私は妻の誕生日に、気の利いたプレゼントはないものかと考えていました。
それで思いついたのが、ピアノを弾く事でした。
妻はピアノ音楽が好きなので、私がピアノを弾いてあげたら喜んでくれると思ったのです。
それで私は早速、妻に内緒でピアノ教室に通う事にしました。
ピアノ教室の先生は若くてきれいな女性で、私は他の生徒に混じって、ピアノを教えてもらう事になりました。
私が入ったクラスは初心者ばかりで、その中でも私が一番初心者でした。
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なので妻の誕生日までにまともに弾けるようになりたかった私は、先生に個人レッスンをして欲しいと頼みました。
そしたら先生は快く受けて下さり、私と先生とのピアノの個人レッスンが始まったのです。
私は先生の指導を受けながら必死で、ピアノが弾けるように頑張りました。
レッスンは会社帰りに受けていたので、夜遅くまで先生の指導を受けました。
それで徐々にではありますが、ピアノが弾けるようになってきたのです。
少しはピアノを弾けるようになってからは、心に余裕が生まれ、先生と楽しく会話をすることができるようになりました。
毎日の様に先生と二人っきりでレッスンをして、会話をしていく内に、私と先生との仲は急速に近づいて行ったのです。
そのおかげで、ピアノの上達が早まり、私はそれが嬉しくて仕方がありませんでした。
その嬉しさはピアノの上達によるものだけでなく、先生との仲が深まった事も含まれていました。
そしてある夜私と先生は、体の関係を持ってしまったのです。
私はいつしか、ピアノが上手くなる事よりも、先生との仲が深まる事の方が楽しくなってしまっていたのです。
しかしピアノの練習も、先生の個人レッスンで休むことなく、続けて行きました。
そのおかげで、妻の誕生日の直前には、人に聞かせるほどのレベルに達することができました。
そして妻の誕生日当日、私はサプライズで妻の前でピアノを弾いて上げ、それで妻は泣くほど感動してくれました。
その妻の涙を見た時に、私ももらい泣きをしてしまい、頑張ってピアノを練習して良かったとしみじみ思ったのです。
ですが良かったと思う一方、妻に対しては罪悪感が生まれて来てしまったのです。
妻のためとはいえ、ピアノの先生と体の関係にまで発展してしまったわけですから、素直に喜ぶことができませんでした。
妻の事を愛してはいるものの、ピアノの先生の事も同じように愛してしまっているので、今後どうするか迷ってしまっています。
妻もピアノの先生も悲しませたくはないのですが、このままの状態を続けてい行くのも良くないと思っているので、私は四面楚歌状態になってしまっているのです。
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