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そんなに目出度い奴でもないし。
ただ思春期っつぅのはちょっと脳がピンク色っていうの?
要するにまぁキモイ話だが今にして言えば待ってる俺を演じたい。
演じてる自分に酔いたいみたいなもんが有ったのよ確かに有った。
有ったんだからしょうがない。
当時の俺が書いた書きかけのラブレターを偶然実家で発見して読み返した時凄ぇハズかったし。
当時の自分を撲殺したいと思った。
そんな事ない?
あの時代の自己陶酔は凶器だと思うよ。
恐ろしい。
ってなわけで青臭い俺は同じさよならでも余韻を残して終わろうとしたわけ。
「勝手に待ってれば?」
と当然先生超素っ気無い返事。
「じゃあ○○(俺の名)特攻隊員、只今から出陣いたします!」
と俺は言うと先生に敬礼をしてピシャリとドアを閉めたのである。
プールの授業が始まるのは4時間目もう3時間目の授業からドッキドキだった。
まーあれだけ大見得きって先生に言ってのけたんだから今更授業バックレたんじゃ格好悪いことこのうえないからね。
さりとて偉そうな事を言っておいて今更何だかやはり起ってんのがバレれば俺の学生生活はどう考えても終わるしかないのは間違いないわけで…。
冷静に考えればせめて
「努力するから」
ぐらいにとどめておけばよかったのにと思う俺だった。
後悔先に立たずとはよく言うよな。
そうこうしている内にも時間は刻一刻と迫ってくるわけ。
あ~時計が気になってしょうがない。
(時間よ止まれ!)
とか叶うはずのないことを願ったり
(突然大雨降らないかな)
とか思って外を覗き込んだりしてた。
残酷な事にピーカンだった。
見事な日本晴れ。
あ、あと5分・・・。
ドックンドックン高鳴る鼓動。
これまで生きてきた中で最大の危機だったと言っても過言ではないだろう。
下をうつむきカタカタと落ち着きなく貧乏ゆすりする俺だった。
キーンコーンカーンコーン・・・とチャイムの音。
あ~まるで死刑宣告のようだった。
皆が立ち上がり女子は更衣室へ・・。
男子はいそいそと水着に着替え始めた。
みんなのんきに笑いながら着替えてんの。
とりあず、俺も着替え始める。
ちょっとだけズボンをずらしチンポを覗き込む俺・・・。
(た、頼むぞおい・・)
心の中でそう声をかける。
着替えが終わると皆の後について俺も教室を出た。
口の中がカラカラだ。
妙に日差しが暑い気がする・・・。
消毒用の水がはってある所で下半身を浸す俺、塩素臭いっす・・・。
で、プールへの階段を上がっていったわけ。
あ~見たくない見たくない。
女子の方見たくない・・・。
俺はずっとうつむいてた。
思わず外を見る。
と、その時だ。
フェンス越しに白衣を着た人が目に入った。
先生だ・・。
心配そうな顔をしている・・・。
どうやら心配で見に来たらしい。
(めんぼくないっす)
しかしそしたらど~した事か急に心が落ち着いてくんの。
あれ?あれれれ?
さっきまでの心配事は何だったの?みたいな。
スー・・・と潮が引いてくみたいな。
あれはほんと不思議だったなマジ。
だって本当に女子の方見ても全然起ないっていうか、だから?みたいな悟りの心境になってんの。
今思うとあの瞬間俺は青臭い性から一皮むけたのかもしれん。
俺は先生の方を見ると
(大丈夫っす!)
って感じで皆に悟られぬようさり気無く笑うと親指を立てたわけ。
すると先生も安心したのか軽く笑うと帰っていった。
いや~その後のハッピーぶりったら無かったよ。
心のトゲが抜けた後っていうのは何でも可能にできちゃうような、何でも許せちゃうような気持ちになるよな?
俺はなった。
元々水泳得意だったしね。
水泳部の奴等に混じって上級組コースで泳ぎまくってた。
ま~そんな感じで俺は無事宣言通りにプールをクリアしたわけで・・・。
だからって俺の一方的な先生とのラブホの約束を先生が容認してくれるとも思えなかったが、自分の中の物語としてとりあえずワクワク感を持って土曜日までは過ごせる事が嬉しかった。
何て言うのかな・・・土曜5時になった時の事を妄想するだけで充分なわけよ。
来るかな?来ないかな?と思いつつ5時にラブホ前まで行く俺を想像するだけで良かったの。
分からないかな?・・・分からないだろうな・・・。
そうね、だいたいそこまで徒歩で30分弱の道のりだったからだいたい1時間ぐらい前に出るだろ?
さて、行こうかみたいな感じで時計を確認して家を出る瞬間をまず想像してだね。
で、玄関のドアを開け道のりの情景をゆっくり思い起こしつつその時の自分の心境を想像するわけ。
思春期の妄想狂は果てしないからね、いくらでも色んな展開想像できてたね。
で、家に帰ってもずっとそんな妄想してたわけ。
あ~姉貴との一件も俺の脳内では全く無かったかのように先生との妄想によって排除されていた。
が、向こうはそうじゃなかった。
しつけーしあの女。
俺は椅子に座ってジャンプを読むでもなくペラペラページをめくってた。
したら
「よくそんなシレっとした顔してられんなお前」
だと。
俺は急に妄想から呼び戻されて
「ハァ?」
と聞いてしまった。
それが姉貴には余計面白くなかったのかもしれない。
「よく実の姉にあんなことしておいて平気な顔してられるなって言ってんの」
とドスのきいた声で言う姉だった。
俺はようやく何の事を言ってるのか察し
「あ~あの事?あの事なら誰にも言わないでやるから心配すんな」
と言い返す俺だった。
だって俺悪くないもん。
「何が心配すんなだ馬鹿!お前みたいな変態と一つ部屋に居る私の気持ちにもなってみろ!性獣が!!」
と姉貴。
「変態はお前だろ?実の弟にチチ揉まれて濡れたくせに」
とやり返す。
姉弟喧嘩っつぅのは不思議なもんでより悪化する言葉を選択しちゃうんだよな。
とにかく俺はそう言って火に油を注いでしまったわけ。
「ぬれっ!ばっ!!・・・っぐぅ・・・このっ!!」
あまりの俺の返答に言葉に詰まる姉。
頭に血が昇って耳元まで真っ赤かになってんのw。
それを見逃さない俺。
「ウソ!?まじ濡れてたの?こわ・・・引くわマジ」
と続けた。
「~~~~~~~~!!!!!!!」
姉貴もう頭から湯気が出んばかり高潮してんだけど二の句が告げない状態。
ま~10中9割口げんかで言い負かされてきた俺としてはとても気持ちよかったのもある。
あそこでやめておけばいいものを
「じゅん!ってしちゃったの?うん?」
と言ってすぐこれはやばいと思ったがもう遅かった。
激高した姉は
「じゅん!って言うな!!!」
と言うと俺に飛び掛ってきたわけ。
しまった、こないだの繰り返しじゃん。
アホだな俺と思いつつ顔面を攻められると思いガードを固める俺だった。
姉貴に力任せに押されると俺は椅子から落っこちた。
「や、やめろ!うそうそ!冗談!!ごめん」
もう遅いと分かりつつ謝る俺。
が、何と姉貴は俺の上半身を攻めるのではなく何と俺のジャージをずりおろしにかかってんの?
ジャージだからね。
俺が下半身無防備だったこともあってガードがら空き。
一気にずりおろされた。
で、俺の体に向こう向きにまたがると
「男だってなっ!男だって!・・・ここをこうされたら無意識に大きくなるんだろうが!!」
と言ってなな、何と俺のチンポを無造作にシコりはじめたわけ。
しかも超下手糞。
「いててて!姉ちゃん痛いって!!大きくならねっての、姉ちゃんじゃあるまいし・・・」
(あっいけね!)
どうしてこう余計な事を言っちゃうかな・・・後悔する俺だった。
それにして何ちゅう体勢だよ・・・姉貴俺の顔を尻で踏み潰して弟のチンコいじるって・・有り得ないだろ?
俺の言葉が効いたのか幾分丁寧な感じでチンコをしごく姉貴。
片手でチンポを上につまみ上げつつ萎えたチンポを上下に指先でしごいているらしい・・・。
このとき悟った姉貴は本当にいわゆる(じゅん)しちゃってたみたいなのである。
弟のチンポを起てない事には姉貴が立場が立たないって事らしい。
ちょっと悪いことをしたなとそのときになって初めて思う俺。
起てて治まるもんなら起ててやりたいところだが相手が実の姉ではこの行為は逆に萎えシチュでしかない。
チンポをいじられ、もがくしかない俺だった。
どうする?もう一回姉貴のチチ揉んで逃げるか?
あ~でもますますトラウマ大きくなってもな・・・と思いを巡らす俺。
と、その時だ急に俺のチンポがさっきまでと違う刺激につつまれたのである。
ま・・・まさか、この湿った生暖かい感触は・・・。
「うぅ・・・!」
思わずうめく俺。
恐る恐る顔に乗った姉貴のでっかいケツをどかして確認すると、ななな何と姉貴が俺のチンポを口に含んでいるではないか!
あ~ぁお、終わった・・・何もかも・・・今後は俺がトラウマに悩まされる番になるだろう。
俺は脱力して上を向いたまま動かなくなった。
チャップ・・・チョプ・・チョプチャプ・・・チュパ・・と湿った音が狭苦しい部屋に響く。
あ~確かにここまでされれば大きくなりますハイ。
無意識でも気持ち萎えてても血流はチンポにむかいますハイ。
で?っていう。
頬をへこませ俺のチンポを唇で刺激を与える姉貴。
俺のチンポが隆起してきた事を確認すると体勢を変え
(ほら見ろ)
と言わんばかりに口から見え隠れする俺のチンポを俺に見せようとするわけ。
勝ち誇った表情だ。
で、口からチンポをズルリと出すと舌先でチロチロと先端をかき回す姉貴。
「うわ!・・・やっべ!!」
思わず苦悶の表情を浮かべる俺だった。
実の姉貴のフェラで射精だけはしたくない!
俺は姉貴の頭を鷲掴みにすると引き剥がそうとした。
が、苦しむ俺を見て姉貴は嬉しそうにまた口内にチンポを咥え込んでいく。
姉貴ぜってーSだな。
苦しむ俺を見て征服意欲に燃えたんだろう。
どうせ。
彼氏も居ないのに誰に教わったのか頬を思いっきりへこませると思いっきりチンポを吸引していく・・・。
で根元を小刻みに指先でしごかれたらま~これは倫理観とかそんなものとは関係なく男子の機能として射精に向かうのは止むを得ない。
これはマジほんとうにそうなんだからしょうがない。
あえなく姉貴の口内に射精を開始していく俺だった。
ビュウビュウと放出する俺の精液をご丁寧にも唇でヌラヌラと搾り出していく姉貴。
そしてキュッキュと指先で根元を撫でて尿道に残った最後の精液まで放出させると誇らしげに手のひらに精液をボタボタと垂らして行く・・・。
「ほらな?言ったろ?」
と姉貴。
勝ち誇った表情で見ろ見ろと手の平を差し出す。
俺は無気力な声で
「それでいいのか?姉ちゃん」
と言った。
「え?」
と姉貴。
「姉ちゃんそりゃまずいだろ?」
と俺。
「え?・・・・あ・・・」
と姉貴、やっと頭から血が下がったのか事態を把握してきたようだ。
「え?え?え?どどどどうしよ私・・・どうしよ?」
と急に動転してんの馬鹿が。
「どうしようもねぇよお前」
とぶっきらぼうに言う俺だった。
「うわわわ!今のなし!今のなし!デリート!デリート!初期化!初期化!」
と訳のわからん事を言う姉貴。
どうやら事態が相当分かってきたようだ。
「どうでもいいけどそれ拭けよ」
と差し出された手のひらを指して俺が言った。
紛れも無い残酷な現実である。
「うわ~ん!!!!」
と泣きながらティッシュで実の弟の精液を拭うと
「いや~!!うわ!うわわ~!!!」
と大声を出して階段を降りていった。
で、玄関のドアがガチャン!と閉まる音がした。
無気力化した俺は天井を見上げながら
(氏ぬなよ姉ちゃん)
と思っていたことだけを今でも覚えている。
後でお袋がその声を聞いてたらしく
「どうしたの?あの子」
と俺に聞いてきた。
「さぁ?気でも狂ったんじゃね?」
と答えておいた。
結局姉貴は夜11時頃に電話がかかってきて友達の所に泊まるからと言ってきた。
お袋はもっと早く電話して来いとかご迷惑じゃないの?とか言ってたけど正直俺としては助かった。
ちょっとすぐに顔を会わせたくなかったしね。
心の中で
(お~そうしろ、そうしろ)
と思ってた。
ま~姉貴も気が短い分だけ切り替えも早い方だからね、お互いその事には触れないで風化するのを待つしかないかなと・・・。
ま~そんなこんなで結局約束の土曜日を迎えたわけなんだけど、そんなことがあったからって訳じゃないんだろうけど妙に冷静っていうか約束の日の事を意識せずにその日を迎えちゃったわけ。
行く時間直前までラブホに行く事自体にリアリティを感じられなかったんだよね。
ま、それは俺がプールクリアして以降先生の俺への対応が普通になったというか特別な生徒を扱う感じじゃなくなったってのもある。
多分先生も意識的に俺を遠ざけようとしてたんじゃないかな、無理も無いけど。
普通ってよりもむしろ他人行儀だった気がする・・。
敬語なんか使っちゃったりして。
「○○クンこのプリント○○さんに渡してくれますか?」
とか、おいおい先生と関係する前だって先生そんな言葉使いしなかったじゃんとか思ったけど、今にして思えば俺だってそんなに信用できるかどうか分からないし変に周りに俺が先生との体験談とかチクっちゃったら・・・とか思ったんじゃないかな。
逆の立場だったらマジ緊張もんだと思う。
可愛そうに・・・。
だからもうほとんど先生が来てくれることなんか有り得ないのにトキメいてもな~みたいな。
ま~自ら約束したんだから行くだけ行ってみるか?
みたいな感じで完璧惰性って感じだった。
で、結局4時ぐらいになってあ~タルイなぁ・・・とか思いつつ一応身支度してね。
ドアを開けたのよ。
真夏の4時っつぅとね、もー殆ど昼と同じ明るさなんだよね。
約束したときは夕方って意識だったんだけど
「ありゃちょっと約束早すぎたかな?」
と思った記憶がある。
だってこんなに明るいのにラブホ前で待ってる厨房ってちょっと怪しくない?
いや実際怪しいんだけど。
人目ひくだろ?とか思って・・・。
それでもまぁテクテクと30分の道のりを歩き始めたわけ。
30分あれば着く道のりを1時間前に出たんだからね。
相当時間的に余裕がある。
おれは歩道のわきの盛り上がった部分の上を歩いたりしてチンタラチンタラ歩いてったわけ。
ちょっと先生の事に思いをはせて見る。
明るい盛りにラブホ前で待つ先生・・・。
(ブハ有り得なね~!超有り得ねぇ)
一人想像しながらあまりのリアリティの無さに思わず噴出す俺だった。
俺が何でそのラブホを選んだかと言うとこの辺では珍しく民家が少ないっていうか周辺が雑木林だったの。
まぁ逆に言うとだからこそラブホが建てられたってのもあるんだろうけど。
で、そこに高速だけが上をスーっとコンクリの無機質なグレーでビヨ~ンと長ったらしく通ってるだけなわけ。
要するに人目がないんだよね。
だから選んだという・・・。
で、結局そうね、最大級にチンタラ歩いても20分前後でその雑木林が見えるとこまできちゃった・・・。
時計を確認する俺。
「はやっ」
まだ4時20分かよ、不思議と時間を引き延ばそうと思うときに限って時間がたつのが遅いんだよな。
あ~もうそう思ってる間にも雑木林が目の前に迫っているわけ・・。
痴漢注意と赤い文字で書かれた看板が目に入った。
確かに痴漢が出そうな雰囲気だった。
だってエロ本とか無造作に捨てられてんだもん。
雨ざらしになって変色したりして。
が、逆にそれが妙に厭らしさを感じさせるんだよな。
実を言うと何で俺がここのラブホを知ってたかと言うとこのエロ本拾いを小学校のころ友達としてたからなんだがw。
で、まだ明るいのにもかかわらず気の早いヒグラシっていうの?あのカナカナカナ・・・とか夕方になると物悲しく鳴くセミ。
あれが鳴いてんのよ。
あのロケーションで鳴かれると何だか雑木林に死体でも捨てられてんじゃね?みたいな気になるわけ。
実を言うと小学校の頃実際ここに虫取りに来た友達がそこで自殺してる奴見つけた事あんのよマジ。
ノイローゼだったらしいんだけどね。
いや、んな事はどうでもいい。
そんな余計な事を考えるからますます気持ちが萎む俺だった。
(あ~やめときゃよかったな)
と思いつつもここまで来ちゃったら引っ込みがつかない。
俺は雑木林の中の舗装された細い道路をテクテク歩いていったわけ。
あ~もう!蚊ウザイ!
やぶ蚊がプンプンいってんの。
俺は歩調を速めてラブホに向かって歩いていった。
ラブホは雑木林を抜けたところのちょっと坂を上がった小高いところにある。
ま~いわゆる普通のラブホだ。
見えてきた見えてきた・・・。
さすがにここまで来るとちょっとドキドキする俺。
(先生が来てたりして?)
みたいなありもしない妄想が急に脳内を巡り始めた。
もうあとちょっとでそれが確認できる位置だ。
が、確認したいような確認したくないような複雑な気持ちに襲われる俺だった。
だって居ないの確認しちゃったらもう終わりじゃん?
俺は意図的にインコース側を歩き確認しにくい位置で歩を進めたわけ。
が、んな姑息なジラシ自演術など大した引き延ばしにもならないわけで。
もう俺がヒョイとアウト側に体を傾ければラブホの入り口部分を確認できるところまで来てしまった。
急に立ち止まる俺。
(ど、どうしよ?せ先生が立ってたら・・・)
馬鹿な俺はこの期に及んで急にトキメキはじめてんの。
深くス~っと息を吸いハァ~と吐き出す。
で、ゆっくりと体を右に傾けはじめる俺。
(た、頼む居てくれ・・・いや居るわけね~・・・いやでももしかして・・)
ドックン!ドックン!と波打つ心臓の鼓動。
え~い!面倒くせーや!
俺は意を決し体を完全に右に逸らしラブホの入り口部分を確認したわけ。
(・・・・・・・居ない・・・)
人っ子ひとり居ないわ。
(ま、そりゃそうだ)
急に現実に引き戻される俺だった。
そうだよな~居るわけねんだよハハ。
しかし一応約束したんだから入り口まで行こうっと・・・。
俺はテクテクと入り口まで歩いていった。
はは~んなるほど中は見られないようになってんだな。
何ていうの?ビニールののれんじゃないけど門の上から下がってて車が入っても中は見えないようになってんのよ。
初めてマジマジ見て知る俺だった。
門の脇に空室ありって表示されてる。
ま、そりゃそうだな。
こんな明るいうちからセックスしようなんて思う馬鹿は俺ぐらいなもんだろ。
と妙に納得する俺だった。
一応ご休憩料金とご宿泊料金を確認する俺だった。
馬鹿な俺はセックス相手も居ないのに一応財布の中を見て足りるか確認してたのを今でも覚えてる。
(うんうん一応足りるな使わないけど)
そう思いながら時計を確認する4時45分。
う~ん・・・一応な、約束だからな。
時間まで待つか?
そう思いながら、いくらなんでもラブホ前に厨房が突っ立ってるわけにもいかないから雑木林の坂の下まで降りたところで待つことにしたわけ。
どのみち先生もこっちから来るわけだし、先生の赤い軽自動車が来ればすぐにわかる。
とりあえずボーっと時間が経つのを待つ俺だった。
フぅ・・・何であんな約束しちゃったかな?
腰に手をあて自分にあきれる俺だった。
するとそのときだ・・・。
ゴロゴロゴロと地響きにも似た小さな音が聞こえんの。
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つい最近聞いた事のあるいや~な音だ・・・。
俺は恐る恐る空を見上げた。晴れている・・・。
が、むこうの方にこないだ見たのと全く同じ真っ黒い雷雲が迫ってきてたのである。
やっべ!
俺は同じ過ちを繰り返したくない気持ちで一瞬帰ろうと思った。
が、そこが青さというか若さなんだよな。
俺の中の青春君が
(お前約束したのにこんな事で逃げていいんか?ヘタレが!)
と言うのである。
今なら間髪いれずに
(いいんです!)
と即答するとこだが俺は要するになんと言うか・・・豪雨に打たれながら先生を待つ自分を演じたくなっちゃったわけ。
あ~恥ずかしちぃっす。
そうこうしてる内に雷鳴が大きくなりピカッ!と稲光が間近にせまっている・・・。
この徐々に迫ってくる感じの怖さってのいうのはちょっと言葉では言い表せないね。
さっきまですっごい明るかったのに急に真っ暗になるし。
怖ぇ怖ぇ。
ポツ・・・ポツ・・・と頬を打つ雨粒。
つづく
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