。キリっとしてるかな。
でも、初対面の時から、きつい雰囲気は全然なかったな。
髪は肩にかかるくらい。ちなみに、色は黒。
全く染めてないらしいけど、今時珍しい。
目は大きめで黒目がち。ここだけちょっと子供っぽい。
本人は一番嫌いなパーツらしいが、おれはかわいいと思う。
化粧や服・アクセサリーは、ゴテゴテしたものを嫌う傾向がある。
全体的にさっぱりしてる。
そんな感じで、体はほっそりしてて、おっぱいだけデカい美人をイメージしてもらえればと。
わかりにくくてスマン。
ちなみに桜子って名前は、個人的な思い入れからであり、特に意味はない。
男は、小池徹平っぽいんで徹平にさせてもらった。
芸人じゃなくてごめんね。
そのうち下着では満足できなくなるぞ
多分さくらは鉄平にやられてるから、
社長はそれをネタに鬱勃起してることだろう。
鉄平はハメどりの達人だしね。
撤兵にあっさりやられて、女に幻滅。社長は盗撮を再開。
ところで社長は独身?
支援ありがとう。
>>874 >>875
先読みw 独身だよ。結婚経験もない。なんで?
これ読んでると、女経験少ないのが丸わかりなんかな。ま、事実なんでしょうがないが。
じゃ、続き。
数日後。ある金曜日の昼に現場の徹平からおれの携帯にメールが。
今夜、桜子と2人で飲みに行くことになってるらしい。
うそだろ。いつの間に。目の前にいる桜子の態度は、いつもと全く変わらない。
まあ、飲みに行くぐらいどうってことないし、桜子はそんなことをおれに報告する義務もない。
でも、桜子には彼氏がいるだろ?何で断らない?おまけに徹平は同じ会社の人間だろ?
おれに「徹平さんに誘われてるんです」の一言ぐらいあってもよくないか?
なんかガッカリしたのは事実。
でも、徹平が言うように、女なんてみんな同じなのか?おれが夢を見すぎなのか?
てか、飲みに行くだけだろ?おれの考えすぎなのかも。
確認のために、徹平にメール。
俺「今日は飲みに行くだけか?」
徹「そんなわけないじゃないですか」
そうだわな。
桜子の帰社時間が近づいてきたときに、彼女が「残業してもいいですか?」と言ってきた。
作りかけの資料が完成しないまま土日を迎えるのは、なんだか気分が悪い。
できれば今日中に終らせたい、と。(ウチの会社は、土日完全休業)
ちなみに、その資料は仕事的にたいした意味はなく、おまけに急なものでもなんでもない。
おれは残業をさせるのが嫌いなんで、いつもだったら即効で却下する。
でも、おれはかなり迷った。
やっぱり本当は行きたくないんじゃないか。でも性格上、断りきれなかったんだ。
徹平の誘いを断る口実がほしい。そのためにおれに残業の許可を求めてるんだ。
そう思いたい。
しかし、と思う。
おれは徹平が今日やろうとしてることを知っている。
徹平は、ちゃんと事前におれに報告し、許可(?)を得てる。
おれがダメだって言えば、やらないとまで言った。でもおれはダメだと言わなかった。
そんな徹平のジャマをしていいのか?
もし彼女にその気がないなら、さすがに酒より先のことは断るだろ?
桜子も徹平も大人だ。俺が口出しすることじゃないよな。
おれから「今日は徹平と飲みに行くんじゃないの?」って聞いちゃえばいいような気もする。
でも、そのときのおれは、なんとなくそれが嫌だった。
徹平に悪い気がしたし、桜子がどんな決断をするのか見てみたいって気もあったと思う。
そこでおれは考えた。
今から桜子に「なんか帰りたくない理由があるの?よかったら相談にのるよ?」と聞こう。
もし彼女が正直に話せば、徹平には悪いが、部下から助けを求められた社長として、
助けないわけにはいかない。彼女から徹平に断りの電話を入れさせよう。
おれが電話してもいい。
でも、もし正直に話さなければ、いつも通り、そんな仕事のために残業の許可は出さない。
おれは聞いた。
彼女は少し迷っていたように見えた。
頼む。正直に言ってくれ。
で、彼女の答えは、
「別に何かあるわけじゃないんですけど、ただ仕事が残ってるのが嫌なんです」
だった。
残念ながら、残業の申請は却下だ。彼女も粘らなかった。
「そうですよね。無理言ってすみませんでした。じゃ、帰ります」
とだけ言って更衣室で着替えて、定時の6時で会社を出て行った。
おれは徹平にメール。
俺「今、桜子は仕事終わったぞ」
徹「ありがとうございます!今日は朝までハメまくりますよ」
俺「彼女とセックスすることまで約束してるわけじゃないだろ?」
徹「当たり前じゃないですかw でも絶対やります!」
絶対無理やりやるなよ、ということだけ再度念押しして、通信終了。
おれ、何か必死だったな。
その日は他の社員はみんな直帰予定なんで、もう誰も事務所に来ない。
おれは何となく1人で事務所に残って、どうでもいい仕事をだらだらやってた。
で、9時ぐらいかな。徹平からメールが来た。
「今、桜子と飲んでます。マジかわいいっす!
うまいこと飲ませてるんで、いい感じに酔っぱらい始めました。また、報告します!」
おいおい、酔わせてんのかよ。まあ、当たり前か。
約1時間後。徹平からメール。
「彼氏とうまくいってないみたいです。彼氏は同じ大学出身の1年上。
上場企業で働いてたけど激務に耐えきれず、半年で退職。
今は資格取るために学校行ってるらしいですが、ちゃんと通ってる様子はないみたいです。」
「人生の負け組のくせにプライドだけは無駄に高いみたいで、
桜子ちゃんの給料や仕事環境に嫉妬して、そのことで彼女をいじめるらしいです。」
そうだったんだ。かわいそうに。そんな男、さっさと捨てちゃえばいいのに。
それができないのが、桜子なんだろうな。
すっぴん - 初回1,000円分無料で遊べます
さらに約1時間後。徹平からメール。
「おれが勧めたものをなんでもグビグビ飲んでます。
かなり彼氏のことでつらい思いをしてたみたいなんで、やさしくしたら泣いちゃいましたw」
「あんまりかわいいんで、チューして、服の上からチチもみました。桜子、笑ってますよ」
なにっ!キスされておっぱい揉まれて笑ってるだと?
もしかして、ホントにやられちゃうのか?ってか、もう間違いないだろ。
でも、酔わせてやるってのは…。
いちおう、それは反則じゃないかというメールを送るが返信はない。
しばらくした後で、メールが来た。
「今おれの部屋です。確かにシラフではないですけど、それなりにちゃんと受け答えしてますよ。
ここに来る時も、『桜子ちゃんとやりたい』って言ったら、いいよって言ってましたし。」
「じゃ自分、週末まで音信不通になりますね!では!」
あーあ、ついにやられちゃうんだ。でも、桜子が望んだことだからな。
それに、よく考えてみればたかがセックスだもんな。
おれはブサメンなんで、経験人数なんてほんの数人だけど、桜子ぐらいの子なら、
昔からたくさんの男に言い寄られてただろうし、何人もの男とやってて当たり前。
そう考えたら、気が楽になった。
まあ、せいぜい2人で楽しんでくれ。
つづく
コメントを残す