私の名前は中ノ島若菜と申します、自慢の長い髪の毛は金髪ですが、これでもれっきとした日本人ですよ、
実は母方の祖母がフランス人でして、どうやら髪の色は祖母から受け継いだみたいなのです、ちなみに18歳で、
この春に短大に入学したばかりなんですよ。
この歳で恥ずかしい事みたいですが、今まで私はずっと親に見守られてきまして、学校の登下校も車で送迎され、
友達と外で遊ぶという事はありません、あっても監視の目がある環境ばかりで、本当に箱入り娘として育ってきました…でも。
そのせいか少し世間知らずなところがあり、これでは逆に私の為にならないと、そこで結婚前の社会勉強だという理由で、
高校を卒業してからは、親元から離れての一人暮らしを始めたのです。
確か住んでるマンションは月に50万の家賃でしたっけ、あ…家賃は親が支払ってくれてます、
一通りは掃除・洗濯・料理など習ってきましたが、それでも一人で暮らすのって大変ですよね。
初めは本当に色々と大変でした…寂しくなって夜は泣いた事もあります。
でもね…そんな私が恵まれている環境だと、つい前までは知りませんでした。
彼…婚約者の東君のボランティア活動に参加させてもらうまでは。
ちなみに婚約者の東君は、お父様の知人の息子さんで、企業家の父親の跡を受け継ぐ為に、小さい頃から英才教育をされ、
私と違い外の世界の事も、様々なボランティア活動を重ね体験されて学び、一般の友達も多く持ってるらしく、
運動面でも色々と記録を残されてます。
今は大学院生で、趣味でこうしてボランティア活動を続け、人々を救っているのでした…当初は写真でしか見た事の無い、
未来の結婚相手という印象でしたが、高校時代に初めて実際に出会い、話を重ねていく内に、
本当の意味で互いに好意を抱くようになってたの。
そう…今は婚約者であると同時に、恋人という関係でした。
「これが炊き出し…」
その彼に誘われ、初めて私はこのホームレス支援ボランティアというのに参加したの。
場所は大きな公園で、綺麗に整備された緑豊かな敷地内では、散歩するご老人や、遊びまわる子供達、
本を読んで休むサラリーマンの方々…そんな人達の憩いの場と思ってたのですが、いえ…確かにそんな場所も、
ある事にはあったのですが、敷地内の一角だけは明らかに違ってたのです。
その場所は青いテントが並んでいまして、何でしょうか…
明らかにここだけが独特の空気が漂っているような感覚なのです、そのせいでしょうか?
そっちの方には、普通の公園利用者は歩いていきません、ただあのテントから出てくる少し歳を重ねられた男の人達が、
集まって談笑されてるだけのようです。
「若菜さん、あんまりジロジロと見たら失礼だよ」
「あっ、すみません…彼らがホームレスという方々なんですか?」
「そうはっきり呼ぶのも失礼だよ、ま…この色々な理由で社会から居場所を無くした人らなんだ」
東君はそう言って炊き出しの準備をされてました、
日々の食も困っている彼らに対しての食料配給支援という事です、
他にも衣類とか薬とか、日常生活にかかせないのを無償で与えていくようですね。
私はというと…そんな彼を見てるだけだったのです。
本当なら炊き出しの料理とか作るのを、腕を奮って手伝える筈なのですが、私は外へのお出かけだとばかりに、
人目を気にする余所行きの感覚で、華やかにオシャレに少し力を入れて、今日の衣装選びをしてしまったの、その結果…
気付けば場に浮いた格好で着てしまったのです。
東君は当然に質素なジャージを着てまして、私の格好を見て他の皆さんと一緒に苦笑してました。
恥ずかしかったです、あぁ…やっぱり私って少し世間知らずなんですねとも痛感します。
そんな格好ですから、皆さんは服を汚す様な雑用を、自分らに任せてと、させてもらえず、
私はすっかり居場所を失っていました、だから婚約者の側で作業を見てたのです。
「落ち込まなくていいよ初めてなんだしさ」
「はぁ…でも東君は偉いですね、前からこんな風にボランティア活動をしてるのですよね?」
「まぁ…僕としてはコレはもう趣味だからね、困ってる人を助けて喜んでもらいたい…それだけなんだ」
「喜んで…私も喜ばせたいです」
人が喜んでくれると、私も嬉しくなりますからね…でも、こんな私に何ができるのでしょうか?周りは色々と忙しくされてます…
ここに居ても邪魔なだけかもしれません、すると同じ活動されてる方が、ホームレスの男性方と楽しく話されてるのを見ました。
「あれは…」
「あぁ、あんな風に話しかけてコミニケーションをかわしてるのさ、やっぱ仲良くしないとね」
「仲良くですか?」
「彼らの中には心を閉ざしてる人もいるからね、人の助けなんていらないとか…寂しい人もいるんだよ」
なるほど…そうだ!それなら私でもできそうです、まだ私は色々と彼らの事をしりません、
どうすれば助ける事ができて、喜んでもらえるのか… 彼ら自身に聞けばいいのですよ、
そう思いつくと東君に場を離れる事を告げ、彼らの中で話しかけやすい方を見つけにいきます。
それで私はこの辺りをぐるっと周りつつ歩きましたが…だけど何故でしょうか、妙に注目されてる気がします、
チラチラとこっちを見られてるような…それにヒソヒソと話をしてるようにも見えますし…ふとその時、
テントの前で一人、黙々とタバコを吸っているおじさんの姿を見かけます。
何だかこの人になら話しかけても平気そう、そこで勇気を出し話しかける事にしたの。
「こ、こんにちは…」
「ぶぉっ!!?な…びっくりした、誰だ?お譲ちゃんは?」
「あの、私…今回のボランティアに初めて参加した中ノ島です、よろしくお願いします!」
「は、はぁ…」
勇気を出して話しかけると、何だかおじさんは一瞬は驚き、今は呆気に取られたような表情してました、
もしかして私…またやっちゃったのかしら?
「ははは、そうかあの炊き出しの…いやいやびっくりしたよ」
「すみません、色々と慣れてなくて…」
「いやいや、こんな可愛い子が俺に何の用かと驚いただけだから」
一時はどうなるかと思いましたが、それからは当初の予定通り、このおじさんとは話す事に成功しました、
やっぱりこの格好がいけなかったのですかね?
おじさんは今日した私の勘違いぷりを笑っていました。
「あの…私、初めてだしよく色々と知らなくて…おじさん達の事をよく知りたいなって」
「ふむっ…まぁ何だか良い所のお嬢様ぽいし、知らなくて当然か」
おじさんが住んでいるらしい青色のテントの横で、ゴミかなと思っていた木の箱を椅子代わりにし座り、
おじさんの話を聞いてる私、だけど…こんな小さな所で住めるものなんですかね?
ちょっと青色のビニールシーツで作られた、おじさんの家が気になりました。
「私、何も知らないけれど…役に立ちたいんです!東君が言ってました、皆に喜んでほしいって!」
「東…あぁ、あの若造か?何だ、学校の先輩とか友人なのかい君の?」
「えっと…婚約者なんです」
「ごほっ!ごほ…」
すると急におじさんは咳き込みます、えっと…大丈夫でしょうか?
何かまた変な事を言いましたっけ…これでも正直に答えたつもりなのですが??
「そうかそうか、あの若造も良い所の坊ちゃんだとは思ってたが、婚約者が居たか」
「あの…それで、私どうしたら皆さんに喜んでもらえる事ができるのでしょうか?」
「喜んでもらえるか…ふ~む」
私の質問におじさんは考え込みます、すると誰かが近づいてきたのです。
そんな時です誰か、別のおじさんが近づいてきたのは…
「お~い、シゲさん、そんな可愛いお嬢さんを何処からナンパしてきたんだ」
「なんだシゲさんモテモテだな~」
「馬鹿いうなって、あの炊き出しのボランティアの子だよ」
どうやらこの話をしていたおじさんってシゲさんという方のようですね、 今更に話してる相手の名前を知りました。
「あの…中ノ島若菜と言います」
「おう、俺は源治…ゲンさんと呼んでくれや、こっちはヒデさんと呼んでくれ」
「ボランティア?だがその…デートに行くような格好じゃないのかい?」
「あははは…その、色々と勘違いがありまして…」
「くくく…」
またも指摘され、シゲさんは横で笑ってました、はぁ…やっぱり場に浮いてますね私。
だけどお陰で話すきっかけになり、仲良くなれたのかもしれません、
そこで私はゲンさんとヒデさんという方々にも話を聞く事にしたの。
「へっ?喜んでもらえる事?う~んそうだな…」
するとゲンさんは私の身体を上から下へとジロジロと見つめてきたの、
何だか真剣な表情に見えるけれども…どうしたのだろうか?と思うと…
「やっぱ下の処理か…最近は溜まってるし」
「下の処理?」
「こらこら!お前は何て事を頼むんだ!」
「いやいや冗談冗談、もしかして引いちゃったかな?」
「え…いえ、でも…よくわかりませんが、私でもできるならしますけど?」
「!ちょ…若菜ちゃん、いいからいいから、おじさん本気にしちゃうよ」
「え…でも」
下の処理って何だろう?私には理解できませんでした、だけどもそれで彼らが喜んでくれるのなら、私は喜んでしますけど、
でもヒデさんも、それを発言したゲンさんも、顔を赤くさせて説明するのも困ったようで、やだ苦笑されてるご様子です。
本当に下の処理って…何の事だったのかしら?あっ…
ふと風が吹いてきます、もう季節は春とはいえ、この風はまだひんやりしてました。
「おぉ、外はまだ冷えるな…そろそろ中で話さないか?」
「おいおい、俺の狭くて臭い小屋の中に彼女を誘う気か?」
「あ!私…見てみたいです!」
「えっ!?」
あ…思わずお願いしちゃった、でもさっきから興味があったんですよ、
この中ってどうなってるのかなって、だけど臭いというのは覚悟しなきゃいけないかも。
実はこうして一緒に居る彼らには悪いのですが、ちょと臭ってきてたの…
ほらよく見れば全身が汚れてるし、洗濯とかお風呂とか入ってないのかな?
加えて掃除もしてるのか疑問になります、それはテントの中に入ってからでした。
「へ~あの青いテントの中は、こうなってるのですか?」
「そうだよ、汚らしいけれど…平気か?」
「だ、大丈夫です…そこに座ったらいいのですよね?」
確かに中は汚いです…でも結構広いスペースだとも驚きました、それにしっかりした作りで家も頑丈そうだし。
ここには生活してるという雰囲気が確かにあったの、私はその中へと入らせてもらい、一番奥に座りました、
だけど四人は入りきらないらしく、仕方なくヒデさんという方は外で座ってます。
「そっかそっか、若菜ちゃんって高校卒業したばかりなんだ」
「はい、今は私立の短大に通ってます」
それでなんですが…彼らの話を聞きたかったのに、いつの間にか私の事を色々と聞かれてたんです。
あれ?おかしいな…ホームレスさんの事をよく知りたかったのに、だけどもここから話の軌道修正は難しかったの。
でも…それで楽しんでもらえるなら、当面の目的は達成できるしいいかな。
「なぁ若菜ちゃんは何処に住んでるの?」
「あの…この近くなんですけど、○○マンションって知ってますか?」
「!それって高級マンションじゃないか、若菜ちゃんってお嬢様なんだな?」
「お嬢様って…でも確かにお父様は社長してますね」
「へぇ~なんて会社なんだい」
「中ノ島グループです、ほら…よくCMでも宣伝してますよ」
「あ…あそこか」
あれ?何だろう、急に空気が重くなったような…ついさっきまで和気藹々と話をしてたのに、皆さんの雰囲気が、
何処か暗くなったような気がします、どうして?
さっき私のお父様の話をしてからみたいだけど…
「あの…皆さん、私…何か気に障る事を?」
「いや、娘の若菜ちゃんには関係ない…ないか?」
やっぱり変です、皆さん…考え込んでる、手を思いっきり握りこみ、頭をかいてるようですが…するとシゲさんが口を開いたの。
「実はね…私は君の父親の会社に居たんだよ」
「えっ…」
「リストラされたのさ…もう十数年前にね」
「そんな…」
「それからさ、女房も子供も去り、一人になり…こうしてホームレスになったのは」
「!?」
信じられない…私のお父様のせい?
ふと気付けば、近くの棚に置かれた写真立ての中に、とても仲の良さそうな家族の写真が飾られてました、
それは…若い時のシゲさん?そして家族…こんな幸せなそうな家庭を、私のお父様が壊したというの!シゲさんの幸せを…
「あ…実は俺も何だ、まぁ俺は一人身だったがな」
「この辺りの連中はほとんど元は中ノ島グループ関連の社員だよ」
「十数年前からのリストラ策で、結構辞めさせられたからな…おかげで今は持ち直したようだが」
「すみません!あの…すみません!!」
私は思わず彼らに謝りました、お父様の会社の経営なんて何も知りませんが、きっとどうしょうも無い事だったかもしれませんが、
でもそれで切り捨てられ、不幸になった方が居るなら、私は謝りたい…いえ、きっと謝るだけでは済まないかも。
「だから、若菜ちゃんは悪くないからさ…そこまでしなくても」
「でも…でも、あの…本当に私に何かできる事はないのでしょうか?」
「えっ…?」
「ボランティアとか関係なく…あの、皆さんに喜んでもらえる事をしたいのです!」
私の発言に、彼らは驚いた表情になります、するとフッとシゲさんは笑いました、そして…
「本当に…喜ばせたいのかい?私達を?」
「は、はい…私にできる事なら何でもしますから」
「何でもか…はは、本当に世間知らずのお嬢様だな若菜ちゃんは、まぁいいか…なら」
すると、シゲさんは唐突に私の目の前で、ズボンのファスナーを下ろしたのです、
そして…その開いた中から、黒茶色なのが出てくる…これって!
「これ見たことあるかな?男の性器だけども…」
「あの…あります」
それは、おちんちんと呼ぶ男性器でした…見た事はあります、まず存在自体は学校で習いました、後は…
「そうか東の小僧のだね?」
「は、はい…」
「何だ若菜ちゃん、あの坊主の彼女だったのか?」
「婚約者だって話だ、何だ…純真な顔して、やる事はやってたんだな」
「あ…ぅ…」
そうです、私は…東君に抱かれた事があるの、だからこれも知ってた、でも…全然違うわ、
色も大きさも形も…あと匂いも、臭い…鼻が曲がりそうな程に。
「という事は、そろそろ勘付いたんじゃないかな?」
「えっ…?
「さっき言っただろ、下の処理ってゲンさんが」
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「!?」
え…そうなの?下の処理て…こういう事なの!?
私は絶句しました、だって…こんなのだなんて、思わなかったから。
「確かに…して欲しいな、これなら俺も幸せ気分になれるさ」
「どうだ?若菜ちゃん…まだ私達を幸せにしたいなんて、思い上がった事を言えるかな?」
シゲさんはそう言って、私の目の前にそれを突き出して近づけます、んっ!鼻が刺激されてる…気持ち悪い、
見てるだけであまりの醜さに恐れてしまう。
これにあれをするなんて…できないわ、好きな東君だからこそできた事なのに…
でも…だけど!私はそれでも彼らに…お父様によって不幸にされ、
こんな所で可哀想な日々を送る人達に喜んでもらいたいの。
きっとそれは娘である私ができる、せめての罪滅ぼしだとも思うから…
そう、これがきっと私にできる事なのよ、だから勇気を出して若菜!
「わかりました…私、します…下の処理を」
「なにっ!って…え!?」
覚悟した私は自分の穿くスカートを捲くり上げました、そして…下着を付けた股を晒すの、あぁ…東君ごめんなさい、
本当ならここには将来を約束した殿方のしか入れてはいけない、そう教えられていたのに…私は激しく胸を高鳴らせつつ、
下着までは脱げませんでしたが…その大切な所を隠す布地を自分の指でどけ、彼らの前に晒します…
ジゲさんと同じように、自分の性器を晒すのよ。
–To Be Continued–
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