私は毎日、夕方になると公園を散歩しながら、咲いている花を見ていました。
そんなある日、薄汚れたシャツを着たホームレスの男性がバックパッカーらしい外国人と、流ちょうな英語で会話してたんです。
なんで英語を話せる人がこんなところにいるんだろうと不思議に思い、その男性に興味を持ちました。
それから何度も会うので、
「先日、英語を話しているの見ました。すごいですね」
と声をかけたんです。
「英語が話せて悪いのか?」
彼は不機嫌そうにこちらを睨みました。
「俺のような男に声をかけるなんて、お金はあっても幸せじゃないね」
この言葉は図星でした。
いい人だけど、面白みのない夫と親から見合い結婚させられ、きつい姑に挟まれる毎日。
息が詰まりそうだから、散歩に出かけるしかなかったんです。
「何も言うな。君が望むところへ案内してあげるよ」
いったい私の何を察したのでしょう。
公園を知り尽くしている彼はまったく人気のない、くぬぎ林に私を連れ込みます。
すると彼は、散らかっていたビニールシートに私を押し倒しました。
強引にパンツを下げられて、そこを舌でペロペロとまさぐられると、強烈な汗くささが彼の頭から漂ってきます。
だけど、なぜか気分が高まって普段より数倍潤い、お尻の穴まで愛液が滴り落ちました。
「4年ぶりのセックスだ。お姉さん、ありがとう」
許可もしていないのに、真っ黒いペニスが私の中に挿入されます。
「いやぁ~、やめて!」
そう叫んでいましたが、本心ではメチャメチャにしてもらいたかったんです。
しかもこのオジサン、エッチがすごくうまくて、正常位、バックの後、私を上に乗せてくれました。
主人には恥ずかしくて言えないけど、これが一番好きで感じる体位。
やがて考える力がなくなるほど頭の中は真っ白になり、動物のようなむっとする男の香りを深呼吸しながら、
「ダメ、イッちゃう!」
とつぶやき、昇天しました。
セックスが終わった後、彼は
「俺は商社マンだったけど、震災で妻と娘を亡くし、希望を失ってこんな生活をしているんだ」
と打ち明けてくれました。
翌日からまた彼が欲しくなり、何度も公園に行きましたが、二度と会うことはありませんでした。
コメントを残す