22歳の時、ある小説にハマっていて、その小説のファンサイトである男性と出会いました。
そのサイトにはチャットがあり、私は連日夜遅くまで色々なことを彼と話しました。
小説は少女向けのものだったので、相手は女性だと思い込み、私は完全に油断しておりました。
だから初めてオフ会で会った時は、純粋にびっくりしたのを覚えています。
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彼は私より一つ年下の21歳で、けしてイケメンではありませんでしたが、口が上手くて女性の扱いになれていました。
弁護士を目指しており、頭の回転も速くて話も面白かったです。
私は丁度失恋して、落ち込んでいたので冗談半分で「新しい彼氏になって」というと、その時は軽く断られました。
それから二年後、大手通信会社に就職した私は、毎日忙しく日々を過ごしていました。
そんな中、久しぶりにあのサイトを覗いていると、丁度彼がいました。その場で話が盛り上がり、今度会おうということになりました。
彼は関西在住で、私は東京だったので、そんなに簡単には会えません。話し合いの末、静岡で会うことになりました。
実家だったので親には「友達に会う」と言って出かけ、無事に静岡で落ち合いました。
ホテルの部屋は二部屋取っていましたが、興味本位で私が「エロビデオを見たことがない」と言うと彼が「部屋で一緒に見よう」と誘って来ました。
ビジネスホテルだったので、廊下にはプリペイドカードの自動販売機がありました。
そこでカードを購入しテレビの横の挿入口にいれると、一定時間だけ有料チャンネルを見られる仕組みです。
「この女優肌が綺麗だね」「すごいことしてるね」と思ったことを言っていると、彼がおもむろに私の身体に触れてきました。
「テレビと同じことしてやろうか?」と言われ、優しく胸に触れられました。
それからなし崩し的に服を脱がされ「恥ずかしい」というと、電気が消されて部屋が真っ暗になりました。
残念ながら酔っていて、あまり記憶がないのですが、目が覚めた時はベッドに逆さまに寝ていました。
慌てて彼を探すと、何故か床の上で寝ていました。私はきちんとホテルの浴衣を着ていて、どこも痛い所はありません。
いったい何があったか知りたくて、慌てて彼を起こすと眠そうな目で教えてくれました。
「どうもこうもないよ。いきなり寝るしさ。仕方がないから腕枕したら、夜中にお前に蹴られて床に落ちた。すごい格好で寝てて、風邪ひくと大変だと思ったから、とりあえず着せといた」と言われました。
いったい私はどんな格好で寝ていたのか、いまだに気になります。確かに昔から寝相は悪い方でした。
それから彼とは数回会いましたが、そういった雰囲気には二度となりませんでした。
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