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リボン結びを一気に引きほどく。
ショーツがぺろんと垂れ下がる。
むき出しになったソコを思い浮かべて、わたしは大きく息を吐いた。
「はぁ……あぁ……」
なぜかエコーがかって聞こえる自分の吐息のなまめかしさに身体が震える。
全身が痺れ、軽く汗ばんだ身体が熱い。
「それ、で、こおやって。我慢、できなくて、自分で、触って、しまい、ました……」
昼間のように指先を伸ばす。
じんじんとして、熱くたぎったソコに触れた瞬間。
「ん……」
かすかに水音のような音が聞こえた。
ぬめりけを帯びた熱い液体が指にからみつき、飛び散った気がした。
「あ……んっ」
ため息混じりの声が思わず漏れ出る。
昼間よりも、なめらかに指が滑り込む。
「はぁ……んっ」
ビク、ビクビクン、と身体が震え、そのせいなのか、指の動きなのかよく分からない刺激がきた。
多分、どちらもだろう。
旦那の前で、こんなはしたないことをしている、そんなシチュに心が折れた。
「あっ、あっ、だ、だめっ……! も、もぉ……」
うわごとのようにつぶやいて、わたしは瞬間で達していた。
力が抜け、脚がだらしなく垂れ下がる。
荒い息づかいがしばらく、わたしの耳を支配していた。
「へぇ……。そんなことして、買ったばっかの下着を汚しちゃったんだ?」
遠くの方で旦那の声がする。
「ほんと、いやらしい女だね。お仕置き、しなきゃいけないね……」
ささやくような旦那の声。
なぜか、その言葉に、心が震えた。
頭の奥底まで、じんじんとした痺れに支配されているような気がした。
「おいで」
よろけながら、旦那の前に跪く。
スウェットの下を膝まで下ろした姿を見れば、何を求められているのかは聞かなくても分かった。
はち切れんばかりに膨れ、天をも刺す勢いの旦那の分身から目が離せない。
赤黒い鈍い輝きに混じって、つややかな先走りのきらめきがわたしを誘っていた。
「まきの、大好きなお仕置き、だよ。ほら」
半開きになっていたわたしの唇に固く、熱い固まりがねじ込まれた。
「ううぅ……」
声が漏れたが嫌悪はない。
むしろ積極的に、飢えた赤子のようにわたしは旦那のそれを舐め、しゃぶっていた。
わたしがフェラが好きだと気付いたのは結婚してからだ。
それほど経験はなかったが、オクテと言ってもそれなりに耳年増ではあったし、旦那が言い出したときもそれほど抵抗無く受け入れていた。
けど、初めて旦那のものをしゃぶったあと、驚くほど濡れていることに気付かされた。
柔らかなものが固くなっていく瞬間が一番好きだが、すでに欲望の固まりとなっているそれを舐めるのも好きだ。
にじみ出た先走りのぬめりが、のどに絡む時、自分がメスなんだって気付かされる。
そういう気持ちの高ぶりが良かったのかどうかは知らないが、少なくとも下手ではないと自負している。
先っぽを転がすようにしてから、ウラスジのラインを舌先で強めになぞる。
いつもなら、この時点で陥落してるはずだったが、旦那はかすかにうめくだけ。
今日の旦那は普段より我慢している。
欲望をこらえることでわたしの上に立つつもりでいるのだ。
フェラやスク水のときもそうだったが、いままでは旦那が言い出したことを仕方なく受け入れるふりをして、実のところ主導権を握っているのはわたし、という感じだった。
けど、今は違う。
最初から、最後まで主導権を握っているのは、旦那なのだ。
だから、いつもとは違う。
そして、その違いに二人とも魅惑されてしまっている。
「ンはぁ……っ」
息苦しくなって、わたしは旦那のものを吐き出してしまっていた。
よだれが糸を引いて、わたしの唇から旦那の分身にからみつく。
「止めないで、続けなさい、まき」
「……ご、ごめんなさい、旦那様……。苦しくて、つい……」
ぜいぜいとあえぎながらわたしは見上げるようにそう言った。
「……そう。しょうがない子だな、じゃあ、まきの口でイッてあげるよ。そうして欲しいんだろ?」
「……は、はいっ……お願い、します。わたしの、お口の中に、出して、ください……っ」
求めている答えをお互いに吐き出す。
わたしは、再び旦那の分身をくわえ込んだ。
しゃぶりながら、手のひらで支えるように持った旦那の袋をくすぐるように愛撫する。
「うぅぅっ!」
こらえきれず、だんながうめき声を漏らし始めた。
舌先全体をぐるぐると絡めるようにねぶりつくし、強く吸い込む。
あっけないほど簡単に、旦那の分身が震えて、わたしの口の中で暴れだした。
「んんぅっ……!」
勢いよく吹き出た熱いものがのどに当たる。
咳き込みそうなのをこらえて、わたしはねぶりつづけた。
「んんく……」
いつもにも増して量が多く、濃厚な感覚が鼻をついた。
のどにからみつく粘っこさを飲み下して、吸い込む。
残り物の精も吸い出して、ねぶり尽くした。
「……ン、はぁ……」
二人揃って、長いため息をつく。
「気持ち、よかった、ですか? 旦那様……」
「ああ……。まきは、上手だね……。ご褒美、あげないとね……」
大きな手で、軽く汗ばんで額に貼り付いた前髪を撫でつけられ、わたしはくすぐったさに目を閉じた。
「は、はい……ありがとう、ございます……」
ご褒美という旦那の言葉に下腹部が疼いた。
今さっきまでしゃぶっていたものを欲しがっている。
はしたないほどに濡れ、溢れかけているのは確かめなくても分かるくらいだ。
「そこに、手を突いて……お尻をこっちに向けて突き出して」
「は……はいっ」
旦那に言われるままにソファの背もたれに手をついて、座面に膝を押しつけるようにして腰を突き出す。
そして、期待に沸く心が、わたしを自分からみだらな行動をさせていた。
スカートとペチコートをまくり上げ、自分からむき出しにする。
震える左手で身体を支えながら、右手で熱くたぎる湿り気を帯びた場所を拡げ、晒して見せつけた。
「すごいね、まきは……自分から、おねだりしちゃって……なんていやらしい子なんだ」
呆れたような旦那の言葉に心が震える。
「はい……ごめんなさい、旦那、様……。まきは、すごく、いやらしい、女なのです……」
自分で自分をおとしめる言葉に再び下腹部が熱くなった。
早く、あの熱く固くいきり立ったものを入れて欲しい。
ひたすらにそれを願うわたしの期待は、いとも簡単に裏切られた。
「じゃあ……もっと、いやらしい自分を自覚してもらわなきゃ……」
残酷な宣告の後、わたしは初めて体験するおぞましさにも似た快感に苛まれる羽目になった。
「んぁ……っ、あっあっああああっ!」
どこを責められているのか一瞬分からぬままにわたしは腹の底から絞り出されるような鳴き声を上げさせられていた。
旦那の大きな手のひらで掴むように拡げられたお尻の中心部。
そこに、旦那の舌先がねじ込まれ、かき混ぜられていた。
「やっ……だ、ダメ……そこは、汚い……から……んぁぁぁっ!」
少しだけ素にかえったわたしの懇願は旦那の舌先にねぶり取られた。
内臓をねぶりあげられているかのような錯覚。
こらえきれずソファの背もたれに顔を押しつける形で揺れる身体を支えながら、わたしは何度も身体をよじって鳴き声を上げ続けた。
「汚くなんか……ないよ、まき」
何か別の生き物が存在してるのじゃないか、そう勘違いするほどうごめく旦那の舌先の動きに、わたしは翻弄され続けた。
「あっ、あっ、ダメ、ああああんっ」
その上、旦那の指先が熱くたぎるわたしの中に侵入してきた。
くるくる……とかき混ぜるようないつもの動きと、例のみだらな水音が連動する。
そして、むき出しにされ熱く固く腫れ上がったわたしの敏感な場所が指先で弾くように転がされた。
「ふぁぁんんっ……! やっ、だ、あ、あ、あ、ああんっ!」
三箇所同時という激しい旦那の責めに、わたしはただ泣き声めいた叫びをあげることしかできなかった。
上下の感覚がなくなり、真っ白になっていく頭の中。
わたしの下半身全体が、ビクビクッ! と大きく震えて、熱い感覚が広がっていく。
「あああああっっ!」
絶叫した瞬間、はじけるような光が頭の中にひらめいて、消えた。
温かい何かが太ももにかかる感覚と一緒に、わたしは意識を失っていた。
「……まきちゃん、まき、大丈夫? おーい……」
遠くの方で、旦那のいつもの間抜けな響きの声が聞こえる。
身体が小刻みに震えて、力が入らない。
宙に浮いているようなふわふわとした感覚から急速に覚醒して、わたしはゆっくりと目を開けた。
「たくちゃ……ん?」
すぐ側に、旦那の心配そうな顔があった。
訳の分からない気恥ずかしさと、わき起こる安堵感。
わたしは思わず旦那のからだにしがみついて、厚みのある胸に顔を埋めていた。
「大丈夫? ごめん、ちょっと調子に乗りすぎたみたい……」
いつもより(´・ω・`)とした旦那の声になぜかわたしは涙ぐんでいた。
「いいよ……でも、怖かった。気持ち良かった、けど、自分が自分じゃなくなってくみたいで……」
「ごめんね……」
頭を優しく撫でられて、わたしは思わず泣きそうになった。
その時初めて、わたしは自分の太ももがひどく濡れているのに気付いた。ええっ?
「……あの、たくちゃん……。わたし、もしかして、おしっこ……」
あまりの恥ずかしさに汗が出る。
「……あぁ、違うよ……多分、潮吹き、てやつかな……。僕もよく分かんないけど……」
おしっこ漏らしたわけではないとわかったけど、それはそれでやっぱ恥ずかしい。
わたしは赤面した顔を旦那の汗くさい胸に埋めてごまかした。
「今日は、もう、止めとく?」
心配そうな旦那の声。
「ん……。でも、やだ……。たくちゃんのおちんちん、欲しいよ」
少しびっくり顔の旦那。笑いそうになる。
「大丈夫なの? 無理しなくても……」
「……無理、してないよ……わたし、エッチだもん。でも、それに気付かせたのは、たくちゃんだよ……」
こらえきれず、笑ってしまった。
笑いながら、困惑したようななんとも言えない顔の旦那にキスする。
自分から舌をねじ込んで、旦那の舌先に絡める。
「ん……」
旦那がわたしを抱く腕に力がこもった。
腰から背筋をじわっと這うようにくすぐる旦那の温かい手のひらに心が躍る。
「お願い。たくちゃんの、おちんちん、ちょうだい……」
「……うん」
下半身をむき出しにして、ソファに座る旦那に跨るように抱きつく。
軽くキスしてから、まだ固くいきり立っている旦那の分身を自分で導くようにあてがった。
「まだ……かちかちだよ、たくちゃ……ん」
「だって、まきちゃんが、すごくエッチなんだもん」
口を尖らせる旦那がすごく可愛い。
ゆっくりと腰を沈めるように、わたし自身でわたしの中にめり込ませた。
まだ充分過ぎるくらい潤っていて、するりと旦那の分身を受け入れる。
「んんぅ……」
「はぁ……」
二人同時にうめくように声を漏らした。
弛緩していく身体の体重がもろにつながっている部分にかかり、奥深くまで挿入されていく。
「あったかい……ね」
「うん、気持ち、いい、よ……」
旦那の両手がわたしの腰を抱いた。
持ち上げられる感覚の後、すとんと落とされる浮遊感。
そして、身体の奥底を突き上げられる感覚に自然と声が漏れる。
「んぁ……んっ!」
つながっているあたりから、例によってみだらなぬめり気の泡立つ音が聞こえてくる。
最初ゆっくりと、そして徐々にそれが早まっていく。
リズミカルに繰り返されるそれに、わたしは翻弄され、うわごとのように嬌声をあげさせられた。
「……気持ち、いい、よ、たくちゃ……あぁんっ!」
「うん……。はぁ……まき、気持ち、いい」
まき、と呼び捨てにされることがうれしかった。
上気して紅潮した旦那の弛緩した顔が、何よりもうれしい。
こうやって向かい合って相手の顔を見るセックスがわたしは大好きだ。
「ね……。こんなに、エッチな、わたしでも、好きでいてくれ、る?」
荒い息づかいで、わたしは聞いた。
「あたり、前、だよ……どんなまきちゃんでも、僕は好きだよ……」
挿入されたまま、体勢が入れ替えられた。
抱きかかえられ、ソファに押し倒されるようにされて、今度は旦那がわたしの上になった。
両膝の裏を抱え上げられ、折り曲げられる。
のしかかるような旦那の体勢が、より深く奥底を突き上げる。
「んぁんっ……、たく、ちゃ、もっと……激しく、しても、いい、あ、あ、ああああっ」
わたしがそういうよりも先に、旦那の動きが加速していた。
溢れかえり、音もしなくなるほどたぎったそこが熱く、痺れていく。
熱く固いものが、出ては入り、出ては入りする。
激しい突き上げに、わたしはまたも頂点に達しようとしていた。
「まき、まき、ああっ……もぉ……」
旦那の声が頭の中にこだまする。
「……たくちゃ……来て、お願い、来て……!たくちゃん……!」
うわごとのように絶叫するわたしの中で、旦那の分身が膨れあがり、震えるのが分かった。
「あぁぁんっ!」
熱い塊がわたしの中に打ち出される感触。
幾度も震えて、わたしの奥底を何度も突き上げた。
「まき……っ」
「くぅぅんっ……!」
子犬のように泣き声を上げて、わたしはまた落ちていくような感覚に溺れ、震えた。
数ヶ月後。
……けたたましくリビングの電話が鳴った。
「はい、もしも……。あ、たくちゃん?」
旦那だった。
『今から、帰るよ。今日は、晩ご飯何?』
「今日は、肉じゃが。あと何か食べたい?」
白菜のみそ汁をリクエストする旦那。
わたしは脳内の冷蔵庫リストを素早くチェックしながら一番肝心の質問をした。
「……で、今日は、どうする?」
『んー。今日は、まきの好きなパターンでいいよ。じゃ、またあとで』
電話を切ると、わたしは寝室に入った。
タンスを開ける。
昨日は、わたしの高校時代の制服を着た。
一応、コレで一回りしたところだ。
タンスの中をしばしひっくり返す。
「……これにしよっかなぁ」
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最初に旦那が買ってきたのとは別のメイド服。
色の組み合わせは白に濃紺だが上着が白のブラウスになっている。
ちょっとウェイトレス風。
別の棚を開けて、下着を取り出す。
今日は、黒でキメる。
フルレースのブラに、Tバッグ。
そそくさと服を脱いで、下着を身につける。
そして……さらに別の棚から取り出したピンクロータをショーツの中に押し込んだ。
旦那から電話があった時点で、そこは充分に潤っていた。
滑り込むように受け入れる。
「はぁ……」
思わずため息が漏れた。
けど、まだスイッチは入らない。
リモコン式になっていて、リモコンは旦那が持っているのだ。
素早く着替えて、わたしは姿見で自分をチェックした。
ほんのりと赤く染まった頬、そして目が少し潤み始めている。
はやる心を抑えて、わたしはキッチンに戻った。
旦那が帰ってくるのが、とても楽しみだ。
今夜も夜が長くなりそうだった。
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