高校に入学してから一目惚れした同級生
クラスは違えど毎日見つけてはドキドキしていた
二年になりクラス替えで同じクラスに…
しかし、俺は素っ気ない態度で接してた
でも本当は話したくて堪らなかったが、他の友達(男)に冷やかされるのが嫌で彼女問わず他の女生徒とも話す様な事は無かった
三年に進級しても同じクラスというのに相変わらず会話は無し
しかし、日増しに彼女への思いは募るばかり
学校は楽しく無かったけど彼女がいたから登校してたと思う
卒業間近になり進学か就職を決めなければならない時期
俺には何も無かった
彼女は賢く就職先も内定していた
あるのは彼女だけへの思いだった
ここへきて卒業後の振る舞いへの不安
しかし彼女への告白も出来ずに俺は上京
彼女の事を考えていたが何もわからない東京での就職・暮らし
追われる毎日
数年して地元へ転勤
風の便りで高校のクラス会の知らせが
真っ先に彼女の事が思い浮かぶ
参加して彼女も来ていれば高校の時のショボい思い出話をして少しでも盛り上がればなぁなんて思い気楽に参加
すると高校の時は気付かなかったが女子が化粧して凄く綺麗に見えた
その中でもあの娘は特別だった
切っ掛けも無いので中々隣に行けなかったが学級委員をしてた彼女の親友(俺が彼女に気があるのを知っていた)が何となく話題を振ってくれ五年ぶりの会話が出来た
他愛の無い話から始まり学級委員の華麗なパスで俺が彼女の事をずっと好きだったと冗談混じりに言った途端、突然彼女が泣きだした
クラス会参加者も突然静まり何か悪いことをした様に思えて一瞬たじろいだ
しかし学級委員の計らいで何も無いと説明しクラス会は続行
中には二次会へと流れるメンバーも目立ってきた
俺も友達から誘いを受けたが後で合流すると伝えその場はしのぐ
いったい何故泣いたのだろうと思い彼女のもとへ
彼女の口から洩れた事は
「私もずっとあなたの事が好きだった」
頭をハンマーで殴られた様な衝撃
思い起こせばお互い素っ気ない態度だった様な…
また彼女も自分と同じ思いだったのです
その日からドラマみたいにはいかないけど健全な交際を始めました
恥ずかしながら自分は童貞だったので、どういう風にデートしたら良いのか解らず彼女には不憫な思いをさせました
しかしデートがマンネリ化してきたある日突然彼女がホテル行こうと言いだしたのです
もう自分はわけが分からなくなりどうしていいのかも解らず呆然としてると、彼女が車の助手席に乗り込んで海の見えるホテル(モーテル)とナビを検索し始めました
自分はモーテルなんぞ行った事も無いし、しかも童貞!
ばれるわけにはいかないと思い精一杯の知ったかぶりでホテルの部屋へ
入室した途端に部屋の電話のベルにビビル!
フロントのおばちゃんの電話に丁寧すぎる対応
彼女は笑ってる(汗)
とりあえず落ち着きを取り戻そうと一服
何となく聞こえてくるバスタブにお湯を注ぐ音
これから起こり得る事への興奮やら緊張感(うまく出来るのだろうか?童貞ってばれないだろうか?)
彼女が風呂場から戻って来る
隣へ腰を下ろす
会話は無く有線から流れる90年代のポップス
お互い見つめ合い抱き合う
キスは何度もしてるので落ち着いていられた
彼女が先にシャワー浴びてくればと言う
言われるままにシャワーへ
出ると部屋は照明を落としてボンヤリと彼女の姿が確認出来た
何も言わず彼女はシャワーへ
一人でベッドに横たわり自分なりのイメージトレーニングに集中する
下半身はビンビンだった
すぐイッテは失礼だ
ここで一発抜いとくか?
などと思っていたら彼女が近づく気配
何も無かった様に振る舞い冷蔵庫のビールでとりあえず乾杯
記念日だねと彼女
それから自分は何か理性が飛んでしまったというかスイッチが入った様に彼女の身体にむしゃぶりついた
彼女はまったく動じなかった
なんとなく年上に見えた
初めて見る彼女の身体
ビデオでしか見たこと無いような裸
丸みを帯びた身体は柔くそして何よりも白かった
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段々と押し殺していた声が洩れてくる
更に指先を下の方へ移動すると息遣いが荒くなる
いよいよ局部へ指先が侵入すると自分の思い描いていたそれとは違い凄く濡れていて熱かった
いよいよ挿入
思いの外スムーズに入った
ホットドッグプレスが初めて役に立った時だ
ただ正常位をまっとうするので精一杯だった
彼女は可愛い声を洩らしながら涙を流した
俺はわけわからず果てた
彼女は、ずっと俺を抱き締めていた
俺も彼女をいとおしく思い抱き締めた
思い返せばあっけない童貞とのお別れだった様に思える
それから俺は狂った様に彼女を求めた
何回でも出来ると思った
しかし会えばセックスというデートがマンネリに拍車をかけ半年もせずに別れた
あの時もう少し彼女の事を考えられたならと今更ながら後悔している
今ではお互い結婚し子供もいる
クラス会ではお互いの家庭の不満を言い合う「友達」だ
あの日に戻れるならなんてお互い言わない約束をしている
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